シングリックス(帯状疱疹ワクチン)1回目
7~8年前に母が帯状疱疹になった。幸い軽くてすみ、発疹は首だけで他には広がらなかった。顔には発症せず目にも影響がなかったのは幸運だったのだろう。とはいえ、軽いとはいってもひどく痛がっていた。
母とわたしは体質がそっくりだ。ということは、自分もいつ帯状疱疹を発症するかわからない。しかもわたしは15年ほど前にストレスで免疫ががた落ちした時期に口唇ヘルペスを繰り返した。ということは、免疫低下で発症する帯状疱疹もあぶないな、とずっと思っていた。
ワクチンが開発されたことは知っていた。打ったほうがよいとは思いながらも、対応している病院を自宅の近くで探せなかった。また、値段の高さ(44,000円)と副反応(人によっては発熱までするらしい)を思うと、なかなか行動できずに3年間過ぎてしまった。
ワクチン接種に補助が出る自治体もあり、そうした地域に住んでいる友人たちがまず、次々に「打ったよー」と言い出した。うちの市はどうだろう、少し待ったら補助が出るかなぁと思ったが、これまでの諸々を考えると、たぶんそういうことにはならない。市内に大きい企業がないので、財政はなかなか厳しいのである。
つらつら考えているうちに、第二陣の友人たちが「打ったよー」と言い始めた。みな自費だ。「(腕の腫れや頭痛といった副反応のうち)一番痛かったのはお財布……」というのもお決まりだった。
そんなある日、市内のクリニックでこのワクチンが打てることを知った。自宅から徒歩7-8分でアクセスもよい。今年からは、インフルエンザやコロナのワクチンもここで受けた。
先日、健康診断後の健康指導でこのクリニックに来た。そのとき、良い機会なにで「ここでシングリックス打てますか?」と聞いてみた。すると「ええ、予約してもらえば」というので、「今だ!」と思い切って日時を予約したという顛末だった。
そしていよいよ接種当日。筋肉注射ということで肩に刺す。コロナと同じだ。
注入のときはかなり痛かった。コロナもこんなだっけ?と思っているうちに終了。30分間の「安静時間」も無事にすぎ、その晩は一度も目が覚めることなく眠った。つまり発熱しなかった。
だが翌日、軽い頭痛がして熱を測ったら微熱がある。動けないほどではなく、通院の予定があったので電車に乗って外出したがやはり調子が悪い。腕も痛いので早々に帰ってきて解熱剤を服んで寝ていた。それが昨夜だった。
そして翌々日(2日後)に当たる今朝。起きて早々に熱を測ったら、昨日よりは低いがまだ平熱ではない。腕も痛いが、動かさなければ問題ないくらい。
今日も外出しなければならないが、頭を使う用事ではないのでなんとかなるだろう。副反応は、平均3日間で回復するというので、明日はもっと本調子に戻れたら良いなぁ。