ユニクロのビジネスモデル、素晴らしい!
長袖Tシャツがほしいと思った。
異様な暑がりのわたしは、12月くらいまで毎日半袖Tシャツで過ごす。だが1月や2月は長袖がいるだろう。
一昨年までは必要なかった。長く常駐していた出版社は空調温度が高く設定されていたので、真冬でも中では半袖で、行き帰りだけコートを着ればそれでよかった。
去年は常駐から離れて完全フリーランス、気ままな在宅家業となった。そこで初めて、自分が長袖のTシャツを持っていないことに気づいたのである。それまで自宅ではジャージしか着ていなかったのだ。
しかし、1着くらいは必要だ。黒の長袖Tシャツを買おう。
今年の1月にそう思ったが、イトーヨーカドーに出かけても、Tシャツなど置いていなかった。
お店というのは季節先取りだ。世の中の人が長袖Tシャツをほしいと思うのは9月後半。その後はお店から消えるのだ……と、やっとわかった。服の買い物が苦手なわたしは、この年までそんなことも知らずにいたのである。
さて、その教訓を活かして、まだ感覚では真夏である9月にお店に行った。自宅から徒歩圏内にあるユニクロだ。
半袖Tシャツはちゃんと見つかった。ところが試着をしてみたら、Sでも袖が長すぎる。わたしは手首が完全に出る袖丈でないと着られない。長すぎては何をするにもじゃまになるからだ。
試着したSサイズを返すとき、店員に「もっと袖が短いのはないですよね?」と聞いてみたら「XSがありますが店舗にはご用意がありません。オンラインショップでの取り扱いになります」という。
親切な担当者だったのでスマホで調べてくれたが、袖丈のサイズが出ていない。これなら自分に合うのかどうか、というのがわからないのだ。考えこんでいたら「キッズサイズの160というのもあります。そちらを試着されてはどうでしょう」と提案された。
早速着てみた。欲しいカラーのブラックはないがブラウンがあったので試してみる。160では袖が長かっが、150がぴったりだった。手首が出る丈でちょうどよい。
やっと見つけた長袖Tシャツ! と思ったが、ほしいのは黒なのだ。やれやれ振り出しにもどるのか。また今年も長袖Tシャツを買うことはできないかと思いつつ、とぼとぼと自宅に帰った。
諦めきれずにオンラインショップをぼうっと眺めて見たら、トップページに「店舗引き取りなら1着でも送料無料」とある。
あっ、これこれ! これならいいんじゃない? オンラインで注文してリアル店舗に引き取りにいけばいいのね。オンラインショップにはキッズ160の黒は、ちゃんと在庫がある。
なぁんだこうすればよかったのか。早速注文し、昨日取りにいった。
というわけでやっと手に入れた黒Tを着てみる。いい感じ。サイズ感が合うのはわかっていたが、色も思っていたとおりだ。
なるほど、こうやって、店舗で試着してサイズを確認し、ほしい色がなければオンラインで注文すればよいのか。
店舗引取なら1着でも送料無料というのは大きい。次からはこうしよう。