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「恩も恨みも岩に刻む。水に流すのはトイレだけ」 「一点を掘り下げていく能力をもつ分、周りが見えない。視野の狭さは『のぞき穴』並み」。これ、ある西洋占星術サイトに載っていた蠍座の特性である。結構な言われようだが、自分がまさにそうなのだからしょうがない。そう、わたしは蠍座of蠍座、なんたって蠍座の最初の日に生まれている。「蠍座第一デーク」といって、最も蠍座らしい蠍座だそうだ。
 星占いというと、これと大体似たようなことが書いてある。長所は「人を裏切らない、恩を忘れない」「集中が得意」、短所は「裏切った相手を許さない」「視野が狭い」。子どもの頃からこんな占いをずうっと見て、「当たってる!」と思いながら大人になったのである。余計その傾向は強くなっただろう。
 以前「あなたは占い師に向いているから勉強したら?」と言われた。蠍座に向いている職業のひとつらしい。日本の西洋占星術師草分けであるルネ・ヴァン・ダール・ワタナベの孫弟子に教えてもらったこともある。もう30年も昔のことで、ホロスコープの読み方などすっかり忘れてしまった。
 だがここへ来て、ちょっと勉強してみようかなと、ある講座に申し込んでみた。ホロスコープの面から自分の性格を掘り下げてみたくなったのだ。
 無料サイト https://www.arijp.com/horoscope/ に生年月日と生まれた時間、場所を入力するだけでホロスコープは簡単にできる。これを使って初級編は、「太陽および地球に近い4つの惑星」の位置で、自分の性格を知ろうというのだ。やってみたので簡単に書いておこう。

☉ 太陽(オフィシャルな性質・能力):蠍座
            キーワードは「集中、狭く深く、徹底的に」
☽ 月(プライベートな自分):双子座
            キーワードは「情報活用、組み合わせ、工夫」
☿ 水星(知性・思考・ビジネス):蠍座
             キーワードは「探究心、解明・表面化、本質」
♀ 金星(美意識・趣味・好み):乙女座
              キーワードは「清潔、整う、毎日の積み重ね」 
♂ 火星(行動力・実行力・勇気):獅子座
              キーワードは「エネルギー、行動、自信、自立」

 ビジネスということで水星を見ると、「解明・表面化」もキーワード。ごちゃっとした情報やノイズのかたまりを解明・表面化していくことばの仕事は向いているようだ。校閲、翻訳校閲、英語教材ライティング、つまりことばを生業とするわたしとしてはとても嬉しい。
 気分がよくなったところで、今日はここまで。あとは追い追い見ていこう。そのうち続きをまた書くので、わたしと個人的な知り合いの方は「へえー」と思って見てやってくださいませ。そうでない方は「なるほどホロスコープはこうやって読むのね、惑星(記号)がどの星座にあるかを見るだけで、ここまでわかるのか」という感じで見ていただければ嬉しいです。

注記:ホロスコープを読む第一ポイントは、太陽および各惑星の記号。この対応を知れば、だれでも ↑ のわたしと同じだけのことが読めます!
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%91%E6%98%9F%E8%A8%98%E5%8F%B7


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