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2023年鑑賞映画セレクション10

みなさま、おはめりこんめり!
すでに2024年ではありますが、昨年2023年に鑑賞した映画で好きだった映画10本をまとめてみました⸜🐏⸝

2023年に鑑賞した作品は、199本。
この中には、再鑑賞した作品、短編映画も含まれています。
また、IMDbに登録されている作品のカウントなので、実際の鑑賞本数とは誤差がある可能性がありますが、その辺は気にせず!

このセレクションの注意点は2つ。
公開年にかかわらず、2023年に鑑賞した作品であること
・賞レースや評価に関係なく、自分が好きだと思った作品であること

この注意点をご理解いただいた上で、読んでいただけると嬉しいです。


1. Roald Dahl's Matilda the Musical (2022)

2023年最初に観た作品。
1996年版も観たことはあったけれど、こっちの方がエンタメ感が増していて好きかも。ウエストエンドでの公演も観たい!と思ったくらい。
オーディションで選ばれたというマチルダ役の女の子の歌がめちゃうまだし、セットデザイン(特にマチルダの家)が好きでした。
マチルダだけでなく、子どもたちの歌唱・ダンスシーンが素晴らしいし楽しさもありながら、ロアルド・ダールらしいダークな部分もあって、最後には元気になれる作品。
新年1本目としては良いセレクションだったなと個人的に思っています。

2. Bones and All (2022)

ティモシー・シャラメ出演のちょいグロ血まみれ人肉喰いラブストーリー。
苦手な人も多いジャンルだと思うし、私もそこまで好きなジャンルではないのですが、ティミー見たさに映画館へGO。
結果、美しくて切ないラブストーリーでした…!
ロードムービーの形式を取っていることで、主人公たちの成長や変化が見えやすかった気がする。映像に少し懐かしい質感があるのが好みでした。主人公の境遇は恵まれたものではなかったけれど、そのお芝居が良かったなと思うし、そこに儚さの似合うティミーが少し狂気を滲ませていくのが良かったです。

3. The Banshees of Inisherin (2022)

どうしても映画館で観たくて、上映終わりがけの時期に映画館に駆け込み!
マーティン・マクドナー監督作品ということで、期待していました!簡単に言えば、おじさんたちの壮大な喧嘩だけど、それ以上に深い作品です。
まずは映像が綺麗!島の景色が綺麗で、どんよりとした暗さもあるけど、それが住人たちの心を映しているなと感じます。
やはり人間のリアルな部分、特に暗い部分を描かせたら敵う人はいないんじゃ無いかな…。孤独、寂しさ、醜さ、怒りをこんなに美しく描けるなんて…。
ただ、アクセントが強くて字幕なしではキツかったので、改めて字幕付きで観たいなと思っています。

4. Adolfo (2023)

ベルリン国際映画祭で観た作品の1つ。
Generation 14plusという若者特にティーンを描く作品を対象にしたカテゴリに選出されています。
主人公が父親の葬式に向かう途中で、ちょっと変わった女の子に出会うボーイ・ミーツ・ガール作品。主人公、女の子、そしてサボテンの冒険物語です。
監督にとっては本作がデビューなのだそう。映画祭ではキャスト陣と共に登壇して撮影時のお話などをしていました。
親子関係やティーンの悩みや甘酸っぱさが詰まった愛らしい作品で、映画祭で観た作品の中ではかなり好きなタイプでした。

5. Remembering Every Night (2022)

こちらもベルリン国際映画祭で観た作品。
フォーラムというカテゴリには日本から2作品選出されていて、どちらも良かったのですが、最近の私の気分はこちらがより好み。
本作は多摩ニュータウンを舞台に、それぞれ違うバックグラウンドを持つ3人の女性を追っていきます。彼女たちの行動を通して、街の人々や記憶に触れていく、温かさと優しさを感じる作品です。
映画祭では監督が登壇していて、その人柄が作品に表れているように感じました。
3月2日から日本でも公開されるそうなので、興味がある方はぜひ観てみてくださいね。

6. Fan Girl (2020)

フィリピン映画にはあまり馴染みがなかったのですが、こういう作品も作るんだ!と発見だった1作。
人気俳優の追っかけファンの女の子が、俳優の自宅に忍び込み、彼の知られざる姿を目撃してしまいます。
はちゃめちゃな展開もありますが、少女の家庭事情や人気者の苦悩みたいなものも見えて、面白いなと思いました。誰もが好きな俳優たちのリアルな生活を知りたいと思うことはあると思うし、それを実行しちゃう勇気(と言えるのかな)がすごいなと思ったりしました。
またフィリピン映画見てみたいな〜と思っています。

7. Mank (2020)

「市民ケーン」の脚本家ハーマン・J・マンキウィッツを描いたNetflix制作作品。アカデミー賞10部門でノミネートされたことでも話題になっていましたよね。
デイビッド・フィンチャー監督、ゲイリー・オールドマン主演でハズレるわけがないのですが、やはり面白かった…!
アルコール依存症を患いながら、「市民ケーン」の脚本を執筆していたマンクを描く本作は、同作へのオマージュもあり、観たことがある人はより楽しめると思います。私自身、本作を見た後に「市民ケーン」をまた観たいと思ったくらいなので、この2作品をセットで観るのがオススメ!

8. Fallen Leaves (2023)

ロンドン国際映画祭で鑑賞した本作。
日本でも2023年12月に公開されています。
アキ・カウリマスキ監督の最新作は、労働者3部作の4作品目(3部作とは…?)。厳しい生活の中で生きる男女を中心に労働者たちの生活を描きます。
舞台はヘルシンキ。常にどんよりとした天気なのも、彼らの生活の厳しさを描いているよう。ですが、皮肉も含むようなユーモアもあったりして、会場では笑いも起きていました。
少し気分が落ち込むようなシーンもありましたが、結末は好きだったし、81分という短めな上映時間に対して濃い時間でした。

9. John Wick: Chapter 3 - Parabellum (2019)

去年はジョン・ウィック4が公開されましたが、私はまだ観れておらず…。
その代わりに1−3を一気に観ました!いわゆるJohn Wick Marathonです!
私は定期的にジョン・ウィックみたいな銃をガンガン撃ち合うような作品を観たくなるんです(笑)
今回は前作の続きで、掟を破ったことで懸賞金をかけられたジョン・ウィックと組織や暗殺者たちの戦いが描かれます。
ストーリーはあるのだけれど、ひたすらに銃を撃ち合う感じがスカッとするんですよね。昔の作品だとそういう作品たくさんある気がするけど、最近は少なくなったように感じます。早く最新作も観たいです!

10. Saltburn (2023)

「プロミシング・ヤング・ウーマン」のエメラルド・フェネル監督の最新作。
オックスフォード大学の学生たちのひと夏を描いた本作。それだけ聞くと青春映画のようですが、予告編やポスターから分かるようにダークな部分も。
学内で自分の居場所を見つけられずにいた主人公と、お金持ちで人気者の男の子が出会うところから物語は始まります。人間の欲望が渦巻き、美しくも残酷で狂気を感じる130分。
ストーリーにはどうして?と疑問を持つところもあるかもしれませんが、映像が豪華で美しく、音楽も当時の人気楽曲がたくさん使われているので、いろんな点から楽しめる作品です。
すでにAmazonプライムビデオで配信されています。元気のある時に観るのがオススメです。

以上、私が2023年に観た作品から10作品を紹介しました!
みなさんが好きな作品は入っていましたか?
未鑑賞の作品も少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです!

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