成長は仕方なくするもの。
また、どこかで深くお話ししたいことですが、成長って生まれ変わりなんだと思います。
今までの自分が死に、新しい自分に生まれ変わる。サナギが蝶になるように、同じ個体なのに、全く別物に変容する。
これまでの自分に別れを告げるところから、成長は始まる。
とするならば、何のために、これまでの自分とお別れするのか?が、大切であり、目的のない安易な成長信仰が、私は好きではありません。
今のままでは解決できない問題があり、これまでの自分では成し遂げることができないことがあり「仕方なく成長」と言う道を選ぶと私は思っています。
成長したいんです!と言う若者や、成長しろ!と激励する上司の方々は「死にたいです!」とか「死んでこい!」と安易に言っているように感じます。
今、正に、この1週間、成長支援事業に携わっているなかで、参加者の若者たちがコレまでの自分と別れを告げようとしています。
昨夜も深夜3時、4時までチームメンバーと向き合い、自分と向き合い、涙を流しながら、成長の時間を過ごしていました。
動機が「今の自分が嫌いだから成長する」だったとしても、もっと今の自分をみつめ、向き合い、受容れることからじゃないと成長への道はスタートしません。
コレまでの自分も愛し、感謝し、そしてキチンと別れをつげる。
プログラムも残り3日、今夜が最大の山場。安心して旅立てるように最後まで看取り、新たな生まれの瞬間に立ちあいたいと思います。