メンタイーコ 後編
俺がメリノだ
今回、俺は筆を執ったが、別に誰かにこの文章を読ませるつもりはない
https://note.com/merino___/n/n637164cd5289
3DAY
乳飲み子の時、アンドレの腕くらいあるバッファローの巨角が耳の穴に突き刺さったあの時のような頭痛で目が覚めた
この時ばかりは、お前に心臓を撃ち抜かれただけで死んでいただろう。
その辺のあほ共は、あと二日ほど横になるところだが、そんなおまえらに教えておいてやる。
時間とゲロは待ってはくれない・・・
俺は部屋を出てチェックアウトを済ませた。
他の奴らもぞろぞろと出てきた。
床にへばりついたガムのような汚いしみったれあほ共は、浜辺で板に乗ったり肉を焼いて食べたりするらしかった。
事前に俺は参加すると言っていたが、不参加になっていたので参加しなかった。
そんな鼻くそを食ってへらへら笑っているのがメキシコ1似合うクソどうしようもないくそレジェンド・オブ・あほ共は放っておいて
腹を空かしたチンポ野郎達、ナメクニ、スイカと飯を食うため西のほうに歩く。
水炊き
昨日、マザーファッカーと水炊きを食べる約束を愛らしい昨日の俺がしたらしい。
マザーファッカー
黒のシャツを身に纏い、黒の下半身を常に露出させている町の情報屋
一族の呪いで常ににこやかな顔をしているイカれた男
俺たちはすたれた店の前に立った。
ドアを押さなくても壁のやぶけた穴から入れるんじゃないかと思うくらいぼろい店だ。
名前は覚えていないが有名な店らしく、老若男女のあほで賑わっている。
俺たちはサルーンでバーボンを注文するように水炊きを注文する。
ガタイが良さそうな、強面っぽい女将が静かに頷く。
俺たちは料理が来るまで人形で遊んだ。
人形には死者の魂が宿るとされており、人形と遊ぶことにより死に恐怖していない、
むしろ歓迎しているのだと示す習わしに従った。
びっく
マザーファッカーが異界から召喚したお気に入りの藁人形
強者のオーラを放つ顔面にサソリのタトゥが入ったような女将が盆を持ってきて
鶏が入ったちっちゃい鍋を出してきた。
俺は泥水のような白い汁に口をつける。
うっすい汁だ。
だがその薄味の鳥の汁がイカれた腹に響きやがる…
俺は女の腹の中で一人暮らししていた頃のやさしい記憶に呑まれ、涙しながらつぶやいた。
「薄い・・・」
さっさと鍋をたいらげて俺たちは店を出た。
マザーファッカーとびっくは買い物に行き
ナメクニとスイカはもつ鍋を食べに行くらしい。
俺はメキシコの風に当たりたくなったので帰ろうと告げた。
その時、ナメクニが俺の髪を掴み上げ
「もう一泊してそのボケたツラを洗いやがれ!」
と懇願してきたので、俺たちは俺の泊まるモーテルを探した。
あっさり見つかり、モーテルにチェックインし、皆と別れた俺は一人で荒野に足を向ける。
昼スト
なんと、このメンタイーコの町は左側通行を徹底しているので、
Uのように、3歩歩けばあほとぶつかりメリケンサックで顔面タコ殴り顔面トマト祭りを開催する事があまりない。
俺は優雅に歩きながらストを行う。
ただ、昨日と違って足取りは重かった。
俺の心は焦りという毒に蝕まれていたのだ。
だが真の男である俺はそんなことは待ったく気にならない。
いったんケゴに座り強めのチャンゴをあおった。
俺には燃料が必要だった。
一服が終わり、ケゴを回ったり国際通りを行ったり来たりする。
昨日よりオープンしない。
だが、タイソンよりも毛がある、まさに真の男であるこの俺はバンビに声をかけ続けた。
体が熱くなってくるのを感じる。
風とガンシカが心地よい・・・
俺は今、スト師になった。
そらから
一時間半後・・・
俺はベッドで目を覚ました。
ふぅ・・・
そう。
もちろん一人でだ。
熱くなったのは勘違いだ。
真の男にも勘違いすることがある。
お前らも知っていると思うが、眠くてやる気のない時は寝た方が体にいい。
これからはお前らもそうしろ。
少し元気が出たのでもう一度出撃する
絡みスト
17時。
空から明るさがなくなり、月の吐いた冷たい風で俺は歯を食いしばる。
何声かした時、ケゴで俺と同じくらい毛がある男に目が行った。
おれはミナミを発見した。
ミナミ
メンタイーコで一番バンビを殺したといわれているイカれた男。
黒い服を着用し、よくわからん黒い箱を覗く宗教に入信している。
アーノルドくらい太いと噂されている俺の腕がミナミを捕まえ、とりあえずKPをする。
ミナミの雄の熱気のせいか、次々にあほどもが集まり、kpするあほが急に6人くらい増えた。
どうやらこいつはカリスマみたいだ
俺が小粋なジョークを飛ばしている内にミナミは何処かへ消えた。
俺はこういう男だ。
残ったあほどもと町を練り歩く。
小粋すぎるジョークで2人ほど死者を出したおかげで調子が出てきた。
昼間よりは容易にオープンする。
疲れが取れたおかげで俺も左側通行できているのだろう。
でかい建造物の前で若い女がオープンした。
ヘラヘラしているノリのいいバンビだ。
俺は右の拳でバンビを落ち着かせ、ゴマサーバという食べ物を探してると伝えた。
飛び散った歯を拾い集めながら「知らない」とバンビは答えた。
俺は舌を打ち、スマッホンを取り出しゴマサーバがある店を探すことにした。
俺は我慢はできないがスマッホンは触れるのだ。
ゴマサーバの旅人
適当な身の内話をしながら暗い地下道をしばらく歩く。
人がいなさすぎでおっぱじめるところだ・・・
だんだんいい匂いがしてきて、俺は店に呼ばれていると感じた。
突き当りを左に曲がると、目の前にさびれたサルーンが現れた。
壁にゴマサーバの絵が描いていたのでおそらくここだろう。
俺たちは気づいたら30分ほど歩いていた。
店に入ると女将がラストオーダーの時間だという。
黙れ!
俺はチャンゴとゴマサーバを頼んだ。
俺がしばらく待つと、女将がゴマサーバはもう品切れだとぬかしに来た。
それを聞いた俺とバンビはひょうきんな顔をし、声を出して笑った、
そして俺はあいつの右頬に左の拳をご馳走させ、
店に火を放った後、煙が服に着かないように急いで外に出た。
旅のセケス
外に出ると、俺のモーテルまで5分の距離。
物わかりの悪いお前らもようやく理解ってきただろう、
そう。俺はここまですべて計算でしている。
おまえらはみんな俺の手の内で踊るコマに過ぎない。
お前も俺のような真の男になりたかったら2手、3手先を考えて行動しろ。
すっとバンビの手を握り、俺らはモーテルに向かって歩き出した。
俺のセックスはここから始まる。
恋愛や性癖の話をする。
このバンビは経験が少ないようで、気持ちよくても声出す女はエアプだと俺にイキって来た。
じゃあお前は絶対に声を出すな!
酒とつまみを買って部屋で飲む。
多少のグダを挟みながら電気を消してまぐわい始める。
E杯。太いがいい肉感のバンビだ。
腕から肩へと指を走らせる。
乳腺を触るころにはハァハァ言いながら悶える。
焦らしに焦らして秘部に指を入れ、Gと豆を同時に刺激するとたまらず声を出す。
勢いそのまま強引に挿入し、バンビは乱れ狂い、俺は即れた安堵感でドラム式ピストン2回転した。
バンビと俺はそのまま果てた。
すこし腕の中でまどろんだ後、バンビは友人と会うらしくモーテルからそそくさと出て行った。
終わったら帰る女はいい女だ。
その後、俺は一服しながらトゥイッターに即報を上げ、
それに反応したサブマリやアキトと合流し、俺たちは俺を称えて抱き合った。
その後、傍にいたスイカやヒソカと何回かコンビをしたが、いつのまにか全員消え、俺は朝までストをした。
4DAY
俺はゴミ貯めの中で目を覚ました。
いや、よく見るとびちょびちょに濡れたあのモーテルのベッドだ。
俺は頭を持ち上げ、昨夜のこと思い出した。
そうだ
俺は一人でナッカスまで歩き、一人でどぶのように臭いラーメンを食べたのだ。
つまり俺は口臭にゴミ貯めの夢を見せられていた。
口臭は忘れたことにして、
とりあえず荷物をまとめてあいつらと合流する。
俺はコンビニでチャンゴをあおる。
すると、俺の前に一台の車が停まり、ガラスの窓から例のくそあほボケカスパッパラパー園芸の腐ったクソ極彩色お花グループの面々が顔を出した。
あいつらは今日も車でどっかに行くらしかった。
俺はあいつらに唾を飛ばし朗らかに別れを告げた。
「地獄へ落ちろカス野郎ども」
つまり俺は、一人でゴボオテンウドンというものを食べた。
温かい汁ともちもちの麺が体の芯をホットにし、俺は完全体に成った。
いつか…この長いゴボウをあいつらの鼻の穴に詰めて爆破した後それを眺めながらゴボオテンウドンをゆっくり食べたいものだ。
腹も膨てれやる事もなくなった。
俺は今回の楽しい汚名でを思い出した。
優しく愉快なメンタイーコのあほ共、清楚で可憐なバンビ達、そしていつものUのあほ共。
しこたま飲んだし、しこたま暴れた。
50年ぶりに笑った。
復讐のために始めたストが、酒と性欲という歓びで頭を柔らかくし、
こんな異国の地でも友を作ることができたことをうれしく思った。
俺はそんな感傷的ななにかに胸をくすぐられながら、さっさと店を出て、高速トロッコ乗り場のトイレでゲボを吐くのだった。
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