ブログで稼ぐのは簡単(2021年7月18日放送回)
今日は「ブログで稼ぐのは簡単」というテーマで話をしていきます。
誤解しないで欲しいのは「誰でもブログをやれば、お金を稼げるよ!」と言っているわけではないです。あくまで16年間やっている僕からすると「簡単だと思う」という話ですね。
さじ加減が分かると上手くいく
なぜブログでお金を稼ぐことが簡単かと言うと、ブログはある程度やっていくと、何をやればいいか分かってくるんです。
ブログでお金を稼ごうと頑張っている人たちは多いですけど、上手くいっていない人が多いです。「何をどのぐらいやればいいか」というさじ加減、バランス感覚が分からないからです。
それはそうです。ブログでお金を稼いだことがない人は、ブログでどのぐらいやったらお金を稼げるかなんて分かりませんよね。
プロサッカー選手になったことない人が、どのぐらいの強さでボールを蹴って、どのぐらいのスピードで走ればいいか分からないですよね。でもプロサッカー選手だったら、それが分かります。
「周りはこのぐらいだから、このぐらいの速さで走ればいい」「このぐらいの強さでボールを蹴ればいい」「どういうトレーニングをしたらいい」ということが分かる。
結果が出るかどうかの違いはそういうことを把握できるかできないかです。
「誰でも稼げるわけじゃない」と言ったんですけど、これはその通りです。稼げている人は判断基準とかバランス感覚があるし、稼げていない人はそういうものがないから。
ブログの売り上げは安定しない
僕は16年間ブログをやっているので、ある程度バランス感覚はあるんです。
この話も誤解しないでほしいことは、いくらでも稼げるかと言ったら、それはまた別の話です。売り上げを増やしたい気持ちの面と、現実的に売り上げを増やせるか実務的な面があります。
売り上げを増やしていこうと思ったら、人を雇ったりしなきゃいけないわけで、そうなってくると当然リスクがあります。
ブログは売り上げが安定するビジネスモデルではないです。誰でもできるいい面もあるんですけど、その分、参入者がどんどん入ってきます。
第三者に依存する部分も多いので、売り上げの安定は難しいです。
今からでもブログで稼げる
ブログで稼ぐのが簡単と言っても「どれだけでも稼ぐことができる」と言っているわけではありません。あくまでブログで多少なり稼ぐこと自体は全然難しいことだとは思わないです。
今からブログを立ち上げて、収益化することも全然できます。実際にやっています。
ここ1ヶ月以内にブログを立ち上げたことはないですけど、半年以内で立ち上げたことはあります。そこまで力を入れていないですけど、今のところ上手くいってます。
そのメディア運営には、僕がなるべく入らないようにしています。最初に「こんなことをやろう」「こういう方向性で」というのは僕が一通り決めます。
ただ実際に記事を書くことは僕はやっていません。記事をチェックすることも基本的にはやらないです。うちのスタッフに任せているんですけど、SEOも結構いい感じで上がっています。
人の役に立つ記事を書けば上がる
ブログでお金を稼ごうと思ったら「SEOで上がるかどうか」。つまりは検索結果で上位表示されるかどうかです。表現は難しいですけど、言ってしまえば簡単です。
簡単と言うと語弊があって、ネガティブに捉えてしまう人もいると思うんですけど・・・
今のSEOは高品質な記事を書くことが重要と言われています。人の役に立つ記事が上位表示されやすいです。
Googleは広告収入で成り立っています。人に役に立つ記事を上位表示すれば、Googleを使ってくれるユーザーが増えます。
そうすると広告収入が入ってくるので、Google側もそういう記事を上位表示できるよう日々頑張っているわけです。
YMYLジャンルで上げるのは無理
ある程度質の高い記事を書き続けていれば、Googleに全く評価されないことは基本的にあり得ないです。
ただ一つ注意することがジャンル選びですね。今のブログはジャンルが大事ですけど、「YMYL」と言われるジャンルはやめた方がいいです。
医療、健康、病気というクエリは、記事の質が高いとか低いに関係なく上がらないです。僕がやろうが、誰がやろうが上がらないです。
YMYL以外で質の高い記事を書いていれば、基本的に全く上がらないことはないはず。
経験を積むとやるべきことが見えてくる
だからと言って、百発百中で全部が全部稼げるようになるわけではないですよ。でもある程度力を入れたものとか、ちゃんとしているものに関しては、ちゃんと結果が出ています。
伝えたいことは、とにかく最初のうちは何も分からないので、ガムシャラに動いていくしかないってこと。そうすると「これをこのぐらいやるとこうなるのか」ということが少しずつ分かってくるんです。
例えば1つの記事を2週間~1ヶ月かけて記事をいくつか書いてみます。一方で、1つの記事を1時間ぐらいで書いていくつかやっていく。
その検索順位を追っていくと、初心者の人だとそこまでいかないかもしれないですけど、ある程度経験がある人だったら、明らかに差が出てきます。
要は時間をかけて書いた記事の方が明らかに検索順位の落ち着きが良かったり、上がりやすいことが多いんです。
Googleは高品質の記事を上位表示しようとしているから、そういう結果になるということです。
こういうことを繰り返しながら、どのぐらいやれば、どのぐらいの結果が出るのかをいろんなところで確かめていくんです。そうして検索結果がある程度評価されてくると、アクセスも増えてきて、ポツリポツリと売れ出します。
「なるほどこうやれば売れるのか」「これをもっと増やすためにはどうするんだろう?」「もっと上位表示するためにはどうするんだろう?」と考えながらやっていく感じです。
まさにこれがブログの経験値を貯めるということです。
ブログで稼ぐ方法
ブログでやることっていつもほとんど変わらないんですよ。ある程度やっていくと体系化されてきてルーティンワークになってくるんです。
ブログでやることは本当に単純なので、簡単に話します。
最初にジャンルを決めてブログを立ち上げます。基本的にブログ運営とかブログで稼ごうと思うと、ひたすら記事を書き続けます。記事を書いている時間が99%です。
記事を書くときにはキーワードを考えます。自分が脱毛に関してのブログをやるなら、脱毛で悩んでいる人が絶対に知りたいことがいっぱいありますよね。
例えば「脱毛は痛いの?痛くないの?」「日焼けしても脱毛ってできるの?」みたいなことです。
そうすると「脱毛 日焼け」で検索してくる人がいます。脱毛関連のブログやるなら、基本的には必要になる情報です。
月間検索回数は気にしなくていい
「脱毛 日焼け」という記事は自分のブログに必要だから書きます。ここでキーワードの月間検索回数を調べる人もいるんですけど、僕はあまり調べないです。
調べることもあるんですけど、「脱毛 日焼け」みたいなキーワードだったら調べないです。単純な理由ですけど、絶対に検索需要があると分かるからです。
検索需要の大きさがどれぐらいあるかは別にして、大きくても小さくても検索需要があるから、記事を書きます。
記事を書くときもやることは同じで「脱毛 日焼け」で調べる人が「いったい何を知りたくて記事を読みにくるんだろう?」と考えるだけです。
「日焼けしても脱毛はできるの?」というコンテンツは書きます。そのコンテンツを書くには、日焼けをしていると脱毛できないなら、なんで日焼けしていると脱毛ができないか?を考えていきます。
〇〇という脱毛はできるけど、〇〇という脱毛はできないこともあります。そう考えていくと、付随していろんな悩みが出てくるはずです。そういう悩みを記事に書いてまとめます。
「〇〇という脱毛はこの脱毛サロンができます。〇〇という脱毛だったら、この脱毛サロンができます。日焼けしていても脱毛できる脱毛サロンは〇〇です」と紹介します。
ざっくり言うと、こんな感じでブログを書いていきます。
自己満記事では稼げない
実際に記事を書いていくときにどうするかはケースバイケースで違います。
重要なのは、どのぐらいの記事をどんなふうに書けば満足してもらえるかをつかめるかどうかだけです。それがつかめてしまえば、あとはそれをずっとやり続ければOK!
そんなに簡単に検索エンジンに評価されるかといったら、それはまた別の話です。とは言え、50記事、100記事と書き続けて全く評価されないなら、それは評価されない記事です。
ユーザーの役に立っていると思って自分が書いているけど、実際は役に立ってない。自己満足だけになってしまっているパターンも多いです。
Googleの立場になってみる
「ブログで稼ぐことは誰でもできるか」と言われたら、誰でもできないし、今の話をブログ初心者が実行しようと思ったら難しいはずです。
実際やろうと思ったら、最初はめちゃくちゃ難しいんですけど、ずっとやっているとそのうち感覚が分かってきます。
僕みたいにずっとブログをやってる人でも「これはどうしたらいいだろう?」と悩むこともあります。でもそういうときの打ち手は決まっています。
こういうときはこうした方がいい、こういうときはこう判断するということをいろんな条件から推測します。要は「Googleってこうしたいはずだから、これはこの方がいいだろう」みたいなことです。
Voicyで前に「ブログに広告はなるべく貼るな!」という話をしたんですけど、それと同じです。
それも誰かが教えてくれたわけじゃないです。何かを見て、広告をなるべく貼らない方がいいと思ったわけではなく・・・
Googleの収入源が広告だと分かれば、そういうことも自然と見えてきます。
Googleは広告の収入が9割だから、自分の広告が一番大事です。他の広告に売上を持っていかれるとGoogleは困るわけです。
ブログに広告を貼りまくると、検索結果が広告であふれます。その状況をGoogleが良しとするかと言ったら、嫌じゃないですか。
Googleの立場になったら、自分たちの広告から何かを買ってほしいと思うので。
ブログにはなるべく広告を貼らない方がいいという意見があるんですけど、そういうことも誰かに聞かなくても、ある程度周りの状況から判断できます。
そういうことを知ろうと思ったら、ブログに関してのこととか、何か一部だけを見ているだけでは考えられるようにはならないので、幅広い知識を身に付けることが大事になります。
いろんな経験が役立っている
「僕は16年前からブログをやっています」ってよく言うんですけど、16年間やってきたことはブログだけじゃないです。
僕はそんなに上手くいった方じゃないので、いろんなことにも手を出してきました。でもそれが今になって良かったなと思うんですよね。
いろんなことに手を出したからこそ、いろんなことを知っていたりするので。
・ブログアフィリエイト
・サイトアフィリエイト
・メルマガアフィリエイト
・PPCアフィリエイト
・ステップメールアフィリエイト
アフィリエイト関連のことだけ言ってもこれだけのことをしてきました。
特に2005~2010年ぐらいでインターネットが発達して、新しいものが出てきた時期でもありました。新しい手法も開発されて、僕はその辺のアフィリエイトでも稼げなかったので
・FX
・せどり
・海外輸入
・転売
などにも一通り手を出しています。
結果的に上手くいったのがブログでした。でも他のこともいろいろやっておいて今は良かったと思います。当時は嫌でしたが笑
ブログに関しても、長いことやっているからいろんな本を読んできました。今までの流れも全部見てきているから分かることもたくさんあります。
YMYLは知らなくてもいい
YMYLがSEOで厳しいと言われていますよね。これも何も知らないで「YMYLはSEOで厳しい」とだけを知っていてもどうしたらいいか打ち手が見えなかったりするんです。
「このキーワードはYMYLですか?」みたいな質問もめちゃくちゃよく来るんですけど「知らない」が僕の答えです。YMYLかどうかをGoogleは教えてくれないので。
「検索品質評価ガイドライン」の中に「YMYLはこういうものですよ」といくつか例が挙げられているだけです。「これがYMYLです。これがYMYLじゃないです」と全部網羅されていないので。
このガイドラインの9ページ目を見ると分かるのですが、Googleが教えてくれているYMYLジャンルはたったこれだけです。これ以上具体的に教えてくれているわけではないです。
だから僕に聞かれても分からないことが多いです。ただ、僕の考えとしては「特定のジャンルやキーワードがYMYLかどうか」は知らなくてもいいことなんですよね。
YMYLはサイト運営者のための概念じゃなく、検索結果を作る側の概念です。
これを知らない人も多いですけど、YMYLは「Your Money or Your Life」の略です。お金とか人生に深く関わるものですね。
・医療
・健康
・病気
・住宅
・就職
・ニュース
・EC(オンラインショップ)
そういうものは全部YMYLに入ります。なんでYMYLに入るか知っているかって言うと、Googleが例として挙げているからです。その他に関しては僕も分からないです。
YMYLは人生に関わってくるものだから、不確かな情報、変な情報を上げることはGoogleにとってめちゃくちゃリスクがあります。
WELQ事件
2017年に「WELQ(ウェルク)」というDeNAがやっていたサイトが問題になりました。
何が問題だったかというと、センシティブなキーワードで外注ライターにめちゃくちゃ安い金額で記事を発注。サイトで公開しまくって、検索結果を独占していました。
そのキーワードは「死にたい」「癌」でも上位を取っていたんです。
考えてみてください。
「死にたい」と検索している人に対して、Webライターが安く書いた記事で「あなたが死にたいと思っているのは自分のことをよく知らないから。自己分析した方がいいよ。これに申し込んで」と書かれていたらどうなりますか?。
中には死んじゃう人もいるかもしれないです。だからYMYLと言われるところで、信頼性があるところ以外を上位表示することはGoogle的にリスクが高いです。
Googleは記事の信頼性を判断できない
書かれている内容が正確か、大丈夫か、Googleはプログラムで判断できるかって言ったら、できないです。
なんとなくイメージできると思うんですけど、現実的に難しいですよね。だからYMYLで上位表示するのは、病院の公式サイト、厚生労働省などの信頼性がある機関などです。
匿名の個人が書いたものが正確な可能性より、病院が書いたものの方がちゃんとした情報が載っている可能性が高いです。だからYMYLは個人ブログが上位表示を狙うことが厳しいです。
こういうことも背景を知っているから分かるわけです。何も知らずに「YMYLはSEOに厳しいから攻めない方がいい」とだけ知っていると、「じゃあどうしたらいいだろう?」と全然思考がつながっていきません。
Googleがどう考えているかとかその辺を知っておくことは大事です。
YMYLはGoogle内部の指標にすぎない
検索結果を作る側の概念だと言ったのは、YMYLという概念がないと検索結果がちゃんとしているかどうかを評価できないんです。
世の中には、検索結果を評価する人たち「品質評価者」がいて、その人たちが無数にあるキーワードごとの検索結果を調べています。
YMYL、要は人生に深く関わってくるものとか、お金に関するものは責任があるから、変なものが上がっていたら困る。そういうことを評価しているということです。
だからセンシティブなキーワードで個人ブログとかよく分からないものばかり上がっていたら「この検索結果はダメだ」と次回のアップデートでGoogleはアルゴリズムを調整して検索結果を改善します。
その人たちがダメだと判断したからといって、検索結果が一気に変わるものではないですけど、検索結果を評価しながらGoogleは改善を繰り返しているというのは覚えておきましょう。
検索結果で判断すればいい
ブログをやっている人がYMYLを知っているかどうかは本来重要じゃないです。特定のキーワードがYMYLだと判断する必要はなくて、検索結果が目の前にあるんだから、その検索結果で判断すればOKです。
信頼性が高いところしか上位表示されていないんだったら、ここは厳しいと思えばいい。そうじゃなくて信頼性が低そうな、名もない中小企業とか、個人ブログが上がっているんだったら、そこを攻めてもいいと判断ができます。
自分が狙っているキーワードがYMYLかどうかは答えが見つかるものでもないです。だってGoogleが教えてくれないからね。
求められる信頼性の違い
YMYLの中でもSEOで上がりやすい上がりにくいというようにSEO難易度は違います。
さっき言った「癌」「鬱病」は本当に生命に直結するものなので、最高レベルの信頼性が求められます。
専門用語で言うと「E-A-T」と言われるものです。専門性、権威性、信頼性です。
例えば「青汁」も信頼性が求められるようになっています。でも「癌」とか「鬱病」というキーワードと比べてどうかと言ったら、そこまで高いものは求められないと思うんですよ。
なんでかって言ったら、変な青汁を勧めたところで、命に関わるものじゃないです。
そういうことをちゃんと自分の目で見て頭で考えて判断していくことが大事です。初心者やうまくいかない人はどうしても基準とか正解を探しがちですけど、見つかるようなものではないです。
存在しない正解を探しているうちはなかなか上手くいかないです。
自分で判断できる力を身に付けよう
僕のYouTubeチャンネル「ウェブ職TV」ではいろんなブログの話をしています。そういうものを見ながら、いろんなことを自分なりに判断していけるようになることが大事です。
判断ができるようになればブログで稼げるし、できるようにならなかったらブログでは稼げません。
ブログで稼ぐことは誰でもできる、簡単にできるわけじゃないです。でもそれができるように、これからもウェブ職TVだったり、Voicyが役に立てばいいと思って、今後も発信を続けていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。本ページの内容はVoicyを書き起こして、Web上で読みやすいように再編集したものです。元音声は以下で聴くことができます。面白いと思ってもらえたら、noteとVoicyをフォローしてもらえるとうれしいです。
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