詐欺被害にあわないために(2022年6月21日放送回)
今日は「詐欺被害にあわないために」というテーマで話をします。
前からいろんなブログに関する詐欺被害などの相談がたくさん来ます。「こういうことを言っている人がいるんだけど、これって詐欺ですかね？」っていうDMが無限に来ます。
今日そのことに関してツイートしたので、改めてVoicyの方でも録っておこうかなと思います。
本当にひどい人は世の中にはいて
「よくそんなこと言ってるな」
「いまだにそういうことを言う人がいるんだ」
「そんなことがあるんだな」
と僕自身もびっくりしたので、それを共有します。
1万%詐欺です
今回のケースは
「マッチングアプリで知り合った人から、ブログでお金を稼げるようになるという話を聞いた人がいた。それをやるには100万円かかるから100万円を払わなきゃいけない。でも、その100万円はすぐにペイできて100万円より稼げる。今、100万円持っていなくても融資してくれる人がいるから大丈夫。」
みたいな話でした。
「そういう話が来ているんですけど、詐欺じゃないですか？」っていう話が来たので、もう一瞬で「詐欺です」と。何も知らないけれど「そんなの絶対に詐欺だから引っかからないでね」っていう注意をして、Twitterの方でも注意喚起ということでツイートをしました。
この話すごくないですか？「ブログで稼げる方法を教えてあげるよ」みたいな話はよくあるし、それが全部が全部ダメだとは思いませんが、今回の話に関してはもう1万%詐欺ですよ。
ブログに100万円かかる？
そもそも何がおかしいかって言うと「100万円かかる」っていうのがおかしい。「ブログで100万円も何に使うの？」っていう話で、かかるのはレンタルサーバー代とドメイン代ぐらいです。
月に1,000円くらいなので年間1万円ぐらい。100万円あれば100年ブログ運営できますよ…。それぐらいブログはお金がかからないので、そんなお金をもらったところで使い道がないってことです。
あと「今お金を持っていないんだったら100万円融資してくれる人がいるから大丈夫」っていう「融資する人を紹介する」みたいな話なんですが、「いや、お前が100万円出せや」って思いませんか？
その人はこの話を人に紹介しているわけなので、その人もお金を儲けているわけです。この話が本当だったら、100万円どころじゃなくて、もっともっと1,000万円とか1億円とか儲かっているはずです。
100万円ぐらい貸してあげればいいじゃん。だって、絶対に返ってくるんだから。でも「貸さない」っていうのは、結局その人が儲かっていなくて、お金を持っていない。もしくは「絶対に稼げる」みたいに言っているけど稼げない可能性がある、ということですね。そうじゃなかったら、貸してあげればいいわけです。
勝手に話を進めてくる
相談してきた人は途中まで話を進めてしまって、向こうが書類を作り始めていたらしく
「書類を作り始めてるから無理」
「始めてもらわないと困る」
みたいなことを言われたそうです。
それもすごい話で、「書類を作ったから始めてもらわないと困る」っていうのは向こうの勝手な言い分ですよね。もちろん契約書を交わして、こっちが何かやらなければいけないっていうものを負っているんだったら、それはやらなければいけないかもしれない。でもそうじゃない。
そんな書類があるかどうかって言われたら、ないと思います。今の時点でやめたって「融資を受けるために必要な書類を勝手に向こうが作っている」っていうだけです。
それこそ100万円儲かると思ってやっているのに、100万円取れなくなっているわけなので、向こうにしてみたら損する話で「それは困る」とは思います。「もう少しで詐欺が成功だったのに」って…それもおかしいですよね。
まともなところだったら「やめる」って言ったら、そこに強制力なんてなくて、本人の意思を尊重するしかありません。それを無理やり進めようとしているというところもやばいです。
認識もおかしい
あと「クーリング・オフも付けるから大丈夫だ」みたいなことを言ってきたみたいですが、それもやばい。クーリング・オフってそういうもんじゃない。返金保証みたいな感じで言ってきていますが、クーリング・オフは法律で認められたものなので、付けたり外したりできるようなものではありません。
クーリング・オフを付けますとか付けませんではなく、対象になるものと対象にならないものがあるので、そういうものではありません。
相談してきた人はそういうことも分からないんだと思いますが、今回のような話が出ているんです。この相談は僕のところに来ただけなので、もっと実際にはだまされている人がいるはずです。こんなの本当に絶対詐欺ですよ。120%…いや2万%詐欺です。
しかも、びっくりしたのが100万円という金額が結構でかいんですよね。普通だったら「ブログのやり方を30万円で教えます。」とか、100万円というお金は出せません。「100万円もお金を持ってないから出せません」みたいなになります。
だまされなくて済みました
今回のように融資してくれる人が登場するって「そこから進んでいったらどうなるんだろうな」っていう…。「100万円を融資してもらって、それがだまし取られました」となったら、融資してくれる人も絶対グルなので、その人たちは損をしません。
でも、貸してもらったお金を返せなくなったら、それも返済しなきゃいけない義務を背負いますよね。そうすると、100万円どころじゃなくて200万円分取られるみたいな話にもなるんじゃない？…これはどうなるんでしょうね。
いろんなパターンを聞いてきましたが、僕はあまりこのパターンは聞いたことがなかったので、びっくりしました。でも、結果的にだまされることもなくて「ブロックします」っていうことで相談してきた人は言っていたので、よかったなと思います。
相談してきた人は今まで借入したことがなかったらしいので、借りられるお金がどこからでも引っ張れると思ったんだと思います。
世の中にうまい話はない
みなさん本当に気を付けてください。詐欺をする方がダメなんですが、こんなのにだまされる方にも問題があります。
こんなのにだまされちゃダメですよ。世の中そんなにうまい話はありません。マッチングアプリで知り合った人、どういう経由で知り合ってもいいんですが、ほとんど関係がないような人に、絶対稼げるようなものなんて教えません。
絶対に稼げるようなものだったら、自分の家族とかもっと仲いい人とかに稼がせるはずです。関係性もほとんどないような人に教えてなんかいいことある？何もないんですよね。
いつも言うんですが、簡単にお金稼げる方法なんてありません。例えば「自分はなんの実績もないし、能力もないし、誰かに教えてもらわないとダメだ。100万円払おう。」みたいな。100万円払ったって稼げないから…本当に気を付けてください。
「楽して稼げる」は全部詐欺！
こんな相談が山ほどあって、他にも今日来ていたんですよ。今回の話をツイートをしたことで「自分もだまされそうになりました」っていうのが来ていました。
どんな流れでだまされそうになったかと言うと
「詐欺を働いている人が、ツイッタースペースを使って『こういうふうにすると、お金を稼げますよ』って有益な情報を流していた。ツイッタースペースの最後でブログ添削企画を開催していた。要するに、希望者が自分にDMを送ってくれたら、そこでブログを添削します」
というものです。
そういうのをツイッタースペースの最後にやって、「実際にそのDMが来たら、電話で添削をするので、DMでの添削はできません。」みたいな形で電話をするらしいです。そして電話をすると、「ずっと1時間ぐらい勧誘をされ続ける。添削しますと言っていたけど添削はしない」みたいな話。
そういう流れもあるらしく、いろいろな角度でやってくるので「楽してお金を稼げる」とか「お金の稼ぎ方を教えてあげるからお金頂戴」みたいなのは、全部詐欺だと思っていい。特に見知らぬ人からの話は、本当にみなさん注意してください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。本ページの内容はVoicyを書き起こして、Web上で読みやすいように再編集したものです。元音声は以下で聴くことができます。面白いと思ってもらえたら、noteとVoicyをフォローしてもらえるとうれしいです。
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