保護犬めりちゃんのイラストと絵本。
卒制の作品の1つに絵本を作りました。絵本には卒制のメイン作品であるシルクスクリーンプリント用のイラストたちを使用しました。
わたしの通っていた大学は4年の後期のみが卒制にあてられる時間だったため、夏休みは卒制のための準備に費やしました。
めりちゃんのイラストを描くにあたって、まず画材探しから始まりました。色鉛筆、パステル、マーカー、クーピーなどいろいろ試してクーピーに落ち着きました。めりちゃんの、ほんわかした、癒しの雰囲気を伝えるにはシャープな線よりもやわらかい線の方がしっくりきたからです。そして夏休みの間に100枚ちょっとのめりちゃんを描きました。大変だったけれども、いろいろな表情、ポーズのめりちゃんを描くことができて楽しかったです。
シルクスクリーンプリントで生地を作り、カーテン、クッションと作ったあとに何か卒制のテーマに説得力を持たせるものが作れないか考えました。わたしの卒制のテーマは保護犬の存在を知ってもらうこと、でした。そこで生地用に描いたイラストを使って絵本を作りました。めりちゃんが来てくれてから感じたこと、考えたこと、学んだことなどをまとめました。
大学を卒業して数年経ったとき、卒制の絵本を再編して販売したいな、と考えました。卒制の絵本はページ数が少しあったので、ページ数を減らしつつ、卒制以降めりちゃんと過ごす中で感じたこと考えたことを盛り込みたかったからです。保護犬1匹1匹性格は違うし、過去の生活環境も違うので、一概に保護犬はこうです、と言うことはできないけれども、わたし個人が保護犬と生活する中での経験を伝えて、少しでも多くの人が保護犬を飼うことを選択肢に入れてくれたら嬉しい、という思いで作りました。
わたしのミスで初版のみ1ページだけ縦線が入ってしまっているページがあるので、現在は初版をアウトレット版として販売しています。
保護犬の存在を知ってもらうきっかけになれば、と思っています。