バスケット織り。
前回の作品はバスケット織りに挑戦しました。新しい柄にチャレンジしてみたいな、と織りの本をめくっていると、これはかわいい!と思う柄を見つけました。それがこの、バスケット織りでした。
今回は紅葉をイメージした配色で織りました。”ruska"とはフィンランド語で紅葉”という意味です。黄色く色づいてきた葉っぱたちと常緑樹の緑と、木の幹の色。その色合いが好きでチョイスしたカラーです。
組織自体は平織なので、特に難しい工程があるわけではないのですが、打ち込み具合が何とも難しく・・・。9本/cmの糸を使用しているので、普段は9本/cmをメジャーで確認しながら織り進めれば問題ないのですが、バスケット織りは耳なしの組織図で織る場合、同一綜絖口に数本緯糸が入るので柄が潰れやすく、なかなか9本/cmの感覚が掴めずに織り始めは半泣きで気が遠くなりました・・・(;_:)ただ、かわいい、と思って選んだ組織なので頑張って織ろう!と意気込みましたが、なかなか手ごわい組織でした。。。徐々に感覚は掴めていったのですが、織りの密度が少しでも違ってしまえば柄がきれうに出ない、というのは今までにない緊張感でした。その分、織り終わった時の充実感、感動は今までにないぐらいでした。特に織り機から生地を外すときは、織り終えた嬉しさと安堵で、うるっ(;_:)ときました。
そしてバスケット織りの生地で、ポーチ各種、ミニトートバッグ、コースターを作りました。ファスナーポーチが好きでよく作るのですが、ファスナー付けがほんっっっとうに苦手でして・・・(´;ω;`)よくほどくことになっていしまうので、リッパーでほどくのに慣れました。。とにかくファスナー付けは慣れていくのみと思っています。。。
↓ファスナーポーチです。
↑裏地には薄手の綿麻生地を使用しました。
↓コースターです。
↑裏地には茶色のシーチング生地を使用しました。
↓ミニトートバッグです。
冬物を織る前に、違う配色でもバスケット織りを織ってみたいと思い(織り密度の感覚を掴むのにまた時間がかかると思うので気は少し重いですが・・・)新たにバスケット織りを始めました。配色が違うと同じ組織でもガラッと雰囲気が違うので楽しいです。