meria 二章 - 3
夢を見ていた。
愛菜は乗り遅れそうだったバスに無事に乗り込み、毎日通う通学路の坂道をぎゅうぎゅうの車内から眺めていた。いつも通り坂の上にある学校に付くと飛ぶようにバスを降りて教室へ向かう。
黙々と授業を受け、昼前の移動教室。授業の行う教室へ向かい、隣の教室の友人たちと移動を開始するが友人達とはなんだか距離を感じる。
前を歩いていた友人の二人が愛菜の顔をちらり見るも、何も言わず歩き続ける。隣の友人も何も言わない。
愛菜は何か違和感を感じつつも教室へ向かった。教室に着いても、二人