旅日記Zineができるまで
手作り製本で「旅日記Zine」を制作しました。
制作過程の記録をメンバーと一緒に振り返ります。
📷写真撮影
LALE
企画発足
執筆:meerri(めり)
言い出しっぺの願望が現実に
いつかZine作りたい!あの人やこの人の旅日記見たい!という企画者の願望が現実化しました…!最初にメンバーの一人、LALEさんにお声がけ。ミシン製本したい!付録つけたい!とワクワクが止まらず。その後すぐ有間さん、chiyojiさんに直接お声がけして、企画がスタートしました。
Zine初心者
初心者ゆえ、1から作るのは手探り状態。
何も決まっていない状態で、印刷スペースお借りしようと思っていた「さぽ助」さんへ駆け込み、「何ページで、どんな紙にどんな印刷をするか?材料費いくらで、何円で売るか?」とかなり具体的な指針を示してもらいながら、相談に乗ってもらう。本当にお世話になりました…。
作る上での不安要素
めりがさぽ助さんへ相談した内容を元に、メンバーで話し合い。本文は2色刷りでレトロ印刷さん、本文以外はさぽ助さんで作業することに。そして本文内容について「もしかして飲食店は掲載に許可取り必要…?」という企画者めりの不安から飲食店は大々的に載せない(または許可取り)事に。いきなりの無茶ぶりだったが、各々個性に富んだ記事テーマに着地しました。
本文制作~レトロ印刷さん~
執筆:chiyoji
試し刷り
多色刷り・蛍光インクが決め手となったレトロ印刷さん。こちらでは、試し刷りの注文が可能です。
沢山の選択肢があって迷いながらも、モチベーションを上げていく執筆者たち。前段で紙とインクを決めたところで、いろいろチャートを手配しました。
写真データやWeb会議で確認し、中間色のバリエーションが多い(上)蛍光レッド+(下)ラムネに決定。
全体締め切りの事前に、出来ている原稿で試し刷りを行いました。透明度による発色の変化や、版のズレ具合を実際確認しました。この時、『赤ペンチェックサービス』というアドバイスをいただけたのが、大変参考になりました。
いざ本番印刷
今回、A3にA6の原稿を敷き詰めたデータで印刷のみ発注し、自前で断裁・製本することにしました。少数単位で発行できることと、一冊あたりの原価が安くなる(レトロ印刷さんで製本は発注できますが、A6で印刷だと100部からの発注になる)ことがメリットです。
入稿データのまとめはPhotoshopで行いました。製本が自前であることから、割り付けの作業がとても煩雑です。
(この辺りを取りまとめてくれためりさん、ありがとうございました。挿絵を描いてて、なんこれバリめんどいやんって気づいたちよより)
印刷のうまくいったとこ、改善点
初めて現物を見た執筆者たち、テンションぶち上がり!
【うまく行ったところ】
蛍光インクの発色を、実物を見て初めて感じた。Zineという物体にする良さを実感する。
蛍光レッド×ラムネの配色がかなりオシャレ。事前に事例を共有してもらえてよかった。
試し刷りのおかげか、読むのに支障が出るほどの版ズレや文字の潰れ、モアレ、ページのミスはなかった。
【改善点】
透明度をいじって描くと、思っていたより薄くなる。
写真データの版分けが難しい。どうにかして版分けした後も各版の濃度やコントラストの調整が必要。
版のズレ具合が場所によって違う。(孔版なので、孔の開き具合で版の伸び縮みが発生するらしい)
表紙印刷・製本~さぽ助さん~
執筆:有間
9月14日、ついに製本&初めての全員集合です!
場所は名古屋の「さぽ助」さん
ついた瞬間、こんなかわいいwelcomeボードが❣️
そして、いざ作業💪☹️…と入りたいところですが、
その日の朝届いたばかりの原稿を眺めながら、
役割分担などの話し合いをみんなでワイワイ
担当は以下の通りです
meerri(めり)さん:表紙やシールなどの印刷
chiyojiさん:原稿の断裁
有間:断裁された原稿をセット
LALEさん:ミシンで縫製
Zineらしさが出る製本や
パッケージにしたときのレイアウトを考えること2時間。
きちんとこの本の魅力が伝わるよう真剣に悩みました。
そして、原稿ももちろんですが、
全て手作業で1冊1冊心を込めて作っています🩷
ちなみに製本作業はLALEさんが作ってくれた
「やることリスト」にとても助けられました!
これのおかげでやることが明確化したので、
役割分担をして各々の作業に集中できました。
出来に少しばらつきがあるのも
ご愛嬌と思ってくだされば嬉しいです。
また、さぽ助さんには閉店時間を過ぎても延長して
使わせていただいたことを心から感謝申し上げます🙇♀️
そして、夜8時。
無事にすべてのZineの製本終了!
いや~、私たちシゴデキ(仕事ができる)女子ですね✌️
なんて言いつつ、実は奥付を入れてなかったり、
パッキングまで手が付けられず、作業が続いたのは内緒の話🤫
まとめ
企画発足から製本までを行ってみて思うこと。
みんなおんなじ方向に向かって作業するって、楽しい!
一人で妄想しているだけではできなかったことが、集まったり助けてもらったりしてやっと完成して、そうしてできたZineはとっても愛おしい!
関わってくださった皆様、本当に本当に本当に!ありがとうございました。
そして興味を持ち記事をお読みくださった方も、ありがとうございます!
以下サイトで販売しています。
読んでいただける方にも、楽しい!をおすそ分けできたらいいなという気持ちで発送いたします。