安西大樹(あんざいまさき)
哲学における究極の未解決問題「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか」を解決するとともに、タナトフォビアで苦しんでいた過去の自分を、四年掛かりで自ら救った、新しい思想を総括するマガジンです。 わかりやすくできるところはでき得る限りわかりやすくした、完全無-完全有思想としてのタナトフォビアの超越実験であり、既存の思想・哲学のアップグレードも同時に画策しています。
三十一文字という可能性。 現代短歌という地平。 ポエジーの奔流。
ランダムなテーマの断章的なあらゆるわたくし。 非哲学としての思想。 いわゆる孤高の雑記帳。
小説『塔』は塔の中を上る小説です。 小説『塔』の主人公はあなたです。 この塔に終わりはあるのだろうか。
詩を書くきつねくんを中心にチビ、ウィッシュ、しろの三匹の犬が繰り広げる適当日記体小説。新しい哲学、救いの思想についても触れるかもしれない問題作。
存在は存在しない、という命題は成立する。 世間一般に常識的に定義されている存在は世間一般に常識的に定義されている存在として、存在しない、ということ。 私にとって存在とは、それを知っていようといまいと、信じることができないものである。そして、何かを信じるということは、無意味である。
完全無とは「逃走できなさ」であり、「会話の不成立」であり、「存在の無さ」のことである。
完全無
【読売歌壇】 俵万智選 俺たちにないのは明日じゃなく昨日 振り向けば春一番が吹く 《特選一席》 2023/4.10 ぼくは船きみは潮騒きみは凪きみは満ち潮きみは引き潮 2023/5.16 金魚から目を離さずに僕たちはかなしみをやり過ごしていたね 2023/6.26 【東京歌壇】 佐佐木幸綱選 酔いどれの日常だけを垂れ流すそんな小説読むのが好きだ 《三席》 2023/6.11 【毎日歌壇】
哲学的には、不死、かもしれないが、科学的、生物学的には死んでしまう、助けて誰か、というタナトフォビアの人たちに向けて創作され続けている(未完成)のが、『完全無――超越タナトフォビア』である。 どうぞよろしく。 http://merginalman.blog.fc2.com/blog-category-15.html
無から有は生まれない。 有から無は生まれない。 しかし、有は無い。 完全無。 それだ! ちょっとここで、サービス精神として、電子のスピンほどの自転をこの章の話頭に施してみたかったのだが、そんなことよりも言いたいことが次から次へと自走式に出てきてしまうらしい。 「あの」、「この」、「その」、「かの」、「どの」、などのような表現とそれに付随するところの、たとえば、指向性、指示性、主体性、客体性、能動性、受動性、などという、言わば言語学的なポテンシャルの解析をあらゆる時空から無
ところで、この作品は存在しない。 輪郭がないのにそこだけくり抜かれたかのように、この作品は存在しない。 輪郭がないのにそこだけくり抜かれたかのように、この世界も存在しない。 あらゆる表現や、あらゆる表象、あらゆる事物、あらゆる事象は存在しないのだが、それにも拘わらず人間たちはどこまでも「ある」を前提として科学的な答えを探し続けるだろう。 紙芝居のように現象のプロセスをめくりながら、終わり無き「ある」としての世界を探索するだろう。 科学的思考による推論によ
【参考文献】 さ行(発行年省略・参照ページは全ページ) 『西行全歌集』久保田淳・吉野朋美校注 岩波文庫 西行『山家集』宇津木言行校注 角川ソフィア文庫 エドワード・W・サイード『オリエンタリズム 上』板垣雄三・杉田英明監修 今沢紀子訳 平凡社ライブラリー エドワード・W・サイード『オリエンタリズム 下』板垣雄三・杉田英明監修 今沢紀子訳 平凡社ライブラリー エドワード・W・サイード『知識人とは何か』大橋洋一訳 平凡社ライブラリー 齊藤彩『母という呪縛 娘という牢
たまには章ごとにサブタイトルでも付してみようかと思い立ったのだが、たとえば、「空も中道も非有非無も、ニセモノの無を媒介しているが故にダウトであり、構造も脱構築も――あらかじめすでに――存在し得ないが故に却下する、ということの功罪について」などという目も当てられないようなセンスの文言しか浮かばないことに気付いたので、とりあえずは保留ということにしておこうと思う。 さて、この辺りで、わずかばかり冒険的なわたくし流の生物学的かつ進化論的かつ宗教学的かつ哲学的命題を一言、この章を始
合計 〇首 ※2021年は新聞歌壇に投稿しておりません。
俺の哲学エッセイ、気持ちとしては、哲学をぶっ壊す! という感じ。 タナトフォビアを克服したい人は、個人的に、ぜひ、そうすべし!
存在は存在しない。
俺の思想はいまだかつてない無元論であり、さらに戦闘力アップのための変身をもうひとつ隠している、といったところか。