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第1回 全身で歌う12のポイント

こんにちは!
今回のシリーズでは
「全身から声を作る12のポイント」
について学んで頂けます。

多くの歌手の方は、
歌うときに喉や呼吸だけに注目しがちです。

もちろん大切であることには
変わりはないのですが、

でも実は、
全身には声を変えるポイントが
数多くあります。

今回のシリーズでは、
その中から12の重要なポイントを紹介します。

1. 喉を浮かばせる4つの点
- 喉には「ボイスボックス」という声を作る箱があります。
- このボイスボックスは、8つの点で首の中に浮かんでいます。
- その8つの点は、顎、耳、胸、肩の4か所にあります(左右で8つ)。
- これらの点を意識して動かすことで、声の出し方が変わります。

2. 喉全体を釣り下げる舌
・舌は単に滑舌のためだけではありません。
・実は舌が喉全体を吊り下げているんです。
・舌根(ぜっこん)という部分が、喉を支えています。
・舌の動きを上手にコントロールすることで、声の質が変わります。

3. 舌を吊り下げる軟口蓋
- 軟口蓋(なんこうがい)は、鼻の奥にある部分です。
- 軟口蓋は、舌を吊り下げる役割があります。
- つまり、軟口蓋→舌→喉(ボイスボックス)とつながっているんです。
- 軟口蓋を意識することで、喉の空間を広げやすくなります。

4. 舌全体を収める下顎
- 舌は下顎(したあご)の中に収まっています。
- 下顎の動きが、舌の動きに直接影響します。
- 下顎は前後、上下、左右に動きます。
- この3次元の動きを使いこなすと、喉がとても動きやすくなります。

5. 下顎を吊り下げる頭
- 頭は「動く頭」と「動かない頭」に分けられます。
- 動かない頭:上の歯から頭のてっぺんまで
- 動く頭:下顎の部分
- 下顎は、動かない頭の一部(顎関節)からぶら下がっています。
- 頭の動きが下顎の動きにつながり、それが声に影響します。

6. 頭を動かす首
- 首の骨の動きが、頭の動きになります。
- 首の骨のすぐ前に喉があります。
- 首の骨と喉の間にはほとんど隙間がありません。
- 首の動きを上手にコントロールすることで、喉の動きが自由になります。

7. 首を乗せている背骨
- 背骨は体を支える重要な部分です。
- 背骨は3つの部分に分かれています。
- 胸椎(きょうつい)という部分が、肺を支えています。
- 呼吸と背骨の動きは密接に関係しています。

8. 背骨を支える骨盤
- 背骨は骨盤の一部(仙骨)につながっています。
- 骨盤をコントロールできれば、背骨全体をコントロールできます。
- 背骨の動きは、頭から喉までつながっています。
- つまり、骨盤の動きが声に影響します。

9. 骨盤を動かす股関節
- 骨盤自体はほとんど動きません。
- 骨盤を動かすのは、主に股関節の動きです。
- 股関節の動きが、背骨全体の動きにつながります。
- 歌うときの姿勢や動きに大きく影響します。

10. 股関節を支える膝
- 立って歌うとき、骨盤は膝で支えられています。
- 膝の動きが、上半身全体の安定性に影響します。
- 膝のコントロールが、声の安定にもつながります。

11. 膝を支える足首
- 足首の動きは、全身のバランスに大きく影響します。
- 足首が硬いと、上半身の動きが制限されます。
- 柔軟な足首は、自由な声の出し方につながります。

12. 全身を支える足の裏
- 足の裏は、体全体を支える土台です。
- 足の裏の使い方で、姿勢や体のバランスが変わります。
- これが最終的に声の出し方に影響するんです。
- 「重心を下げて歌う」とよく言われますが、実際には難しいです。
- 重心は計算上の点で、直接動かすことはできません。
- 「重心」という言葉は、全身の協調性を表現するのに便利です。
- 全身のバランスを整えると、良い声が出しやすくなります。

まとめ
- 声を変えるポイントは、喉だけでなく全身にあります。
- 頭から足の裏まで、すべてがつながっています。
- 一つ一つの部分を意識して動かすことで、声の質が変わります。
- イメージだけでなく、体の仕組みを理解することが大切です。
- これらのポイントを意識しながら練習してみませんか?

以上が、
「全身から声を作る12のポイント」のまとめです。

少し難しい部分もあったかもしれませんが、
少しずつ理解して実践していけば、
きっと歌声が良くなるはずです。

頑張って練習してみてくださいね!

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Merge Labo 山本 篤
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