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事始めフィルムカメラ(no.4)
もう9月ですね🍁
早春に父にもらったNikonフィルムカメラ📷
裏蓋に粘着性の汚れがベッタリ付着していたのでクリーニングしました。
前回まで使用していたのは、ハーフサイズで完全手動カメラだったのに対し、今回のは電池式で操作が複雑。
クリーニングの記録と、カメラの簡単な使い方を整理しました。
色々なカメラに触れながら、少しずつ写真の技術をステップアップさせていきたい…🫧🦭
機種
外見
まず、カメラ自体の写真をご紹介。
全身黒で、中央に大きなレンズを戴いた「ザ・一眼レフ」な見た目です。
しっかり両手で持って撮影するサイズ感。
そしてボタンが大量についています…
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機能
次に、カメラの特徴(機能)を箇条書きにまとめてみました。
ズームレンズ対応
AF(自動ピント調節)機能
露出制御(夜景モードなど全8種!)
セルフタイマー搭載
クォーツデート(撮影の日時の写し込み可)
サイズが大きく電池式な分、たくさんの便利な機能が搭載されています!特に現代のデジタルカメラでは当たり前のズーム機能も、ちゃんとついているのが嬉しい!このカメラは1994年生まれ(私よりも先輩)ですが、次の段落でご紹介する佐藤さん曰く、ズームレンズ付属カメラの販売が普及するのが1984年頃から。次第に軽量化が進み、この形になったのだとか。
さらにレンズ自体の特徴としては、開発者の佐藤治夫さんご自身が「広角側はシャープで均一を目指し、望遠側はポートレートを中心として三次元描写特性を考慮」したとご説明されて います。
近くのものは立体的に、遠くのものは細部まで撮影できるということですね!
カメラ:Nikon F70D パノラマ
レンズ:AF Zoom-Nikkor 28-80mm F3.3-5.6G
参考文献
📍Nikon 製品情報「AF Zoom Nikkor 28-80mm F3.3-5.6G」
📍Nikon「第六十三夜 AF Zoom-Nikkor 28-80mmF3.3-5.6G」
📍 Nikon F70D パノラマ 詳細仕様
カメラ・クリーニング
父からもらった時、すでに下の写真のように粘着テープのようなベタベタした汚れが、裏蓋に全面的に付着していました。
手に持った時、不快なのでクリーニングすることに。
ファインダーなど他の部分は問題ないようなので、前回と同様にレンズ・クリーナーで軽く拭いておきました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115217150/picture_pc_ce6d2c99eba88edae3f5a6d91afa5bf2.jpg?width=1200)
クリーニングでは、幾つか溶剤を試してみました。下の写真のように自作のコットン・バー(普通は絵画修復で使用します)で汚れを巻き取るようにロールするとよく取れます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115217151/picture_pc_a1a8b8b668d7e5f0777f2ee709be4ba3.jpg?width=1200)
▼試した溶剤
水
お酢
ミネラルスピリッツ
アルコール含む消毒液
無水エタノール(99.5vol%以上)
結果的にアルコール類(最後の2つ)が最も効果的でした。
ただこれらの溶剤はフィルム圧板など裏蓋の中に浸透すると、カメラの中枢機能を破損させるので、用いる時は慎重に量を調節しました。
これで、ベタベタだった裏蓋もピカピカに!✨
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115217139/picture_pc_12d4c8b1e48258ff623d0684f3bbcaf4.jpg?width=1200)
簡単な使い方
準備(電池とフィルムの装着)
フィルムを装着する前に、まず電池を入れてシャッター巻き上げ機能を使える状態にします。
電池・フィルムは下記のものを使用。
※詳細は「取扱説明書」を参照。
電池:カメラ用リチウム電池(パナソニックCR123A) ¥1,554(Amazon)
フィルム:富士フィルム FUJICOLOR 100 135-36枚撮 ¥1,540(ヨドバシカメラ)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115217294/picture_pc_c36272c53c614be6df1b9965f990e49e.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115217296/picture_pc_0fb7e71ddce79fb00dc396e0d415e330.jpg?width=1200)
フィルムの装着方法はno.1の記事とほとんど同じ。フィルムを「フィルム巻き戻し軸」にセットして、端を「巻取りスプロール」の爪に引っ掛けたら、シャッターを半押し。動きがなくなったらフィルムの装着完了です✅
簡単な撮影
取説によると、「モード:マルチプログラムオート」で簡単な撮影ができるのだそう。
①「レンズの絞りリング」を最小に(絞り数値を最大に)
②「フォーカスモード切り替え」をAFに
③「QR(クイックリセット)」ナンバーを0に
④構図を決めてシャッターを半押し
⑤シャッターを切る
〜フィルムの終了〜
⑥「フィルム確認窓」でフィルムの終了を確認
⑦フィルムを巻き戻す
⑧「フィルムカウンター」にEが表示され、フィルム・アイコンが点滅すると巻き戻しが完了
取扱説明書
まとめ
実はこのカメラ・クリーニングは7月に行なったものですが、記事にまとめるのに筆が進まず9月になってしまいました…😅
これから同じ機種のカメラを使うよ🖐️という方や、フィルム・カメラってどんな写真が撮れるの?って疑問を持たれた方に、参考にしていただけると嬉しいです☺️
私もまだまだフィルム・カメラ初心者なので、少しずつ色々なカメラの機能や撮り方を勉強していきたいと思います!💪🔥
ぜひカメラ好きさんのお仲間に入れていただけると嬉しいです。📷🐢
次回投稿は、たぶんこのNikonカメラで撮った写真をご紹介すると思いますが、上手く撮れるかなぁ…🙀
2023.09.03
Hoshimi