紅茶よ永遠に
私は紅茶という存在を愛している。
季節を問わず毎日飲んでいて、飲まない日はないぐらい。
一日中お家にいる日なんかは、永遠に飲んでしまう。
基本ストレートで飲むのが好きだけれど、気分でミルクを入れる時もある。
紅茶にミルクを注ぐ、神秘的に混ざり合うあの瞬間は、
いつ見ても魔法のようでうっとりしてしまう。
いろいろな種類の紅茶達が持つ、
それぞれの香りや風味が好きなのはもちろんのことだが、
私は〈紅茶と私だけの時空間そのもの〉が本当に愛おしく、貴重なのだ。
紅茶を淹れようと想う時、紅茶の種類を選ぶ時、
カップに紅茶を注ぐ時、香りを楽しむ時、風味を味わう時。
この時の流れのすべてが、私にとってとても大切な空間。
紅茶という存在のベールに包まれている空間はまるで
私だけの国の小さなお城の中でくつろいでいるような、
高貴で優しく、美しい感覚が私の中とその周りを漂う。
そして心に輝きと安らぎを与え、ふんわり柔らかく癒してくれる。
願わくば、日常のどんなときも、
紅茶のベールに包まれているときの私で在りたい。
可笑しなことに、〈紅茶〉に憧れの気持ちさえ抱いている。
いつか自分の畑を作り、そこで育てた茶葉で作った紅茶を、
自分で作ったお気に入りのティーカップに淹れて飲んでみたい。
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