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g10
止まらないジェットコースターの日々〜彼の生きる証〜
心の叫びと現実
止まらないジェットコースターに
乗っているような毎日。
感情が揺さぶられ、
身体も心もついていかない日々の中で、
ただ「今日」を生きることに必死になっている。
隣で見守る私も、正直、心が追いつかない。
先週末から、お腹の張りが強くて
彼の苦しさは増す一方だった。
腹水がたまり、便が出ず、
ガス抜きや腹水穿刺、浣腸を繰り返す。
ふのした会話の中で、
彼の言葉が辻褄が合わないことも
出てきて、夜は幻聴に悩まされることも。
昼夜逆転の生活の中で、胸に水が溜まり、
SPO2が低下し、酸素をつけ始めるようになった。
「この症状はずっと続くの?」
「死にたいくらい苦しい。」
泣き崩れる彼の隣で、
私も涙が出なくなるほどに追い詰められる。
ホスピスという選択肢と心の揺らぎ
彼は言った。
「ホスピスに行ったら、楽になるのかな?」
そう話す彼の目には、
希望とも絶望ともつかない光が宿っていた。
私は、どうしていいかわからなかった。
どんな選択が正解なのか、
隣にいる私もわからない。
ただ、ひとつだけ確かなことがある。
それは、今日という日を、
彼と共に必死に生きること。
彼の生きた証を刻む理由
彼は泣いた。
けれど、その涙の奥には、
命を懸命に生きようとする意志が見えた。
私は、その姿をnoteに残したいと思った。
彼の生きた証を、彼の苦しみを
そして彼が与えてくれた、
愛と学びを文章として
残したい。
支離滅裂になってもいい。
迷ってもいい。
でも、彼のことを誰かに知ってほしい。
愛してきた、彼の命の輝きを伝えたいから。
命の限りを共に生きた日々は、
決して無駄にはならない。
涙も苦しみも、その全てが、
愛の記録として残るから。