デジタルマーケティング:応用クラス第6回
リスティング広告については前回までで終了し、今回はディスプレイ広告とリターゲティングについて学びます!
第6回目の課題:リターゲティングって何?
そもそも私たちは商品をどうやって知りますか?
というお話。
私たちは普段電車の中吊り広告やテレビCM、ウェブ広告などで繰り返し広告を目に入れることで、その商品の存在を知り、名前を憶えていきます。
そこでリターゲティング広告という考えが出てきました。一度サイトに来たユーザーに繰り返しアプローチする広告配信手法です。
昨日見たAmazonの商品を、次の日Yahooニュースを見ていると何度も表示されたりした経験はありませんか?あれがリターゲティングされているということですね。
さてリターゲティング広告を出すための3STEPを授業で学びました!
STEP1 タグを埋め込む
ユーザーの来訪を計測するためのタグをサイトに埋め込みます。
こんなやつ
これはYahoo広告の場合の例ですね。つまりYahooはYahoo、GoogleはGoogleのように媒体ごとに提供されるものです。
STEP2 誰に再訪して欲しいかを決める
さてそのサイト、どんな人にリターゲティングしたいですか?
・一度サイトを訪れたユーザーにもう一度サイトに来てほしいのか
・一度商品詳細ページを訪れたユーザーに商品を購入してほしいのか
・一度サイトで購入したユーザーに別の商品も購入してほしいのか
どのようにユーザーを分類して再訪を促すのか、これを考えるのがリターゲティング広告の最も重要な要素。
これを「リマーケティングリストを作る」といいます。
STEP3 どんな広告を出すのかを決める
リスティング広告でも学びましたが、広告は出す相手によって変えていかないと効果を発揮しません。
・一度サイトを訪れたユーザーにもう一度サイトに来てほしい人向け
→SALE情報
・一度商品詳細ページを訪れたユーザーに商品を購入してほしい人向け
→商品詳細ページの再提示
・一度サイトで購入したユーザーに別の商品も購入してほしい人向け
→新商品の告知
などなど、リマーケティングリストごとに広告の出し分けを設定します。
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以上がリマーケティング広告を出すための3STEPでした。
ところが簡単には行かないリマーケティングリスト作り・・・
タグを埋め込んで計測ができる情報には限りがあるので、リマーケティングリストは組み合わせて使用します。
①TOPページ訪問
②商品詳細ページ訪問
③カートまで到達
④購入完了画面まで到達
このように①~④のページにタグを埋め込み計測はできますが、例えばカートまで来たのに購入せずに離脱した人のリマーケティングリストを作りたい場合、
③カートまで到達した人ー④購入完了画面まで到達した人=カートまで到達したけど購入完了画面まで到達しなかった人
と、このようにリストを組み合わせて(足し算・引き算をして)使用しないと正確なユーザーの分類ができません。
その他にもリマーケティング広告では
・価格
・表示頻度
など効果的な広告を出すために検討し、設定すべき項目がありますよ!
ふむふむ。
理屈は分かったけど、実際にやってみないと分かりませんね…
奥が深いWeb広告の世界