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質問箱への回答②「感情体を癒やすには?」
pink cashmere さんからご質問をいただきました。
怒りの問題は、きっと多くの人が抱えているはずです。わたし自身も、最後の最後まで手こずったのは怒りでした。アンガーマネジメントというものが最近もてはやされているようですが、どうなんでしょうね? わたしの観点では、怒りだけでなくすべてのネガティブな感情はコントロールできるものではありません。ですから、感情そのものではなく、その感情が生まれてくる源である感情体(アストラル体)にアプローチするほうがよいでしょう。
それではご質問の内容です。
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回答は以下になります。
pink cashmere さん、ありがとうございます。さっそくですが、ご質問の内容について考えていきましょう。
「彼らの中に、自分の中にある見たくない要素を投影しているのだろう」とお書きになっていますが、これは本当にそうでしょうか?
人は自分自身を他者に投影している、とは確かによく言われています。実際、そういう傾向はあるのですが、これが当てはまるのは主に、自分自身を客観的に見ることがまだできない人々です。なぜなら、これは無意識的にやっていることだからですね。
内観やマインドフルネス、あるいは自己観察など、呼び方はなんでもよいですが、いわゆる探求の道にあって様々な行やワークを実践している人々は程度の差はあれど、みなさん自分の内面、つまりエゴの働きを客観視しようとしています。そして、pink cashmere さんもそうした人のひとりだと思います。
なにが言いたいかというと、そのような投影は、それが投影だと見抜いた時点で終るということです。しかし、pink cashmere さんのケースにおいては、投影だろうと考えているにも関わらず、決まったパターンの感情反応(激しい怒り)は繰り返されているようです。ということは、これは自己投影の問題ではないとみるべきでしょう。
pink cashmere さん自身が仰っているように、たしかにこの問題はpink cashmere さんにとって乗り越えるべきなにか、ではあるのでしょう。それはカルマの問題とも言えます。しかし、その乗り越え方はちょっと予想外のものになるかもしれません。わたしに質問をされて、その回答がもし役に立つのであれば、それはそういうことが人生に起きることになっていたということです。つまりそれもカルマによるものなんですね。
さて、感情にまつわる深刻な問題があるとき、それは感情体(アストラル体)になんらかの不具合が存在していることを意味しています。人間は肉体のほかにエーテル体、アストラル体、コーザル体といった非物質の霊的なボディを持っているのですが、感情はその中のアストラル体が司っています。
そして、アストラル体の感情のエネルギーはエーテル体を介して肉体へと流れ込むのですが、エーテル体と肉体をエネルギー的に繋いでいるのがいわゆる経絡と呼ばれているものです。いっぽう、経穴(ツボ)は経絡上のスポットで、このスポットに働きかけることで肉体の方からエーテル体やアストラル体へとアプローチすることができます。
つまり、適切な経穴を刺激してあげることで、感情体に起きている障害を癒やすことができるのですが、これを実現しているのがTFT(思考場療法)です。TFTでは思考場というものを想定していますが、この思考場というのは、わたしの見解ではアストラル体の一側面です。TFTについて、まずは以下の記事を読んでみてください。
https://merciful.hatenablog.com/entry/2018/06/10/230955
記事でも書いていますが、まずは「つぼトントン」という本だけ読んでみられるとよいでしょう。そこにはセルフケアのレシピが紹介されていますが、そのなかに「小指の爪のつけ根→鎖骨の下」の順でタッピングするものがあります。これが怒りに対応するものです。また、pink cashmere さんは怒りを表現したあとで罪悪感に苦しまれるとのことですが、「人差し指の爪のつけ根→鎖骨の下」の手順で罪悪感に効果があります。これらの前に行う動作と、後に行って効果を固定させる動作などもありますが、いずれも本を読んでみてください。
また、簡潔にまとまったPDFがTFT協会から発行されています。このPDFだけでもTFTの基本テクニックは使えますが、本を読んでTFTについて理解したうえで、このPDFを印刷するなどして手元でいつでもやり方を確認するようにしたらよいと思います。
https://www.jatft.org/cms/wp-content/uploads/TFT_tonton2019.pdf
このPDFに載っているTFTの基本テクニックを覚えて使うだけで、日常生活で起こりうるメンタルの問題の大半に対処できますので、ぜひ試してみてください。
たった一回やるだけで完全に解決してしまう問題もあります。わたしの場合、飛行機に乗るのが怖かったのですが、TFTで一回で治りました。もちろん、そんな簡単にいくことばかりではないですが確実に効果はありますので、怒りを感じた都度や、そうでないときも怒りを感じたシチュエーションを思い出しながら繰り返してタッピングしてみてください。きっと変化があるはずです。
怒りと罪悪感への具体的な対処法は以上になりますが、最後にひとつ、つけくわえさせていただきます。
それは、「ゆるし」ということについてです。pink cashmere さんはこのケースにおいて罪悪感に苛まれるということですが、それはつまり、このケースにおいてはpink cashmere さんご自身がゆるされなければならない、ということです。
怒りを感じる対象の人物をゆるすのではありません。というより、それができるのであれば、怒りを感じることもないはずですね。ゆるされるべきなのは、怒りを感じてしまっている自分です。ゆるすとは、それでよいということです。すなわち、怒ってもいいんだよ、と自分に言ってあげることです。
すべてはひとつです。ですから、自分をゆるすことは世界をゆるすことになります。世界の方を先にゆるそうとしてもうまくいかないのは、そこで自分がないがしろになるからです。先に自分をゆるすことで、初めてその人の世界(My宇宙)もゆるされるのです🙂
このことを念頭に、TFTの罪悪感のレシピを活用しながら、ご自分をゆるしまくってあげてくださいね。
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