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『ニュー・メタフィジックス by BASHAR の考察③「ひとつの魂と無数の転生体」』

Uber Eats の配達の仕事をかれこれ4年とすこし続けていますが、最初にはじめたときは大阪でのサービスは朝の8時からとなっていて、必然的に仕事開始は早くても8時からでした。それが2年後には7時からにサービス開始が早まり、昨年の秋からはなんと24時間サービスが実現され、どんな時間でも仕事ができるようになりました。

これのありがたいところは、真夏のこの時期の一番暑い時間帯(お昼から午後3時くらいまで)を避けるために早朝から稼働できることです。現在わたしは朝4時前に起きて5時には仕事をはじめています。おかげでお昼前にはだいたいその日の自分で決めたノルマをこなし終えて帰宅することができるので、体力的にはずいぶん楽になりました。昨年までは真夏の午後に稼働していてスマホが熱暴走することがちょくちょくありましたが、そんな環境で人間の体が無事なはずもありませんね。

さて『ニュー・メタフィジックス by BASHAR』の考察です。いま改めて最初から読み返しはじめたところなのですが、冒頭の用語集にある項目が目に留まったので今回はそれを取り上げてみようと思います。内容としては魂とはなにか? そして生まれ変わり(輪廻転生)と別の人生における別のわたしたちとはいったいなんなのか? といったことへの理解を助けてくれるものとなっています。

輪廻転生については in SPIRE にこういう記事を書いています。

この物質世界ではカルマだけが変転していて、たとえばある肉体が消滅(=死)するときに残ったカルマが時を経て別の肉体として姿を表すということを、この記事では説明しています。この記事の真意は、物質世界はただただカルマが変化し続けているだけであること、すなわち輪廻転生している主体はカルマ(=エゴ)であることを示すことでした。では魂などというものはないのか? というと、そうではありません。魂はこの物質世界におけるカルマの変転を利用し、物質世界とアストラル界を行き来するエゴに無数の人生を送らせることによって、さまざまな経験を集めているのです。

さて、それでは魂とはどういうものなのでしょうか? それは一言でいうなら個別性をもった最小単位の意識です。存在するすべてである全体性、あるいは神を無限のカット(面)をもったダイヤモンドだとすれば、その一つ一つのカットが一つ一つの魂に相当します。魂は神のホログラムともいえ、神の部分でありながら、一つ一つの魂が神であり、神の持つ性質のすべてを備えています。それゆえ、魂はそれ自体の中に個別性を持った部分を無限に持っています。この個別性を持った部分の一つがいまこの物質世界のこの時代で人生を送っているわたしやあなたのことですが、このわたしやあなたという存在のことを、わたしは『転生体』と呼んでいます。

転生体はロウアーセルフ(下位の自己)とも呼ぶのですが、これは肉体とアストラル体とメンタル体によって構成されています。肉体精神機構という言葉をわたしはよく使いますが、これは主にラメッシ・バルセカールが使っていた用語で、肉体と精神(心)を一つのものとみなしています。なぜこのような用語が必要なのかというと、肉体精神機構とはエゴとイコールだからです。正確にはエゴが自分だとみなしているものが肉体精神機構だということです。そして肉体と心を自分だと思っているエゴは幻想です。さらにいうと、エゴと(個人的な)カルマもイコールです。ということは、肉体精神機構=カルマですね。どんな姿かたちで生まれてきて、そこにどんな心が生じるのかによって運命が決まるのですから、まさしく肉体精神機構はカルマそのものです。

そして、転生体という言葉も実は肉体精神機構とおなじものを指しています。なぜかというと、肉体精神機構における精神の部分を生じさせているのはアストラル体とメンタル体だからです。

さて、さきほど転生体をロウアーセルフとも呼ぶと書きましたが、ロウアーセルフに対応するものにハイアーセルフ(高次の自己)があります。このハイアーセルフのうち、わたしたちに直結している部分がコーザル体です。すなわちコーザル体こそが、わたしたちが魂と呼んでいるものの核となる部分といえます。実際にはコーザル体よりも高次の存在のレベルがあり、さらに高次、より高次の存在へ、そして最終的に全体性である神へと連なっていく個別性の無限のグラデーションを構成しています。

いま述べたことについてより深く知りたい方はこちらの記事をお読みください。


前置きが長くなりましたが、ここで『ニュー・メタフィジックス by BASHAR 』の用語集から引用しましょう。

Alternative Lives  平行人生
平行人生とは、単にあなたの魂の部分(soul self)が延長されたものです。ひとつの存在がいくつもの性格に分割されたもので、現在皆さんが存在していると思っているひとつの時間の流れ以外の別の次元へ自分自身を拡張している部分です。それ以外にも、現在の時間の流れの中で「分身」として、同時に複数の平行する人生をもつこともできます。

平行人生とありますが、これは翻訳のミスで正しくは「並行人生」となるはずです。真実の観点においては時間は幻想で、未来も現在も過去もすべて今ここにあります。同様に空間も幻想です。

ここで銀河連合が言っているのは、コーザル体である魂の延長としての転生体がいまわたしたちが現在だと思っているこの時間の流れとは別の時間の流れにも存在しているということです。また、それだけでなく、現在のこの時間軸にも、おなじ魂の延長であるわたしたちの「分身」が存在することもあり得るということです。

過去生や未来生における自分と、この現世における自分の分身も含め、これを銀河連合は並行する人生であると言っています。並行とはならんで進んでいるということで、これらは同時に起こっているのだというところが並行人生という言葉のポイントです。これが平行人生だと単に交わらない二つの人生というような意味になってしまうので、やはりこれは翻訳ミスでしょう。

ちなみに、この並行人生について詳しくレポートしているのがミラ・ケリーという人の『前世を超えて ―並行現実、同時存在による癒やし、変容』という本です。こちらではタイトルで「並行」となっていますね。非常に面白い本なのでおすすめしておきます。

さて、続きます。

Counterpart  分身
これは前述したように、同じ物理的時間枠の中でのあなたの魂の投影、またはあなたのもうひとつの姿を表す概念です。まったく個別な肉体を持った存在としての知覚はされますが、あなたに生を与えた同じ魂の延長かもしれないのです。過去世や未来世と同様に、あなたの現在の相対的な時間枠の中に同時に存在しているだけです。あなたと同様に、あなたという完全な魂の一部分に過ぎません。

前述というのは先ほどの並行人生の項目のことです。そちらですでに「分身」という言葉が出ていますが、本項はその解説ということになります。

分身はこの時間軸に同時に存在しているわたしたちと魂を同じくする存在のことです。銀河連合がいうには、分身はたまたまこの同じ時間に存在しているだけで、過去世や未来世と同様のもののようです。つまり、この世界にもしあなたの魂の片割れが生きているとしても、そこに特別な理由はないかもしれませんね。たまたまこの時代において経験すべきと魂が考えた人生が二つ(あるいはそれ以上)あった、というだけのことだとわたしは思います。

いわゆるソウルメイトという言葉がありますが、もしそういうものが本当にあるのだとしたら、それは魂の片割れではなく、この人生においてなんらかの約束をして生まれてきたそれぞれ別の魂の転生体のことなのではないかと個人的には思います。

ただ、いずれにしてもその相手がソウルメイトであると証明することはできませんから、基本的にはそういうものはないと思っておいた方がよいとわたしは思います。安易にそういうストーリーに惹かれて信じ込んでしまっても、たいていロクなことにはなりませんよ。そもそもそういう話でいえば、どんな人との出会いもそれは運命なのですから、すべての縁を聖なるものとして扱うべきですね。

とはいうものの、実際に自分の分身がもしこの世界のどこかにいるのなら、会ってみたいとは思いますよね。その点でもミラ・ケリーの本は興味深く読めると思います。また、以前 in SPIRE に書いた

という記事でもこの本から引用していますが、そこではこの本に登場する「並行現実」という概念を紹介しています。こちらもよかったら読んでみてください。

それでは今回はここまでになります。みなさま水分補給はくれぐれもしっかり行ってくださいね。ではまた次の記事でお会いしましょう。お読みくださってありがとうございました。


【おまけ】

インコとオウムが大好きでよく動画を観るんですが、一番好きなのはこれですね。これを観ると、オウムと猫のそれぞれの知性に驚かされます。とくにオウム(インコもそういうところあります)はイタズラというか他の動物や同じ種の仲間をからかうのが好きなんですが、それって楽しいからやっているはずなんですよねえ。

話はそれますが、ホーキンズ博士によれば飼い犬や飼い猫の意識レベルは240だそうです。犬や猫は飼われている場合、よほどひどい環境でなければ意識レベルに個体差はそんなにないと思われますが、いっぽうで人間は20(恥)の領域で生きている人から神のアバター(1000)とみなされる人まで、意識レベルの幅が非常に広いです。そして、これはだいぶ古い情報なのでいまはそれよりすこしマシになっていると思いますが、全人口の約75%が意識レベル200未満なのです。

これが意味していることを端的にいえば、人類の3/4はゴールデンリトリバーよりも優しくないということになります。恐ろしいですね。でもたしかにそうだと思います。

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