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暮らしを芸術に ~カール・ラーション展~
カール・ラーション展が、今日から新宿で開かれている。スウェーデンの画家だけど、身の回りの家具や服、日用品にも美を求めた人で、展覧会では絵以外の作品も色々見られて楽しい。
北欧のデザインはユニークで暖かみがあり、可愛らしいことで知られている。それが自然発生的な文化ではないことは、今日わかった。
カール・ラーション始め、北欧でもアート・アンド・クラフツ運動 (機械化によって大量生産された製作物に反抗する、手仕事に美を見出だす運動。イギリス発祥) の影響を受けた人々が、ある意味、人為的に推し進めた文化的運動のおかげで、今の北欧デザインがある。
他にも職と住の分離が進んだことで、安らぎの場としての「家庭」が重視されるという歴史的背景も、日用品に美しさを求める思想に繋がっているのだそうだ。
私は、北欧にはもともとああいうデザインを愛好する気風があるものだと思っていたから、それが文化人たちによる活動の成果だと聞いて意外に思った。やっぱり文化っていうのは、人の手で育てるものなんだなあ。
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