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引き算のデザイン学?

こんばんは、メルシィです。

今日は身の回りの商品の色彩デザインについて書きます。

先日、こんな商品を購入しました。

エテュセの化粧下地(以下、プライマー)です。こちらは、約一ヶ月前に発売されたそうで、コスメ雑貨屋さんの店頭に大々的に並べられていました。

実はこの商品、あるものをリニューアルしたものだと思われます。

それがこちら、テカリ・毛穴修正液(以下、修正液)です!

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見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

私は入社後、同期に勧められてからずっと使っています。一日中あぶらとり紙いらずで過ごせるのは、個人的に衝撃でした!!

さて、こちらの商品リニューアルについての色彩面での変更点は大まかに見て2点です。

①説明の簡略

初期の「修正液」は、水色×黄色の明るく目を引くデザイン、かつ鼻の写真の比較を掲載した紙のパッケージを用いて、効果を視覚的に訴求しています。

一方で「プライマー」は透明プラスチックフィルムを覆っただけの簡素なデザインです。

②ナチュラルで浮かない色使い

従来の「修正液」の上部をよく見ると、白地に青の "ettusais oil block base"というロゴが散りばめられています。少しアメリカンな雰囲気です。

ところが、「プライマー」はどうでしょうか。

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一転して、薄ピンク一色の非常にシンプルな容器になりました。私が感動したのは「ロゴの色が本体の色にかなり近い」というところです。

パワポなどの資料づくりでは、背景と文字の色のコントラストをはっきりさせることは鉄則です。例えば、黒い画像上に○印をつけたいときは白や黄色など明るい色を使います。

学生のときの板書もしかりですよね。黒板に青字で書かれて全く見えなかった経験はありませんか?

この「プライマー」はそんなデザインの掟を度外視した、いやむしろ、逆手に取ったわけです。つまり、背景と文字のコントラストを抑えることで敢えて主張を抑えてシンプルな見た目づくりに注力したのです。

なんだかコンセプトが180度変わりましたよね。なぜこのような転換がなされたのでしょうか。これは私の推測ですが、化粧ポーチの中でも浮かない、高見えするデザインにしてほしいという要望でもあったのではないでしょうか。

メーカーのこういう戦略って面白いですよねは。最初はガツンと目立った見た目で消費者にまずアピールして、ある程度知名度が上がってリピートしてもらえるようになったら、目立たない洗練されたデザインに変更するというわけです。一連の流れを狙ったのかどうかは定かではありませんが、うまい作戦だなと思います。

さて、今日はデザインのお話でしたがいかがでしたでしょうか?

色、デザイン、おしゃれなど気になることあったらまた記事書いていきますので、今後ともよろしくお願い致します!

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ここまで読んでいただきありがとうございました!



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