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心がすーっと浄化された 角野隼斗&マリン・オルソップ モーツァルト『戴冠式』

ここ数年角野隼斗さん(ピアニスト)のピアノの音にずいぶんと癒され続けている

♪角野隼斗 すみのはやと 簡単にご紹介

 角野隼斗:ピアニスト 29歳 You Tube名「Cateenかてぃん」チャンネル登録者数139万人(2024.9月現在)
YouTube [https://www.youtube.com/user/chopin8810 ] HP [http://hayatosum.com ]
7 levels of "Twinkle Twinkle Little Star"(きらきら星変奏曲) (youtube.com)
Spirited Away - 千と千尋の神隠し (Piano) (youtube.com)
開成中学・高校卒業 東京大学工学部卒業 東京大学工学院情報処理理工学研究科修士課程修了
東京大学在学中にピティナ・ピアノコンペティションで特級グランプリを受賞。音響工学研究者より音楽家になることを決意。
現在、ニューヨークに在住
2024年の7月に武道館で初の単独コンサートを行う。

経歴だけでも、えっ東大出身でピアニストって何者?ってなるけど、ご本人はいたって自然で飾り気なく、いつも楽しそうにピアノを弾かれている。

♪演奏会の感想
2024年9月9日 高松レグザムホール 
ウィーン放送交響楽団 ピアノ:角野隼斗 指揮:マリン・オルソップによる演奏会を聴きに行った。
クラシックに詳しいわけでもないので感じたままに感想を残しておきたいなと思う。

モンゴメリー 『ストラム』
モーツァルト 『ピアノ協奏曲第26番 戴冠式』ピアノ:角野隼斗
ベートーヴェン 『交響曲第7番』

初めて聞いた『ストラム』弦楽器のみの曲
弓でなく弦を鳴らすピチカートで始まりなんだか幻想的な雰囲気
(お箏でもピチカートの奏法があり音が優しく柔らかなので好き)
『ストラム』は現代音楽だそう。最後まで惹きこまれてしまった
この曲の存在を知れて良かった♪

モンゴメリー(1981生)の「ストラム」は「弦で和音をかき鳴らす」と言う意味で、弦楽だけによる現代音楽


次は『戴冠式』ピアノの位置が中央になり、角野隼斗さん登場
初めはオーケストラで始まる
とてもテンポよく、実際に聴くとこんなに速い曲だったのか?と思った。
楽しみにしていたカデンツア(ソリストのみ弾く自由で即興的な部分)
角野さんらしさ満開!
全体を通してヨーロッパの宮廷の森や庭や噴水が浮かんできたり、貴族たちの華やかな装束が浮かんでくる (昔から宝塚歌劇はよく見ているのでなぜか勝手に想像していた)

角野さんのピアノの高音の美しさ!

ピアニッシモでも一音一音にすごく透明感があり的確で、すべての音が心地よく耳に入ってくる
ピアノから飛び出した音(♪)が生きているかのようにホールの空中に浮かんで楽しそうに踊っているのが見える

指揮者のマリン・オルソップさんと角野さんは前にもタッグを組んでいるので息もぴったり。
オルソップさんが角野さんを自由にさせて見守ってくれている感じ
オルソップさんは温かなお人柄の雰囲気ながら体を使って小気味よく指揮される。
誰かに似てると思ったら、小澤征爾さんに指揮を学んだことがあるそう(納得)
アンコールはこの日は
♪アイ・ガット・リズム
いつも着席したかと思うと弾き始めている。
この切り替えの速さは何??といつも思う。
そしてオケの皆さんも楽しそう!
角野ワールド全開で大盛り上がり!!

最後はベートーヴェン 『交響曲第7番』
のだめ のドラマでもよく聞いていたので、なじみがありとても入っていきやすい。
とても爽快な気分になれた。

海を渡ってわざわざ遠くまで行ったかいがあったなー。
気持ちが浄化されていつも透明な心に戻れる気がするので彼の音は心が疲れているときには聴きたくなる。
来年も全国ツアーコンサートが2月にあるので本当に楽しみ!!

今後の活躍を楽しみにしたい。
次はどんな音色で聴かせてもらえるのかワクワクが止まらない。

興味のある方は、かてぃん で検索されると様々なアレンジした曲が聴けるので角野ワールドをのぞいてみてください。



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