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先行する競合を知る ~新規事業伴走メンタリング⑭~

メルセネール・大道寺です。
今回は新規事業開発のアイデア創出・検討のタイミングにフォーカスを当てます。


ようやく着想できたアイデアが・・・

新規事業開発の序盤で、まずはアイデアを持つところから始めよう!、というのはよくあるケースです。

自身の体験をベースにしたり、周囲の人の声に耳を傾けたり、様々な情報にあたっている中で急に思いついたり、・・・と着想の方法は様々です。

時にはなかなか良いと思えるアイデアに辿り着けず、何度も頭の中をグルグルさせる方も多いかなと思います。

そんな中でもよくあるケースです。

検討者:
「ようやくアイデアを思いつきました。〇〇な課題をこんな形で解決できたら良いと思いました!」

私:
「おお、面白くてよさげなアイデアですね。ちなみに似たようなサービスは無いんですか?」

検討者:
「え!?確認してないので検索しますね。」
「・・・似たようなものが既にあります。。。」

と、しょんぼりされる方が多いです。
まずはアイデアを着想したら、もしくはする過程の中で、競合・代替品・類似品を調べておくことが非常に重要ですね。


先行するサービスがいるとダメなのか?

さて、先行するサービスやプロダクトが存在した場合、自分が思いついたアイデアは諦めるべきなのでしょうか?

初期のアイデア着想で、十分に市場や競合を調べる前であれば、まだ早い可能性があります。

「先行するプレーヤーがいる」=「市場がある可能性」

ということです。”可能性”と言っているのは、先行プレーヤーが一定の成功を収めていない場合は、そもそも市場や顧客がいない可能性もあります。

先行プレーヤーがいる場合は、もう一段掘り下げて調べてみましょう。

2段階の掘り下げ視点


先行するプレーヤーがいたとして、そのプレーヤーのサービスやプロダクトに対する不満や、それが解決しきれていないPainがあるはずです。

そこを押さえることで先行プレーヤーを越えるサービス設計を行うことが可能になります。

Painのヒントをもらった相手や想定ターゲットの下へ足を運んで、先行するプレーヤーのサービスを見てもらいましょう。

実際に使ったことがあるのであれば、満足している点や改善ポイントを押さえましょう。

使ったことが無いのであれば、

  • そもそも存在を知っていたか?

  • その上で敢えて使っていないのか?

  • サービスの説明を読んでみてどう思うか?

など、先行サービスを基点にして掘り下げてみましょう。

自分が着想したアイデアのブラッシュアップを、先行プレーヤーを活用して進めてしまうというアプローチです。

初期段階では過ぎに諦めず、多面的に可能性を探ることが重要です!


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