
メルカリのFintechを支えるデザイナーに10の質問
こんにちは。Fintech Design Teamのメルペイデザイナーのwanaminです🍧
メルカリで働くデザイナーのリアルな声をお届けする記事として、メルペイやメルコインに携わるデザイナーについてご紹介をします。
中途入社からちょうど1年経ったので、私が入社前に知りたかった10個の質問にデザイナーのみなさんに答えてもらうインタビュー形式でお届けします。
メルカリのデザイン組織
メルカリにおけるデザイン組織は大きく2つに分かれます。フリマサービスを担当する「Marketplace」と、クレジットカードなど決済・与信サービスや暗号資産サービスなどの金融領域を担当する「Fintech」です。

この記事では主にFintech領域のデザイン組織について触れますので、メルカリのデザイン組織について気になる方は以下記事に詳しく書かれてますのでぜひ読んでみてください。
デザイン組織のリアルをお伝えするMercari Design Talkというイベントも実施しました。
Fintech Design Teamって何してるの?
Fintech Design Teamは、クレジットカードを始め決済サービスを手掛ける「メルペイ」と、ビットコイン取引サービスを手掛ける「メルコイン」の担当領域があります。メルカリのデザイン組織として一体となって作っているので、Marketplaceのデザイナーと共創することもあります。
1. メルペイのデザイナー
メルペイのデザイナーは、メルカードの開発や、メルペイのあと払い、定額払い、与信、メルカリでお金が借りられるメルペイスマートマネーといった金融に関するさまざまなプロダクトのデザインを担っています。メルカリアプリの「マイページ」や「支払い」や「ホーム」など、さまなざまなタッチポイントがあるので担当するUIは多種多様です。
メルペイの開発におけるデザイナーの動きについてはそれぞれ記事で詳しく書いてますので、合わせて読んでいただけると嬉しいです📝
また、メルカリグループにはDesign SystemもあるのでFintechのデザイナーもDesign Systemチームと連携を取りながらUIデザインの開発を進めていきます。
2. メルコインのデザイナー
メルコインのデザイナーの主な業務は、今年3月にリリースされたばかりのビットコインがメルカリで買える「ビットコイン取引サービス」の開発です。
以下のデザイン記事に詳しく書かれてます📝
3. UXリサーチャー
Fintech Design Teamにはデザイナーだけではなく、UXリサーチャーもいらっしゃいます。UXリサーチの著書「はじめてのUXリサーチ ユーザーとともに価値あるサービスを作り続けるために」を手掛けるメンバーもいるなど情報発信も積極的に行っており、ジャーニーマップを使いながらデザイナーと伴走してくれます。
Fintech デザイナーにインタビュー
メルペイのデザイナーやUXリサーチャーの働き方についてはメルカードデザインの記事などで触れてきましたが、メルコインのデザイナーについてはまだまだお届けできていないので、今回はメルコインのデザイナーのメンバーを中心に10個の質問をインタビュー形式で聞いてみました!
1. 今のお仕事を始める前はどんなお仕事をされてましたか?
メルコイン、メルペイのデザイナーは意外にもFintech業界出身は少なく、エンタメやゲームやヘルスケアやSaaSやAIなどさまざまな業界で経験をされている方々が集まってます。※全員中途採用メンバーです

2. メルコイン、メルペイに入社した理由は?
🙋♂️メルコインのCEOや事業運営社と直接お話して熱意が伝わり一緒に社会を盛り上げ変えていきたいと思ったからです。
🙆♂️新しい領域で興味を持ったのでメルペイから異動しました。
🙋♀️カジュアル面談してもらったデザイナーさんが丁寧に質問に答えてくださり仕事の楽しさが伝わってきたので、ぜひ一緒に働きたいと感じ入社を決めました。
🙎♀️新しい与信の仕組みのものづくりをして、お金にとっつきやすい世の中にしたいと思い入社しました。
3. 元々暗号資産などに興味がありましたか?
過半数のメンバーが興味があった派でした。副業でやっていたクリプト関係のお仕事をきっかけに興味を持ち、もっと社会的インパクトが出せる領域をやってみたいと思いメルカリを通して暗号資産の世界を広げたいと考えて入社されたデザイナーもいらっしゃいます。
4. 何をきっかけにメルコインの存在を知りましたか?
メルカリが新しいドメイン領域に参入するというニュース記事をきっかけに知ったメンバーが多いです。特に、「暗号資産 × 大規模 ×メイン事業が違うドメイン(メルカリというフリマ事業)が珍しい!」という部分に魅力を感じているメンバーが多いです。
5. メルコインに入社した決め手は?
🙋♀️福岡でも働ける!オフィスから離れた場所に住んでいてリモートで働いていても抵抗感がなくコミュニケーション取れる所です。実際にデザインチームの人と初めて会ったのも入社後3ヶ月後だった。福岡でラーメンと焼き鳥を食べながら働けるのが幸せです🍜
🙋♂️若手のデザイナーが多い事業部にいたので、経験の多いベテランのデザイナーたちと一緒に働いて揉まれてみたかった!
6. メルコイン入社後にギャップありましたか?
😆KPI(目標)によってフレキシブルな体制で仕事を進めていく柔軟さがあるのでいつも新鮮です。
🤩入社前に想像していたよりもずっとクリプト好きの人が多かったのが意外でした。経験者が多いので暗号資産業界を引っ張れる強い人たちと働けて嬉しいです。投資の知識も増えました。
🤗機能開発によってはメルカリ、メルペイ、メルコインなど全てのグループ企業のメンバーが関わる案件もあるの想像以上に横断的に関われます。
7. メルコインのデザイナーはどのように開発に関わりますか?
スタートアップの開発をイメージしていただくと一番近いです。デザイナーとしての動きだけではない動きも時には求められます。仕様部分をエンジニアと相談、リーガルやコンプライアンスやマーケティングやPRの人たちとも直接コミュニケーションを取り、時にはPM(プロダクトマネージャー)のような動きもします。
デザイナーひとりでもくもく作るのではなく、PMやマーケティングやデータアナリストやエンジニアなど、さまなざまな職種の人たちと一緒に作っていきます。全員が全員の職種の領域を少し飛び越えてデザインしています。
8. デザインをやっていて一番面白い瞬間は?
横断案件をしている時。メルカリ、メルペイ、メルコインなど担当領域は分かれながらも全てのグループと横断して開発ができるところが面白いです。みんながやりたい世界を具体化し作っていくのはやりがいがあります。
9. これからメルコインでやっていきたいことはありますか?
お金や与信の次にデジタル資産としての新しい価値の循環を具現化、形にしていける領域のデザインだと感じているので業界を引っ張れるようがんばります!
10. どんな人だったらFintech Design Teamで働くデザイナーとして合いそうですか?
安定よりもカオスを楽しめる人!!!変化に柔軟に対応できる人だと合いそうです。
思った以上にデザインの領域も多岐に渡るので、自走できたり、状況を解釈して前に進める人が相性良いと思います。
最後に
10個の質問を通してFintech Design Teamのリアルな姿が少し見えていたら嬉しいです。「カオスを楽しむ人たち」ではありますが、常にまっすぐプロダクトに向き合っているので、絶え間なく議論しながら楽しみながらものづくりができています。
今後もお客さまの体験に寄り添ったプロダクトデザインをさまざまな組織とメンバーで共創しながら作り込んでいきたいと思いますので、興味を持ってくれた方はぜひ一緒にデザインをやっていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
