介護士の待遇改善について思うこと
こんにちはメルカです。介護で3年働いて介護福祉士の資格を持っています。
今回は2019年10月以降の消費税増税に伴う介護士・保育士の賃金引上げについて思うことを少しだけ話そうと思います。
ただ保育士に関しては完全に専門外なので特にコメントはありません。
介護の現場で働いていてよく聞いたりするのが介護士が足りないという話です。
自分の職場でも1~2人くらいは足りない現実が常態化しています。
今日あと一人いればという感じで仕事をしている感じです。
でも現場によっては逆に暇なところもあります。
同じ会社なのにどうしてこう差ができるのか。
その原因は立地や人口密度によっても変わると思います。
地方は人が足りなさ過ぎて施設自体が少なく経営も難しい。
そして都心は施設も多くスタッフも集まりやすいけど、人口の多さに比例して高齢の方も多く追いつかない。
居宅(自分の家)で援助を必要としている方もいます。
訪問介護というものですね。(家に介護スタッフが行って援助をする。)
この形態の援助も近くに介護事務所がどれだけあるかによって足りたり足りなかったりします。
そして高齢者は2025年までは確実に増え続けると言われています。
この2025年という指針はどこから来たのかというと、俗にいう団塊世代(ベビーラッシュという子供をバンバン生んで子供が増えていった時代)の多くが75歳を迎える辺りのタイミングのことを言います。
65~74歳の方を「前期高齢者」、
75歳以上の方を「後期高齢者」と呼びます。
現在団塊世代の75歳以上の方が年々大量に増えていて、それが飽和するのが2025年辺りと言われています。
じゃあ2025年以降は高齢者の増加は止まり逆に若者が増えていくのかというと自分はそうは思いません。なぜなら現在の出生率もどんどん下がっているからです。
今、人が足りている所でもいずれ足りなくなるということです。
そしてそれは2025年を越えても変わらない気がします。
この対策の一つが「処遇改善」なんです。
4人に1人が高齢者の時代です。更に医療の発達などにより平均寿命は上がり続けています。
待機児童という問題がありますが、似たようなことが高齢者の方にも当てはまるんです。
早く死んでくれと言っているわけではありません。
でも現状は厳しい状況です。
施設に入りたくても、援助を受けたくてもまともに受けられない方がいます。
そしてこれからも増えていきます。
この問題は他にも多くの課題があります。
全てを理解していなくとも、こういう現状であるという認識を持っていることは大切なことだと思います。
多くの人が認知することで転職の幅も広がりますし、介護士の賃金が上がることは潜在的な未来の介護スタッフの増加にも繋がります。
一部の人だけでなく業界全体での活性化が進むことにより介護士の処遇が改善されるといいですね。
情報の羅列になっていますが、状況の移り変わりが激しく、自分の頭ではまとめるのが困難な状態です。
現状の理解や変遷を追っていくことで過去ではどうなっていて、現在ではこうなっていて、未来でどう変わっていくのかの予測を立てていきたいです。
徐々に整理をしていきたいと思います。
介護士の処遇改善に関しては政府や労働組合、業界全体での調整を繰り返しているのでまだまだ不透明な部分や変更点も多いです。
これは何も日本に限った話ではありません。誰でも年は取るのですから。
介護や援助不足の根本的な解決について今世界が動いています。
例えばAIやロボットの産業がこの問題解決に向けて大きく動いています。
まぁこの話に関してはまた別で話そうと思います。
今後もこの話題に関しては取り上げていこうと思います。
今日はこんなところで。
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メルカ