2018年12月の記事一覧
官民ファンドの理想形はありえるのか?産業革新投資機構の役員辞任に関して
産業革新投資機構(以下JIC)で社長以下多くの取締役が辞任した。今回の騒動、痛み分けの感は否めないところがあります。
まず、民間サイドからの高報酬の要求ですが、95%が政府の出資(つまり自動的にJICにお金はついてしまう)ですから、幹部はファンドビジネスで一番つらい投資家からの資金調達の労をとってないわけで、まずそこが弱点となります。経産省としては、この一点だけでも、最初の段階で高額報酬は難しい