色彩検定3級&UC級に合格した話
はじめまして。頭足類と申します。
暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は東北在住なのですが年々暑くなっているような気がします。作業デスク兼勉強部屋にエアコンが無いのがかなりしんどいです...。暑すぎ...。サブスク型のコワーキングスペースの契約も視野に入れていますが、結構お値段するんですよね。悩んでいる間に夏が終わってしまいそう...。
さて、タイトルにもある通り、この度色彩検定3級&UC級に合格することができました〜。(と言っても受験したのは6月末ですが。)
具体的な点数は、
3級 189/200点 UC級 196/200点
でした。
合格率高めの民間資格なので比較的簡単な試験なのだと思います。(常識問題みたいな部分もある)
とは言え、初学者が初見で解ける内容かと言われると、そうではない気が.....。参考になるか分かりませんが、勉強方法も含めて振り返っていきたいと思います。
00 受検しようと思った理由
※参考書や勉強法さえ分かればええんや!という方は読み飛ばして下さい。
オタクとして出戻りを果たしたことをきっかけにイラストを描くようになり、「色」について考える機会が増えました。(この件については下記の記事で少し触れています)
でも「なんとなくこの色が好きだな〜」というTHE感覚で描いているためワンパターンな絵になりがち...。少し体系立てて色彩というものについて学んでみたいと考え、以前から興味のあった色彩検定を受検してみることにしました。あとは、意識低い社会人ゆえに大学卒業してから資格試験というものを殆ど受けたことがなく、試験勉強のサイクルを作るとっかかりに良いかもしれないと考えたのも理由の1つです。(仕事から帰って勉強机に向かうということがまず無理だった...。)
2級からの受験も考えたのですが、資格取得というより色について知りたいという気持ちがあったのでどうせなら、と3級から受検することにしました。色彩検定について調べるうちにUC級というものが新しくできたことを知り、こちらは趣味というよりは仕事に活かせないかなと思い併願を決めました。
ちなみに、UC級は「色覚異常の方や高齢者の方には色というものがどのように見えているか」また、そのような多様性を踏まえた上で万人に伝わる配色とはどのようなものなのかということを学習する内容となっています。
(3級とUC級は出題範囲が被っている箇所が複数あるため、興味がある方は併願してみてもいいかもしれません。)
01 参考図書
公式テキスト
参考書は3級・UC級共に公式のものを使いました。試験用にまとめられている参考書と迷ったのですが、色彩検定は公式テキストに載っている写真がそのまま出てきたり、基本的に公式テキスト準拠で出題されるということだったので。受かるための勉強というより色についての知見を広げたかったというのもあります。フルカラーですし、読んでいて楽しいテキストだと思います。とっつきにくさは無いです。(今、基本情報技術者試験の勉強をしているのですが、感覚的には漫画と六法全書くらい読みやすさの差があります。)
過去問題集
私は問題を解かないと覚えられないタイプなので過去問を購入しました。その他にも実際の出題形式になれて、当日焦らないように...。(メンタル弱者なのですぐお腹が痛くなる)
というのも、色彩検定は出題数が多くゆっくり解いていると時間切れになります。(場合によっては見直しの時間は取れないと思います)コンスタントに解き進める必要があると感じました。過去問とほぼ同じ選択肢が出てきたりもするので、形式に慣れるためにも解いておいて損はないかなあという感じ。3級は2022年と2021年の2か年分、UC級は2022年のみ購入。それぞれ2周程しました。間違った箇所は教科書の該当ページに戻り復習、という方法をとっていました。
新配色カード
私は2級以降の受検も考えているので購入しましたが、3級・UC級のみ取得を目標とする場合は必要ないかも。3級の公式テキストには実際に配色カードから色を選んで色の組み合わせを作成する演習問題があります。色の組み合わせを自分で考えて切り貼りするのは楽しかったです。(デスク上がカードの切れ端だらけになるのは色彩検定あるあるではないでしょうか)
02 勉強時間
・勉強期間は約1ヶ月
・平日は会社から帰宅したら1〜2時間程度
(残業のあった日や疲れた日は教科書を少し眺める程度で済ませていました)
・予定がない休日は2〜3時間程度
トータルだと40時間くらいかと思います。毎日継続して勉強できていたかと言われるとそうではないのですが、なるべく10分だけでもテキストをパラパラみるようにしていました。(記憶力が悪すぎるゆえ...)3級の勉強に大半の時間を割き、UC級の勉強は最後の1週間で行いました。被っている範囲が多かったのでサクサク学習を進めることができました。後述する「PCCS色相環」と「トーン図」だけは、テキストを使った勉強をしない日もほぼ毎日書いていました。
03 勉強方法
全体の流れとしては、
1周ざーっとテキストを読む
↓
過去問演習
↓
間違えた箇所のテキストに戻り復習
この流れで進めました。
1周目のテキストを読む時点では完璧に理解しようとせず、全体の構成を掴むのが目標。まとめノートを作るのは時間の無駄だと思ったので省略。でも私は読むだけでは覚えられないタイプなのでノートに殴り書きをしながら学習を進めました。
色々な所で言われていることですが、上記とは別に「PCCS色相環」と「トーン図」は何も見なくても書けるようになることが試験合格の肝です。
実際に私が参考にしたサイト様引用しておきます。暗記なので、語呂合わせでも何でも覚えやすい方法で!(色相環はYoutubeでも覚えやすい動画があったのですが、探し出せませんでした。。。)
04 感想とか
こんな感じでちまちま勉強を進めて無事合格することができました。個人的な感想ですが、今までは何となく認識していた色の仕組みについて学べたのが楽しかったです。検定を受けて、学んだ知識に則ってイラストを描くようになったかと言われると、やっぱり自分の感覚と好きな配色じゃないと納得できないみたいなとこがあって、結局活かし切れてはいない気がします。検定を受ける前は使わなかった配色を使うようになったかも...?あとは、3級の色彩心理やUC級の知識は仕事に使えそうだなと。UC級は受験されている方も社会人っぽい方が多かった気がしますね。
Youtubeやネットの記事を読んでいると1週間とか一夜漬けで受かっている人もいるみたいなので(すごい)、資格さえ取れれば良いという方は短期集中の勉強法でもOKなのかもしれません。ではまた。
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