言葉から詞。
赤ちゃんは
こころの中でおしゃべりしている。
いつからか
詞から言葉を覚え
言葉の世界を学び取る。
生きるに連れて
自分の経験を言葉から詞に変える。
詞から詞の意味を
思い出の
1ページを大切に持つように
歌の歌詞のような情景が残り
気持ちとため息の境目を
綴る
栞の箇所が増える度。
ナミダで濡れた時々の
思い出がよみがえる。
記憶が衰え始めても
指先に残る心は
詞から詞を紡ぎはじめ
赤ちゃんのような
安らぎの心をも残す。
赤ちゃんは
こころの中で詞をしゃべっている
言葉は分からないけど。
母は気づきます。
そんな赤ちゃんもいつからか
言葉を覚え
言葉の世界を学び取ります。
生きるに連れて
自分の経験を言葉から詞に戻します。
思い出のアルバムを作るように
その1ページを大切に持つように
口ずさむ歌詞に情景が残り
嬉しい気持ちと悲しい溜息いの境目を綴る。
そんな気持ちの栞の箇所が増える度。
ナミダで濡れた時々の
思い出がよみがえる。
記憶に自信を失う尊い季節でも
指先に残る心には
言葉ではなく
その時折の詞と詞を紡ぎ始めて
再び赤ちゃんのような
安らかな心をも残します。
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