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小説投稿サイトを整理する日記①降魔一郎シリーズに見るめけめけの変態性について

 自分はいろいろな小説投稿サイトに書き散らかしている。これにはいくつか理由があるのだが、とにかくそろそろ整理をしないといけない。できる限り一本化したいと考えているのだけれどもそのために参考したのはこちらの蜂賀三月さんの記事です。

 自分が利用しているのは、小説家になろう、エブリスタ、アルファポリス、pixiv、カクヨムなどで、それぞれの使い勝手もさることながら、筆者が2010年ころから物語を書くようになってから小説投稿サイトはあれこれと新しいサービスが増えて、あれこれ試したというのがある。

 そのうちどこかに絞ろうと思っていた。なろうが一番掲載量が多いのは古いからというのと、老舗だからというのがある。エブリスタはコンテストが常に開催されているので、それに合わせた短編を多く書いている。

 それ以外はあまり目的性がない。お試しでそのときそのときでいろんな手持ちの作品を掲載したし、pixivは、コミュニティのイベントでリレーや文字数666文字でホラーを書くとか、そんな遊びをしていた。

 それぞれに思い出や思い入れもあるのだけれども、基本方針としては、しっかり自分の作品群が一覧できるサイトに統合し、エブリスタはコンテスト応募専用、その他は放置または削除しようと思う。

 いろいろ比較検討した結果講談社のNOVEL DAYSを今後メインにすることにした。

 まだ、バーナーなどはあり合わせが過ぎるのだけれども、まぁ、そのあたりはじっくり作っていくとして、何から手を付けようかと考えたときに、改訂したい作品を順にアップすることにした。

見えないものが見えてしまう田宮一郎という男の怪奇譚。
彼を取材した記者が精神に異常をきたしてしまったことをきっかけに『降魔一郎』というペンネームで怪奇譚を雑誌に掲載することとなる。
『降魔一郎の東方異聞録』とは大衆雑誌『東方倶楽部』に掲載されている心霊スポットや怪奇現象などの都市伝説を紹介するコーナーであり、降魔一郎はそのような場所に踏み入ることの危険性を訴えるのだが……。

 筆者自身、このキャラクターがとても気に入っているのですが、非常に癖の強い男です。この手のキャラクターは他の短編にも登場するのですが、この際、それらの短編もこちらに編入しようと考えています。

 この辺りはわりと親和性がある。それ以外にも彼が活躍できそうなエピソードを改変して入れ込もうと思います。

 基本、物語を書くときのめけめけという作者は変態です。僕はいたって真面目な中年オヤジですが、めけめけは変態です。

 すでにNOVEL DAYSにアップしましたが、第2章の『噛み痕』の展開はかなり変態です。たっぱがあって細身、大きな口で低い声でしゃべる。そして何者に対しても攻撃的な言動をする男。

「なるほど。つまりはその嚙み痕の何たるかを調べ、原因を特定し、この現象を止めたいと、そういうことか。だが、それにはもっとあれこれ調べる必要がある。俺には見えないものが見える。しかし、その嚙み痕やらがお前のどんなところに、どんな形で残っているかを、服の上から見ることはできない。なに、簡単なことだ。服を脱いで見せてくれればそれで済む話だ。観るだけなら、5分もかからない。」

噛み痕 第3話 ベッドの上でより抜粋

 このあとかなり過激な展開になります。いまここでテキストを書いている筆者は果たして変態さんなのかはわかりません。しかし、物語を書いているめけめけという物書きの属性は変態です。
 おかしなことを思いつくと書かずにはいられない。これは確か実際に女性が女性に噛まれた痕を見せてもらったときに思いついたんじゃなかったかなぁ。
 なんでそんなことになったのか。それは忘れてしまいましたが、男を取ったとか取られたの話だったのでしょうね。
 そういえばこの前バーで女性の噛み癖について話しましたが、結構あるらしいですね。

 そうそう、めけめけのアイコン、このおもちゃの入れ歯みたいなやつ。これはスティーブン・キングの短編「チャタリー・トゥース」に出てくる男性の大事なところをかみ砕く、恐ろしいおもちゃからヒントを得ました。

 さて、この引っ越し作業、2章分、全10話で4時間以上かかっています。まぁ、要領がつかめたので、次回からはスピードアップできるはずですが、ただコピペするだけではなく、原稿を再チェックしてより読みやすく(いまだに誤字脱字が見つかるのがお恥ずかしい)しなければならないのですがね。
 これを書き始めたのは2015年1月なので、スキル的にもまだまだ未熟な時でした。

 まだこの辺りの作品はいいのですが、これより前のものとなるとそうとうな手直しが必要になるでしょうね。しかし、いつかやらなければならないこと。その時間と空間を作るためにリアルで引っ越しをしたのですから、この際、腰を据えてやらないといけないです。

 そんなわけで、これから引っ越しをするにあたり、何か気づいたこをここに残すことで、同じようなことを考えている方々への何かヒントになればなと思います。

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