そういえば自己紹介をしていなかった件
プロフィールには一応、大まかに自己紹介は書いている。自己紹介は得意だ。ただ面倒なだけで、自分のことを話すのになんら躊躇もない。
僕の成分を説明するならゲームと音楽とクリエイティブとラジオとエンターテイメントと小説と知的好奇心とカミさん、娘と息子がいる家庭、そして酒に飲んだくれカラオケを歌い、時々占いをしながら人の悩み相談を受け、料理を作るのが好きという、そんな雑多で無節操な要素で構成されている。
めけめけの誕生は2009年の12月
この年、僕は――つまりこの文章を書いている中の人は途方に暮れていた。長年勤めていた会社が倒産し、知人の会社に居候する形で職もなく、ときどきその会社のことを手伝っていた。
すぐ新しい職に就かなかったのには理由がある。それは会社が倒産したことに対する僕なりのけじめでもあった。
会社の役員ではなかったが、最大100人の従業員がいたゲーム開発会社の管理部を任されていた。なにがどうなって倒産という結果になったかはとにかく、元従業員に対する責任は最後まで果たすつもりでいた。
責任とは国の制度をつかって本来支払われるべき退職金を工面することだった。結果としてそれは果たされ、僕はもうひとつのけじめをつけることにした。
それは取引先へのケアとして、倒産した会社の一部事業を引き継ぐ形て新しく立ち上がった会社を軌道に乗せることだった。アルバイトという形で働きはじめ、のちに社員として雇用してもらった。
そんな折、個人的なけじめとして新しい自分になろうと考えた。それが「めけめけ」という人格の形成につながった。
ふと記憶をたどったらそのあたりのことをnoteに書いたことがありました。ふむ、駄文ですね。駄文ですがこういうことです。面白くもない。
いずれにしてもツイッター(現在のX)でめけめけと登録したのが2009年の12月であり、僕がめけめけというペルソナを覚醒させてから15年の月日が流れたということです。
印象に残すことと呼びやすさ
冒頭で自己紹介が得意と述べたとおり、このネーミングは一部の人にとってはなるほどと頷いてもらえましたし、僕がありもの画像を加工したアイコンは、敬愛するスティーブン・キングの短編『チャタリー・トゥース』というゼンマイ仕掛けのおもちゃからとったもの。
めけめけの文字とアイコンで僕がYMOが好きである事とキングがすきであることを表現しているのだという自己紹介は、人の印象に残りやすい。
そして「めけめけ」という音は柔らかく親しみやすい。多くの人は僕を「めけさん」かしこまる人は「めけめけさん」距離を詰めてくる人は「めけ」と呼び捨てにする。
実際に面と向かって「めけさん」と呼ばれたのは2011年のことだったと記憶している。それは山作戰というインディーズアーティストのライブでのことだった。
オンからオフへ~ハヤブサがくれた出会い
それまでオンライン上でめけさんと呼ばれることはあっても実際に声で呼ばれたのはその時が初めてだった。山作戰との出会いは、山作戰というへんてこな音楽をやるおじさん(当時まだ30代後半)をネットサーフィン(という言葉はもう当時死後)の末に見つけたことだった。
2010年にハヤブサが帰還すると話題になっていた。僕はもともとSF大好き少年であったし、その瞬間がライブ中継で観れるようなご時世になったのかと、ニコ生を見ていた。しかし有料会員出なかった僕ははじき出され、他に何かないかと探していた時にUSTREAMというライブ配信サービスを見つけた。
このUSTREAMというサービスは当時画期的とは言わないまでも当時としては高画質、ステレオ配信可能で無料で使えるという魅力的なサービスであった。
そこで坂本龍一のライブを視聴でき、そのときタイムラインに流れていた気になる人をフォーローしていった結果、山作戰の『ぼくなまはげ』というチャンネルにたどり着いた。
そのタイムラインはとても居心地のいい空間だった。山作戰の音楽は少しだけ音楽に絶望、或いは音楽に希望を持てなかった自分を目覚めさせてくれた。それは音楽に対してオフラインだった僕をオンラインにしてくれたといっていい。
そしてタイムラインにいる面白い面々と山作戰のライブで出会い、めけめけというハンドルネームは「めけさん」というリアルな存在、オンからオフに進化した。
この時期、僕が取り組んでいたこと、それが物語を書くこと、小説を書いて人に読んでもらうことだった。
そこで僕はSNSで知り合った人の助力でラジオドラマを一年やらせてもらうことになる。
同時に自分の配信番組『めけラヂオ』を立ち上げ、全国からインディーズアーチストを呼んで2015年2月『めけソニック』というイベントをクラウドファンディングを活用して開催した。
そしてそんな中で出会った音楽仲間とバンドを組むことになる。
音楽との距離を詰める
ちょっとしたイベントで一度きりの演奏。クリスマスイベントにドラマーとしておやじバンドを結成した。同時に地元のカラオケ好きの飲み仲間とバンドを組み、保育園のママ友、パパ友と子供たちと一緒に楽しむ音楽イベントに参加した。
聴側からやる側へ。学生の頃、バンドでドラムやベース、そしてたまにエレキギターを弾いて歌っていた。歌は好きで、わりと得意だった。
ずっとやりたいと思っていたDTMソフトもようやくある程度使えるようになり、僕はバンドではメインでドラムを演奏し、パソコンに向かって音楽を作るようになった。
僕はアスリート気質ではないので、どれも技術的には人前でやれるほどに鍛錬することは苦手だ。でも、楽しく演奏したいから練習はする。
同時にドラムだけでは曲は作れないし、キーボードは僕にとってはまだ直観的な楽器ではないのでドラムをデータで打ち込み、ベースとギターと歌を自分で録音して曲を作る。
いつの間にか音楽との距離がぐんと身近になった。SNSが与えてくれた機会に感謝したい。
まぁ、これが僕の、めけめけの履歴書ということになる。
直近のライブイベントはこちらです。
noteで往復書簡をやっているねるも参加!
ライフワークとしての知への探求
これからのこと、今まさにしていることを言うのであれば、僕は知的好奇心を満たし、それを文章にまとめ、出来ればいろんな人に知ってもらいたいと思っている。
宇宙物理学や言語学は近年大きく発展しているし、生物言語学なんて新しい分野もある。それまで当たり前だと思っていたこと、なんとなくこういうものだと思っていたことにきちんとした理屈があり、理論化がすすめられているというのは実に面白い。
また政治経済、社会やマスメディアの在り方など、興味関心のあることはたくさんあるし、持論もある。
noteという場所はそうした知の探究の場として活用したいと思っています。
まとめ
noteの記事も少し整理しなければと思っています。まぁ、めけめけというペルソナはあくまで仮面。
僕の本体の話をここですることはたまにあるでしょうが、もはやその区別もつかないほどにめけめけというペルソナはすっかり独り歩きをしています。
今年は小説投稿サイトで貪欲に賞をねらっていくこと、音楽はオリジナル曲のバンド編曲。或いは新曲の作成。
ライブ配信はテコ入れしてもう少し視聴者を増やしたいと思います。
こんなめけめけですが、面白いと思ったらいいね!をお願いします!
もし、このおっさんおもろいなと思った方がいらっしゃったり山作戰ってなんだ?と思った方、2月1日土曜、銀座に遊びにいらしてくださいね!