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tier1キラー!JCSベスト32 ラムパルドデッキ解説

こんにちは!mepo(@meponne)と申します。noteでは初めまして。

自己紹介は下記リンクを参照ください
https://yuyu-tei.jp/blog/poc/news.php?d=2016/12/mepo
なお、チームは解散しました。

今回はJCSで使用した化石デッキ(ラムパルドデッキ)の解説でございます。たかぼー選手(@takabou_orz)との共著になります。

元チームヤンチャムのメンバー3人(mepo、たかぼー、くれす @cresc2127 )と、デッキ調整に協力してくれた2人(ユウキマヨ @shouyumayo20161 、あると @pokekaman )でこのデッキを握り、最高成績はたかぼーの予選8-1、ベスト32となることができました。(あと1勝で日本代表への切符が見えた…)

このデッキは、環境読みを意識し、tier1といわれるデッキのどちらにでも勝てることを意識して作成したものになります。
ただし、環境外のデッキへの対応幅が少し狭く、マッチアップが重要なデッキでもありました。

ちなみに私、mepoの成績は3-5とお世辞にも良い成績とは言えない結果でございます。初戦で負けてから負のスパイラルに巻き込まれてしまったいい例になります。。。

個人的には、JCSへ望む際にCSPが全く足りなかったので、普通のデッキではダメと思っており、優勝を狙える、大逆転をする為に握ろうと思っていたデッキなのですが、調整メンバーが気に入ってくれ、最終的には5人で握ることとなりました。

私が使用したデッキレシピとしては以下となります。細かい違いはありますが、こんな感じとなります。

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ポテンシャルがあるのは間違いなかったです。

・ラムパルド 

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ワザ、クリーンヒットは人気のゾロアークGXやペルシアンGXをOHKO(一撃で気絶)させることができ、ワイルドボンバーは、たねポケモンなら無条件でOHKOさせることができる。

2進化ポケモンではあるが、ミラクルツインで追加されたポケモンけんきゅうじょによって、進化前のズガイドスを直接場に置けることになったことから、1進化ポケモンのようにして使うことが可能になりました。

それでは、ラムパルドデッキについて、以下の目次で解説させていただきます。

当日のマッチアップはたかぼー選手の配信卓の裏話などもあります!

JCSから大分時間が経ってしまいましたが、このデッキに関しましては現環境でも十分戦っていけるスペックがあると自負しております。是非ご購読お願いします。


1.JCSの環境読み

JCSの1週間前、拡張パック ミラクルツインが発売されました。

ミラクルツインが発売されてからのシティリーグなどの大会はなかった為、環境はどうなるかは未知数でしたが、影響を与えるカードは一部だということである程度このようなデッキが来るだろうなと考えていました。

tier1

・レシラム&リザードンGX (レシリザ)
・ルガルガンGX・ゾロアークGX(ルガゾロ)

tier2

・パンプジン
・カラマネロ系統(ウルネク、ガブギラ)
・ミュウツー&ミュウGX(ミュウミュウ)

tier3

・その他のデッキ

tier1

直近のシティリーグで1番結果を出していたデッキがレシリザであり、先行カキのムーブを止められるデッキは少ない為、そのままtier1になると予想。ミュウミュウをタッチで加え、リザードンGX(SM3)のぐれんのあらしやレイジングアウトGX、リザードンGX(ファミリーポケカ)のフレアドライブGXと今までのレシリザになかった技のレパートリーを増やした型も出てくると想像でき、それが非常に強力。特にレイジングアウトGXは特殊勝利系デッキの代名詞であるHAND系統に対する太い勝ち筋になる為、そのようなデッキタイプの使用率を下げてくれることにもなると予想。

ルガゾロは、シティリーグなどで結果を残していたのはもちろんのこと、ミラクルツインと同時に販売された、エーフィ&デオキシスGXデッキに封入されている、プレシャスボールの影響で安定度を増したため、使用者が増えると予想。終盤のペルシアンGXのキャットウォークを生かしたリセットスタンプ+ムサシとコジロウのいわゆるハンデスコンボを決めてしまえばどのようなデッキにでも勝てる可能性があるのもよいし、何より対応幅の広さが魅力的。

tier2

非GX系統で一番強力だと想定したのがパンプジンデッキでした。直近のシティリーグでチームアチャモさんのパンプジンデッキが結果を残した為、そのままないし、調整し使用してくる層が増えると想定。筆者も使用デッキが決まらない場合はパンプジンデッキを使用する予定でした。
TAG TEAMのデッキに有利な点、ミュウミュウの弱点を付ける点、序盤から終盤までスキのない展開力と魅力的ではありましたが、デッキの自由度が低く、ある程度構築が固定されることから、対策に弱い点がありました。

カラマネロ系統のデッキは、場を作ってしまえば手札にかかわらず攻撃を続けられることが特徴です。今回の環境ではミュウミュウの弱点を、ギラティナ(SM7b)で突くことができる為、使用者が増えるのではないかと予想。しかし場を作れない場合の不安定さやルガゾロが苦手な点などから、tier2と想定。

ミュウミュウのデッキはカラマネロ系統の派生で考案し作成していました。特に強力と感じたのがラティオスGXとオンバーンGX等のロック系の技を使うポケモンでありはしましたが、かみ合わせが悪い時に何もできない点等から使用には至りませんでした。カラマネロを使わない形(炎軸や妖竜軸)は作成しておらず、想定外のデッキでした。

tier3

SM が発売して約3年とも経つとたくさんのカードがプールに存在します。そのため数多くのデッキが存在するが、tier1のどちらかにしか有利ではないデッキが大半であり、そういうデッキはここに存在すると想定しました。

主なデッキ
・ピカゼク
・ジラサン
・HAND
・悪軸
・サナニンフ
・フーパブラッキー
・ヌオーバレット
・ズガアーゴ
・三鳥
・マタドガス
・モクナシ
・ヤドコダ
...etc

2.デッキ選択の経緯と変遷

それでは、ラムパルドデッキがどのように造られたかを解説していきます。

前提として、tier1 のデッキに確実に勝てるデッキであることが条件です。

5/22日に公式サイトからポケモンけんきゅうじょの情報が公開されました。これにより、はじめはプテラデッキを作成しましたが、調整メンバーからラムパルドがとても使いやすくなりそうですねという意見が出て、強力そうであると感じた為、プロトタイプのデッキを作成しました。

以下がそのデッキとなります。

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ver.1

ポケモンけんきゅうじょを使った化石デッキを使うにあたってルールのおさらいをします。

※デッキにはたねポケモンを最低1枚は入れないといけない
※なぞの化石は対戦準備時のたねポケモンとして場に置くことはできない

この2点がある為に、このデッキにあうたねポケモンを探します。まずはtwitterで情報収集をしました。その結果、ジラーチとフーパが相性がよさそうであると感じました。

・ジラーチ
1ターン目からポケモンけんきゅうじょに触りやすくするために4枚フル投入。ここの枚数はジラーチ型の場合変わることはありませんでした。

・フーパ(バンデッドガード)
ポケモンけんきゅうじょの効果を使うターンは技が使えない為、環境に多いGXポケモンからダメージを受けないこと、ユニットエネルギー闘悪妖を採用することによって自身も攻撃できる点が合うと思いました。

・フーパ(あくのいましめ)
カラマネロ系統が苦手であると想定できたので、ギラティナに滅法強いこのカードを採用。ギラティナを即起動させるために必要なカラマネロは2体必要です。それにギラティナ自体の特性がある為、場に最低でも特性持ちのポケモンが3体は存在します。そうすると基礎ダメージ10+(20×3)の70ダメージとなり、ギラティナの弱点2倍となりOHKOすることができます。また、返しでギラティナのシャドーインパクトを受けてもOHKOされない為、複数サイドを取れる可能性があります。

他には、ミラクルツインで収録されたプテラGXがTAG TEAMに強そうと感じた為採用しました。そのためダブル無色エネルギーが多めに入っています。

このデッキでのtier1、2との予想マッチアップは以下です。
左がラムパルドの勝率を表し、右が対戦相手となります。

======================================
レシリザ 6:4
ルガゾロ 6:4
パンプジン 2:8
カラマネロ(ガブギラ) 4:6
カラマネロ(ウルネク) 2:8
ミュウミュウ(オンバーンGX採用型) 2:8
ミュウミュウ(オンバーンGX非採用型) 7:3
======================================

構築の段階からウルネクは切りました。ジラーチを複数置くことによってめつぼうのひかりGXでの負け筋は避けられないものとなっています。

レシリザ、ルガゾロには有利は取れましたが明確に勝ち切れるとは言い難かったかもしれません。ミュウミュウデッキはオンバーンGXの採用枚数次第となります。なぜなら採用しているエネルギーがほとんど特殊エネルギーである為、ラウドソニックを打たれると厳しいです。また、パンプジンデッキにはサイドレースで全く勝てませんでした。

そこで次は、パンプジンへの勝率を上げるためにカードを探しました。身近なところにとても相性のいいカードが存在しました。そう、アバゴーラです。
アバゴーラの特性、こだいのしきたりによって、Uターンボードの効果がなくなり、手札に帰らないようになります。そうするとパンプジンデッキは次第に息切れをを起こし、後は細かいダメージを与えるだけで自然と勝ちます。アバゴーララインを2-2で採用する事により劇的に勝率を上げることができます。また、tier1のレシリザに対してはアバゴーラの技アクアインパクトで弱点を突くことによってレシリザをOHKOすることができます。

また、メンバーとテストマッチを行い、マサキの探索、超ブーストエネルギー♢、ディアンシー♢といったカードを採用する案が出たので採用しました。
バンデッドガードのフーパはサイドを取られたほうがいいと判断した為に抜き、そのため、ユニットエネルギーを闘エネルギーへ変更することが出来ました。

以下が調整を行った後のデッキです。

ver.2

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予想マッチアップ

======================================
レシリザ 7:3
ルガゾロ 6:4
パンプジン 8:2
カラマネロ(ガブギラ) 5:5
カラマネロ(ウルネク) 1:9
ミュウミュウ(オンバーンGX採用型) 2:8
ミュウミュウ(オンバーンGX非採用型) 6:4
======================================

このデッキでテストマッチを行い、見事パンプジン、レシリザへの勝率を劇的に上げることが出来ました。

その次の課題としては、やはり初動からポケモンけんきゅうじょに触れないとどうしてもコンセプトの実現が難しいという案が出た為、ジラーチを採用せず、ブルーの探索を採用する形を作成しました。

以下がそのデッキです。

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逃げ0のポケモンとして1番無難に使いやすそうだった為、カプ・コケコを採用。ただしこのデッキは問題がありました。初動でブルーの探索及び、ポケモンけんきゅうじょに触れやすくしたのに、触れられない場合、逆にジラーチ型より不安定でした。何よりアバゴーラ、プテラGXとの相性が非常に悪かったです。
ジラーチが地味に強力であったことを悟りました。このタイプはここで調整を断念しましたが、調整してみてもいいとは思います。

また、カウンターデッキである事から、サイドを取ってこない相手に対して、制限時間内で終わるのか?という懸念がありました。つまり、サイドを取らせれば、カウンターエネルギー、くろおびが働くようになり、ワザを言いやすくなります。そこで考えた形が以下のムウマージ型になります。

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サブアタッカーとしてフーパをあきらめ、カミツルギ、ズガドーンGXを採用。カミツルギはルガゾロとマッチしたときに、サイドが勝っているときに格闘道場+ルガルガンGXで攻められると意外ときついという意見がメンバー内で出た為、勝率を上げるために採用。ズガドーンGXはサイドのとり方がカウンターデッキである為にどうしても3-2-1及び2-3-1となってしまう事が多く、最後の1枚のサイドを取りきる事がどうしても難しいため、1番取りやすい技であると判断し採用。ブルーの探索非採用型であればこの枠はカミツルギGXになります。
このデッキは切ったデッキが多すぎた為、最終的に没になりました。非GX軸のデッキにはほとんど勝てません(カラマネロ、ジラサンなど以外にも)。
ポケモンけんきゅうじょを減らしすぎたのももちろんダメな点ではありましたが、何よりドローがムウマージに依存しすぎる点がよくなかったです。カウンターエネルギーをもってくるのが一番難しかったです。

そうした調整を踏まえ、メンバーと相談した結果、最終的にジラーチ型に戻ってきました。サイドを取ってこない懸念に関して、調性メンバーはある程度対応方は分かるが初見相手では対応が難しく、大体サイドを取ってくる戦い方をするだろうという結論に至りました。

これまでの経緯を踏まえ、完成させたデッキが冒頭でも紹介したデッキになります。

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3.デッキレシピ解説(たかぼーレシピ)

それでは、デッキレシピの解説になります。

細かい違いはありますが、1番結果の良かったたかぼー選手のレシピを解説していきます。

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・ジラーチ 4

何度か述べたように、なによりポケモンけんきゅうじょに触ることができないとこのデッキは成り立たない為、触りやすくするために採用。このポケモンでゲームをスタートしたいため、最大限の4枚採用。
ゲーム中盤では、その時に必要なトレーナーズを持って来たり、終盤ではグズマを持ってきたりと序盤から終盤にかけて常に場に置いておきたいポケモン。
・ラムパルド 4
・ズガイドス 4
メインアタッカー。闘ポケモンであることが優秀です。
冒頭で述べたように、クリーンヒットでゾロアークGX、ペルシアンGXをOHKO、ワイルドボンバーでTAGTEAMのGXを無条件でOHKOできる点が、この環境に合っていると思います。tier1のどちらにも強い為、最大限の4枚採用。クリーンヒットの1エネ60ダメージもそう弱くはないので汎用性は高いです。
ズガイドスはポケモンけんきゅうじょから2体優先して置くことが多いため、最大限の4枚採用。

・アバゴーラ 1
・プロトーガ 1
レシリザ戦、パンプジン戦に関しては、優先して使いたいポケモン。ワザ、アクアインパクトでレシリザをOHKOでき、こだいのしきたりで道具の効果をなくすことができる。また、エスケープボードを採用したデッキに対して、(カラマネロ系統、ジラサン等)容易に逃げられなくさせ相手の計算を狂わせることができる。
超ブーストエネルギーの対象にもなる為、立てられるときは立てておきたいが、ラムパルドよりは汎用性が低いため最低限の1-1採用。

・フーパ(あくのいましめ) 2
ギラティナへの強さは2.で述べた通りです。カラマネロ系統をあきらめることが出来なかった為、2枚採用。レスキュータンカで複数回使うことを想定しています。
相手の場に特性を持つポケモンが多い場合メインアタッカーにもなります。腐ったカウンターエネルギーを貼るのに最適なポケモン。

・カミツルギ 1
主にルガゾロのルガルガンGXに対しての対策カード。これがあるとないとではで勝率が断然違います。
JCSではプテラGXを一撃できたりしてルガゾロ以外にも活躍しました。

・カミツルギGX 1
カウンターデッキではある為、どうしても最後の1枚サイドを取る為に採用しました。運用方法はズガドーンGXと同様です。特性も優秀な為、たまに使うこともあります。スタートしたら倒されるのを期待してください。

・なぞの化石 2
中盤以降、研究所に充てるターンが無い時に化石から1進化にする必要があるため採用。
あと化石をバトル場に置く→ジラーチをベンチに出す→バトル場の化石をトラッシュ→ジラーチを場に出すの流れは割とやりました。
このデッキの場合、願い星とマサキの解析から直接サーチが出来るので、メタモン◇よりも少ない条件で手札に来やすい。

・くろおび 3
このカードがなかったら、公式大会にラムパルドを持っていくことはなかったでしょう。サイドを取らせて0エネクリーンヒット、カウンターエネルギーを付けてワイルドボンバーを使えるようになる、ラムパルドを最強たらしめるカードです。アバゴーラのアクアインパクトに必要なエネルギーも減らせます。重要なカードではありますが、試合中に4枚使うことはほとんどないため3枚の採用。そのため貼るタイミングが重要になります。フィールドブロアーを警戒する為、基本的に同時に2枚貼ることはしません。

・ハイパーボール 2
あまり切りたいカードがないため、控えめの採用としています。切るカードは余ったジラーチや使わないポケモンやカウンターエネルギーが多いです。

・ポケモン通信 2
ポケモンけんきゅうじょ前に手札に来てしまったズガイドスやプロトーガを山札に戻しながら、必要なポケモンをサーチすることが可能であるため、採用は必須と思っています。手元にポケモンがいないと使用できないため、2枚採用。

・レスキュータンカ 2
盤面を維持するために最低でも2枚は必要。
気絶したり序盤に切ってしまった1進化の化石ポケモンを山札に戻して、ポケモンけんきゅうじょですぐに場に出したりする用途にも使います。

・エスケープボード 2
主にジラーチに貼るカード。ぼうけんのカバンからも触れるため2枚で問題ないと感じた。くろおびと同様、同時に場に2枚は出さないほうが良い。

・エネくじ 1
カウンターエネルギー等を引っ張ってきやすくするカード。疑似的にジラーチやマサキの解析がエネもサーチできる可能性を増やしている。

・ぼうけんのカバン 1
山札圧縮を兼ねるとても便利なカード。主にくろおびとエスケープボードを1枚ずつサーチします。このカードに気づくまではくろおびを4枚採用していましたが、メンバーから1枚このカードに変えてみては?という助言を頂き、採用したところ抜けなくなってしまった必須カード。

・シロナ 4
安定のドローソース。リーリエが引きすぎてしまって合わない事と、手札に来てしまった1進化の化石ポケモンを戻せる可能性がある事からメインのドローソースとしています。最大限の4枚採用。

・マサキの解析 3
序盤から研究所を引くために採用。シロナと違い、手札を維持しながら、山札を見れるため、ヒットしやすくなっている。盤面が完成してからもくろおびやドローサポートを引きやすいため腐りにくい。

・エリカのおもてなし 2
ベンチが並びにくいブルー構築が少ないと判断したのと、プレイングの関係上中盤までドローサポートを温存するこのデッキとはとても相性が良いため、2積みに。シロナを減らしてこちらを増やしても良いかもしれない。

・グズマ 3
サイドを取り切るために3枚採用。
TAGTEAM相手なら1枚は切っても良い。

・レッドの挑戦 1
序盤は研究所、中盤以降はエネを確実に引きに行くために採用。勝ち筋を広げてくれるが、手札を頻繁に切れないため、1枚のみの採用。

・ポケモンけんきゅうじょ 4
最重要カード。初ターンから発動したいので最大限の4枚採用。

・レインボーエネルギー 4
カミツルギ、カミツルギGXの技を使うために採用。ラムパルドのクリーンヒットを打つ場合にも使う為、4積み。

・カウンターエネルギー 4
主にくろおびと合わせてワイルドボンバーを打つための必要パーツ。TAGTEAMに絶対勝ちたいので4積み。

・超ブーストエネルギー◇ 1
研究所を使った次のターンに、すぐに2進化を立てられるこのデッキとはとても相性が良く、終盤ワイルドボンバーでTAG、TAGと倒して勝ちのパターンもあるため採用しない理由はなかった。

・闘エネルギー 1
相手が貼ったトキワの森を利用して持ってこれたりするので便利。

<採用を検討したカード>

・プテラGX
初期型では採用していたが、ダブル無色エネルギーを外すのと同時に不採用に。採用するとピカゼクに強くなる。

・メタモン◇
なぞの化石との選択。
だがこちらの方が初手にあったら出して良いので、カミツルギGXスタート率を下げる意味では採用範囲内だが、サーチが難しいので一長一短。

・ディアンシー◇
クリーンヒットのダメージが+20されると

・ジラーチを一撃
・パンプジンを一撃
・アーゴヨンを一撃

などが挙げられますが、今回はルガゾロ対策のカミツルギを優先したため不採用。有象無象突破性能は高いので、ジムバトルで使うなら採用した方が刺さる可能性が高い。

・ミュウ(ベンチバリア)
ベンチダメージ対策。ピカゼク、三鳥戦ではかなり勝率が変わってくる。これも上記同様、ルガゾロ対策を優先したため不採用に。

・ウツロイド
主にミュウミュウに対してOHKOを想定したポケモン。ナイトキャップでミラクルツインをコピー出来るので、ほかのポケモンが相手の場にいなくても問題はないです。
ただ、オンバーン入りのミュウミュウをあまり想定できていなかったので、対策と言えたかどうかは怪しいかもしれません。刺さる場面が限定的過ぎて不採用。

・キリンリキ
ミュウミュウから打たれるオンバーンGX対策。先にラウドソニックを打たれても相手のトキワの森から闘エネルギーをサーチしてトラッシュのオンバーンGXをロストすることで対策が可能。場面が限定的過ぎて不採用だが、勝ち筋を広げられる点やHANDにも強くなれるので今後は採用も視野。その場合は闘エネルギーを増やしたい。

・ヤレユータン(さいはい)
リセットスタンプに弱いので対策として。
ただ手札を減らしにくいので、さいはいでドロー出来る枚数が少なく不採用に。

・マーシャドー(やぶれかぶれ)
JCS後に思い付いた1枚。
相手の手札を妨害しつつ、サポートを使わずにパーツを揃えやすくする。もう一度JCSがあるなら採用してみたい。

・カウンターキャッチャー
かなり採用を悩んだ1枚。
これがあるとドローサポート使いながらベンチのGXを呼んで逆転勝ちが出来るので、間接的にリセットスタンプへの解答になっています。だが、なかなか枠を作れず、グズマを減らしてまで採用したくはなかったので、仕方無く不採用に。仮に61枚デッキルールなら真っ先に採用したいぐらいの優先度です。

・リセットスタンプ
枠に余裕があれば採用したかったカード。
今回は枠が無かったため不採用に。逆に展開してもらったほうが勝ちやすくもなるので、優先度は低めです。

4.仮想敵とマッチアップ想定(プレイガイド)

次は、tier1~tier3 までの各デッキとのマッチアップ及びプレイングのコツを書いていきます。

-tier1-

・レシリザ 8:2
レシリザTAGを場に2体出してきた場合は、ジラーチなどを1体倒させてから、くろおび+カウンターエネルギー+ラムパルドのワイルドボンバーorアバゴーラのアクアインパクトでレシリザTAGを倒します。その後、けんきゅうじょなどで場を整えながら適当にポケモンを投げ出し、サイドをリードさせて再度上記コンボを決めるか、超ブーストエネの条件を満たしてラムパルドのワイルドボンバーorアバゴーラのアクアインパクトをレシリザTAGに決めれば勝ちです。
レシリザTAGが1体しか出てこない時は、ヒードランGXが入っている構築だと思います。その場合は取るサイドの枚数を3(TAG)→2(GX)→1(非GX)もしくは3→1→2で取る事を意識しましょう。具体的には、ワイルドボンバー×2、スラッシュGXです。それ以外の技は打たなくてよいです。
レシリザが出てこない場合は、それはもう別のデッキですのでセオリーはありません。笑

レシリザが2体出た来た場合は終盤のリセスタやマーシャドーで事故らない限りはほぼ負けないマッチアップだと思います。ミュウミュウが入っている場合はレイジングアウトGXがある事に注意し、山札の枚数は意識しましょう。

・ルガゾロ
格闘道場型 7:3
ユニット型 8:2

ルガゾロに対してはカウンタープランを取らず、サイドを先行して取るプランを取るのがセオリーになります。具体的にはラムパルドのクリーンヒットを軸に取っていくことになります。

このデッキに対して1番やられて嫌なことは、ルガルガンGXで殴られることです。
プレシャスボールが出てからのルガゾロは、ドローサポートが基本的に細くドローをゾロアークGXに依存している構築が多めなので、ゾロアークを立ててこないってことはまずないと思っています。なので最初のサイドはゾロアークGXで2枚で取るようにしましょう。

こうすると次のサイドはカミツルギでルガルガンGXを取れるようになります。 エスケープボードのついたジラーチと、カミツルギを同時に場に置いておくと、ブラッディアイでカミツルギが倒されても、レスキュータンカから即起動ができるようになるので相手に対してプレイングを悩ませます。

格闘道場が入っている型は、サイドを先行してしまうと、道場+ツメで切り裂くでラムパルドが倒されてしまいます。
そのため無理に倒さず、カミツルギを準備できるまでは、ポケモン研究所などを使い盤面を作っていった方が勝てる確率が上がります。

そうしてサイド4枚取った後は大体の確率でペルシアンGXのキャットウォークからのリセットスタンプ(ムサシとコジロウまで?)が飛んできます。
この時アローラベトベトンが立っているとジラーチが使えなくなるので後は引き勝負になっては来ますが、ルガルガンGXを1体倒した後ならば、その他のアタッカーがゾロアークGXとペルシアンGXのみってことが多いので、ラムパルドにエネルギーが貼れれば勝ちってパターンが多くなってくると思います。

そのため、ドローサポートやグズマの枚数は意識して管理しておきましょう。 早めにアローラベトベトンを立てられてしまった場合は、クリーンヒットで倒すのも手です。その場合はさらに小物を倒すか、カミツルギGXのスラッシュGXを使うなどかして、カミツルギの技が強くなるサイド4枚条件を満たせるようにはしましょう。
そうすると、道場+ルガルガンGXにも対応できます。

このマッチアップはアローラベトベトン+リセットスタンプを突破できるかどうかが鍵になります。
それが来るまでどれだけ場を作り、山を圧縮できているかで勝負が決まります。

-tier2-

・パンプジン 6:4
アバゴーラ次第です。最初のポケモンけんきゅうじょでプロトーガを置くようにしましょう。
このデッキを重く見るならアバゴーラを2-2積んでみましょう。そうすると勝率が8:2ないし9:1になります。

・カラマネロ系統
ガブギラ 5:5
ウルネク 2:8
スペネク 1:9

不利マッチです。 ジラーチが入ってる型が多いと思うので、序盤のけんきゅうじょではズガイドスとプロトーガを置くようにしましょう。
アバゴーラでエスケープボードを働かないようにさせれば相手が動けないターンが出てくることもあります。
相手の基本的なアタッカーはギラティナと想定すると、こちらのアタッカーはフーパを用意する必要があります。フーパ1体でサイド2枚を取れるぐらいの回り方でないと勝つことは厳しいです。
レスキュータンカの宛先は全てフーパに裂きましょう。

ガブギラの場合、ジージーエンドが厄介なので、ラムパルドで攻撃するとき以外にはラムパルドにエネルギーは貼らないようにしましょう。
しかし、ガブギラが出てきたら勝機は出てきたようなものです。
フーパでサイドを3枚取りながら、ラムパルドを複数用意しつつ、ワイルドボンバーでガブギラを取れれば勝ちです。

ウルネクはギラティナ蘇生からの滅亡の光でジラーチがとられることから不利、スペネクに関しては有効な技が何一つないため完全に不利なマッチとなります。

・ミュウミュウGX
オンバーンGX非採用型 8:2
オンバーンGX採用型 2:8

オンバーンGXを採用しているか、していないかで勝率が変わってきます。採用している構築に対して、ディストーションもきついですが、ラウドソニックをされたら闘エネルギー以外のエネルギーを貼れなくなり、ワザを言えなくなります。こうされると現在の構築では厳しいです。対策するとしたら、キリンリキを入れ、基本エネルギーを増やしてオンバーンをトラッシュからロストゾーンへ送るのが有効だと思います。 逆にオンバーンGXを採用していない型に対しては、TAGTEAMに対して強いデッキの為有利に戦えます。

-tier3-

・ピカゼク 5:5
弱点を付けるから有利マッチのように思えますが、実際はタッグボルトでラムパルドを2体取れるため、結構厳しいマッチアップです。
意識する点としては、とにかくラムパルドを切らさない事。このマッチアップに関して勝ちやすくするにはディアンシー♢を採用しましょう。
クリーンヒットでデデンネGXを取れるようになり、サイドを取れる率が上がります。採用しない場合は3-3か3-2-1でサイドを取るようにしましょう。

・ジラサン 3:7
不利マッチです。有効なアタッカーはアバゴーラとフーパです。アクアインパクトでサンダーをOHKOでき、こだいのしきたりでエスケープボードを無効にできるため優先して立てに行きます。また、フーパのあくのいましめもジラーチが複数出ている状態でならそれなりのダメージが出ます。ラムパルドがあまり有効打にならない点が不利な点であるのにもかかわらず、タッチで入っているカプコケコGXやフェローチェ&マッシブーンGXを倒すために1体は作っておかないといけない点が難しいです。このマッチを有利にするにはアバゴーラの増加をしましょう。

・ギガスHAND 7:3
ひたすらラムパルドを立てて、ひたすらクリーンヒット。
HAND側の壁がフーパやレジギガスの場合を想定しています。弱点なので有利。

・エンニュートHAND 2:8
リセットスタンプが入っていないので不利。

・悪軸 9:1
GXはほぼ採用しておらず、クリーンヒットでマニューラGXをOHKO、TAGTEAMをワイルドボンバーでOHKOできるので、ラムパルドさえ立てば、不利な点が見当たらないです。

・フーパブラッキー 9.5:0.5
フーパが来てもブラッキーが来てもひたすらクリーンヒット。ブラックマーケットだけいつでも割れるようにしておきましょう。まず負けないです。

・サナニンフ 3:7
ほとんどの構築がムウマージを採用している為、不思議なことづけでのサイド調整をされると、カウンターエネルギーを働かせることが出来ないので不利です。ラムパルドを切らさないように戦いたいですが、あえてズガイドスのまま置いておき、相手のカウンターキャッチャー及びグズマが切れてからラムパルドを立てて戦うのもありです。相手は最大でもことづけを2回しか打ってこないと思うので(3回打つとTAGが1体でもやられたら負ける為)そこまでにラムパルド以外が倒されている状態であればチャンスはあります。

・ヌオーバレット 5:5
メインアタッカーがGXでありワイルドボンバーが刺さる点、ヌオーで殴ってきてもクリーンヒットで返せる点は有利ですがフリーザーが重いです。

・ズガアーゴ 4:6
サイド3の時のアーゴヨンが重いです。ボルケニオンやバクガメスなどの非GXの処理も難しいのでこのくらいの評価。

・三鳥 3:7
スカイレジェンドGXが重いです。序盤からズガイドスを複数消されると、厳しいです。1体ラムパルドまで行ければ、ワイルドボンバーで処理できるので戦いにはなりますが、後続を育てるのが難しいです。

・マタドガス 7:3
化石ポケモンはたねポケモンではないです。なのでけんきゅうじょで出した状態でもマタドガスの特性でダメカンが乗らないです。
また、クリーンヒットでOHKOできるのでラムパルド1体でマタドガス2体くらいを持っていけます。のろいのおふだが厄介な場合はアバゴーラを立てましょう。逃げるが重いため縛られると厄介なので、超ブーストを貼って攻撃できるようにするとよいです。

・モクナシ 8:2
TAGTEAM 2体倒して勝ちです。

・ヤドコダ 8:2
TAGTEAM 2体倒して勝ちです。

こう列挙してみると、tier3以降のデッキにはあまり有利がついていないです。そのためメタを絞って使うデッキという立ち位置になっています。

5.当日のマッチアップ(たかぼー)

たかぼー選手の当日のマッチアップです。ドラマティックな裏話もここで登場します。

Day1
◯ガブギラムウマージ
×炎ミュウミュウゾロアーク
◯ズガドーンアーゴヨン
◯ラムパルドプテラルガルガン
◯マタドガス
◯ガブギラカラマネロ
◯レシリザヒードラン
◯ルガルガンゾロアーク
◯ルカメルダダリン
8勝1敗 12位通過

Day2
◯◯ルガゾロ(配信卓)
×◯[サドンデス×]ゾロペルフェロマッシ
ベスト32

<詳細レポ>
Day1
1戦目 ガブギラムウマージ 6-5 ◯
先行。
序盤にひたすら研究所からズガイドスを展開。ことづけ2回からの黒帯ジージーエンド、カラミティエッジでサイドを先行されないようにラムパルドが場から消されていく。残りサイド4-3になったところで黒帯カウンターワイルドボンバーでガブギラを倒し、残りサイド1枚のところでスラッシュGXを決めて勝ち。カミツルギGXのおかげで楽に勝てた試合でした。

2戦目 炎ミュウミュウゾロアーク 5-4 ×
先行。
ゾロアークが複数出てきたので、クリーンヒットでサイドを取り切るプランに。プラン通りにゾロアーク2体倒すも、リセットスタンプ打たれて勝ち筋のグズマが流される。山札に2枚残っているも数ターン引けず、時間切れ。

3戦目 ズガドーンアーゴヨン 6-3 ◯
先行。
お相手事故気味もズガドーンGXにサイド2枚先行される。黒帯カウンターワイルドボンバーでズガドーンGXを倒す。返しにサポ引けなかったようで殴って来ず。こちらはラムパルドを3体立てて、グズマ超ブーストエネワイルドボンバーでテテフ倒して、ビーストリング起動圏外にして、そのまま押し切り。

4戦目 ラムパルドプテラルガルガン 6-4 ◯
先行。
ここに来て想定していかなったラムパルドのミラー戦です。しかもお相手にはディアンシー◇が採用されていたため、ラムパルドにレインボーエネルギーを貼るとクリーンヒット140Dで一撃されるので、不利マッチです。
こちらはサイド先行させて、黒帯クリーンヒットで相手のラムパルドを途切れさせるプランに。ジラーチ2体で盤面を完成させ、相手に先にサイド先行されます。サイド差を埋めるためにグズマでプテラを呼んでワイルドボンバー…という痛恨のプレミをしてしまい、サイド2枚先行されます。そこからラムパルドを2体倒してから、グズマで再びプテラを呼び、カウンターエネカミツルギのダイキリでプテラGXを一撃し、残りサイド2-2に。相手の場からラムパルドが居なくなり、途切れず殴り切り勝ち。

5戦目 マタドガス 6-3 ◯
先行。
マタドガスがHP120でクリーンヒットで一撃なのと、こちらのデッキには呪いのお札を無効化するアバゴーラが採用されていて、かつ進化ポケ主体なためマタドガスの特性の影響が最小限に済む点で有利マッチです。
順調に盤面を完成させ、マタドガスを倒し切り有利に進めて押し切り勝ち。
ただベンチを多く出し過ぎてしまい、無駄にダメカンを蓄積させたことで、もしマジカルスワップを決められてたらラムパルドが全滅される恐れがあったのはプレミでした。

6戦目 ガブギラカラマネロ 6-5 ◯
先行。
ガブギラマネロは五分〜不利の相性。GXが盤面に出ていればやや有利な印象。2積みのフーパが重要なマッチ。
想定通りに先にギラティナが殴ってきて、フーパで一撃しつつ、ギラティナの技を一回耐えて、サイド差を巻き返して勝ち。

7戦目 レシリザヒードラン 6-5 ◯
後攻。
先1カキをレシリザに決められ、2ターン目からヒードランに殴られる。アブソルが刺さったのと、やぶれかぶれで手札流されたのもあり、殴り始めるまでにサイド3枚先行される。黒帯カウンターワイルドボンバーでヒードラン→レシリザと倒していき、最後はスラッシュGXで…残りサイド1枚に埋まっていた。終盤リセットスタンプ打たれて負けを覚悟していましたが、願い星からグズマ引けたので、フーパでやぶれかぶれマーシャドーを倒してギリギリ勝ち。

8戦目 ルガゾロ 6-4 ◯
後攻。
定石通りクリーンヒットでゾロアークを倒していき。終盤スタンプ打たれなかったので、楽に勝てた。

9戦目 ルカメルダダリン 6-3 ◯
先行。
鋼エネとダダリンが見えたので、LOではないと判断。ルカメルを1体倒し、2体目も超ブーストエネワイルドボンバーを決めて勝ち。

Day2
1戦目 ルガゾロ ◯◯
この対戦については配信されたので、裏話メインで振り返ります。

①サイド2-3の場面。死に出しでなぞの化石を出したターン。カミツルギを引ければダイキリでルガルガンGXを一撃出来る場面でしたが、引けず。仕方無くクリーンヒット。
次のターン、アセロラ打たれて無傷のルガルガンGXにラムパルドがつめできりさくで110ダメージ。こちらのターンに入り、カミツルギ引くも、バトル場のラムパルドを逃がせず。実は前のターンにカウンターエネを貼っていれば逃がせたので、これはプレミ。
あと終盤、アバゴーラにカウンターエネ2枚とレインボーエネ貼ってサイド残り1枚にして、スラッシュGXでの勝ち筋を増やしたのは怪しいプレイング。実際は2枚目のスタンプ使われても、レインボーエネとグズマ引けたのは流石に引きが強過ぎた。お相手が終盤ねこびよりを連打してくれたおかげでポケモン研究所を言えるターンが発生し、ラムパルドを2体立てられてかなり有利になりました。

②カミツルギ(ダイキリ)初登場。解説者の方から「1戦目では隠していた」とのコメントがありましたが、先の解説通り、1ゲーム目では単純に出せなかっただけでした。
カミツルギをおとりにして、クリーンヒット2発でルガルガンGXを倒そうとするも返しにアセロラ。でもお相手がグズマでプロトーガを呼んでねこびより使ってくれたおかけで、パーツを揃えられるターンが発生する。
残り時間約3分、サイド2-2の場面からグズマでテテフGXを呼び、超ブーストエネルギーからのワイルドボンバーでサイド逃げ切る作戦に。結果的に投了を頂きました。

2戦目 ゾロペルフェロマッシ ×◯[サドンデス×]
①クリーンヒットでゾロアークGXを2体倒し、サイド4枚先行する。その返しにスタンプ打たれる。キャットウォークからフェロマッシとビーストエネを揃えられ、ジェットパンチ2回とビーストゲームでサイド4枚返される。グズマを引けば勝ちの場面が2ターン訪れるも引けず、ラムパルドが場から居なくなったところでこちら投了。

②お相手はベンチを絞って序盤からフェロマッシで殴ってくる。こちらは順調に展開していき、フェロマッシを倒す。
そこから記憶が曖昧で、制限時間が終わった時点でサイド5枚取得し、かつ相手が3枚だったので、2ゲーム目はこちらの勝ち。

③サドンデスに突入。
サドンデスはサイド1枚戦の特殊ルール。という事はリセットスタンプを打てば手札が1枚になります。
ここでお互いの勝利条件を整理します。
こちらの最速の勝ち筋は後攻1ターン目にカミツルギGXとレインボーエネを揃えてスラッシュGXを言うことです。
お相手の場合は後攻1ターン目にフェロマッシとビーストエネを引いて、こちらのジラーチorカミツルギorなぞの化石をビーストゲームGXで倒すことです。

ジャンケンはこちらの勝ちで悩んだ末、先行を選択。しかしこちらは種がなかなか出ずマリガン4ドローを許してしまう。
こちらはカミツルギスタートで、なぞの化石を出します。サポ使えずエンド。
相手は確かゾロアスタートで、プレシャスボールからフェロマッシ出してビーストをエネ貼ってグズマでベンチのなぞの化石が呼ばれてビーストゲームGX80Dで負け。
なぞの化石を出したのは痛恨のプレミでした。

6.JCSを振り返って、今後のラムパルド デッキ(たかぼー、くれす、mepo、マネージャーさつ)

たかぼー選手
このデッキ自体はトップメタ以外への相性が良くないため、負ければ負ける程メタ外を踏む確率が上がり、負の連鎖に陥る傾向があるのは自分以外の結果が証明しています。
想定通り、マッチアップにかなり左右される博打要素の強いデッキだったと思います。私自身は当たり運が良かったのと、有利マッチを1敗で抑えられたことで、トップメタを踏みやすくなり無事に予選を抜けられました。
このデッキを完成させ、JCSで使うのを決意させたのも、仲間のおかげだと思っています。世界まであと一勝だっただけにとても、悔しかったですね。
このデッキを配信卓で披露出来たのは今となっては良い思い出です。

くれす選手
今回自分はJCS前で390pt、50位という位置付けにおり、世界大会を狙うには7-2の90ptではないかと考えていました。
また、このデッキはメタに多く当たれれば勝ち続けられるが、1度負けてしまうと有象無象にはあまり強くないデッキのため、ラムパルドを使用するのは少し躊躇われました。
しかし、このデッキの完成度の高さと面白さに魅了され、初見殺し的な部分もあるので、メタを多く踏むことを祈ってこのデッキを使うことに決めました。
結果的には序盤に三鳥に多く当たってしまったりしてしまい、思うようにメタに踏めないゾーンに入ってしまったという、最初の懸念事項そのままになってしまったのですが笑
(4-5で0ptという…)

しかし、たかぼー選手が世界にあと1勝まで迫るところまで行ってもらい、仲間としていい夢を見せてくれたデッキでとても愛着があります。
プレイヤースキル的にも他のデッキを選んでいたら世界行けていたかというと、そうでもないと思っているので、「みんなで同じデッキを使い、誰かが勝ち上がる」という仲間としての意義を果たせたという意味では成功だったのではないかと思っています。

mepo
私のCSP的にはJCSでベスト8以上になれれば世界大会への出場権を獲得できる状態でしたが、家計の都合上(笑)JCSでベスト4を取れなければ世界大会に行けない状況でした(要はTAを取れなければ世界大会に出れない)。
ということもあり、一発逆転を狙えるデッキで行くことが絶対であった為、トップメタに有利なこのデッキで行くことは必須でした。
最初は私以外はこのデッキは使わないだろうと思いながらも調整を図っていましたが、練習を重ねていくうちに調整メンバーがこのデッキを好きになって行くことがわかり、最終的には5人でシェアして大会に参加したのはいい思い出です。チームではありませんが、久しぶりに団結力を感じました。皆のコメントでもある通り、最低でも一人はDay2へ連れていければと思い、結果それが叶った事は幸いですが、たかぼーに後一つ勝って欲しかったなぁと今でも思ったりしてしまいます。
しかし、このラムパルドってポケモンは、現在の「リミックスバウト」発売後の環境に存在するアローラペルシアンGXをクリーンヒットで一撃できる事、今後発売されるであろう新規TAGTEAM GXポケモンをワイルドボンバーで一撃できることから廃れないカードだと思っています。
このポケモンを生かしながら新たな相性のいいカードと組み合わせたりして、読者の皆様に使っていただけたら幸いだと思っています。

マネージャーさつ
私は、元チームメンバーの三人にこの場を借りて二日間、お疲れ様と言いたいです。
たかぼー選手が、day2に進出を決めた時、みんなで大喜びできたこと。また2日目、観戦時、みんなで手を繋ぎ、たかぼー選手を応援して悔しいとみんなで、悔やんだ場面にいれたことを幸せに感じます。
この環境を作ってくれたのは、たかぼー選手の2年連続day2進出の実力は勿論、デッキを提案したり、積極的に意見を出して、最後まで「みんなで、このデッキを信じよう」と底上げしてくれた、くれす選手、mepo選手にも感謝してます。
また、協力してくれた全ての皆様にこの場をお借りして、お礼を申し上げます。
ありがとうございました。
来シーズンもこの喜びや感動を味わうため、微力ながら、仲間のために頑張りたい。
仲間とポケカする意味は、大きいものがあります。これからも、ポケモンカードを楽しみたいと思っています。

7.オルタージェネシス(新弾環境)後のラムパルド

9月22日のCL東京大会に向け、約2週間前の9月6日にオルタージェネシスが発売されます。
そのカードリストが発表される前の事前カード紹介で革命的なカードが公開されました。それが、

グズマ&ハラ です。

画像9

化石デッキのネックであった、ポケモン研究所に触れないでやりたいことが出来ないということがほとんどなくなると共にくろおびやエスケープボードとカウンターエネルギーの同時サーチが可能になります。
デッキが回らないこと及びワイルドボンバーが打てないということがなくなり、ラムパルドデッキのやりたいことができるようになります。4枚投入します。

また、タッグコールでグズマ&ハラをサーチすることが可能なので、1、2枚刺して置くと安定度が上がります。

それを踏まえたレシピが以下になります。

画像10

ジラーチやHP130の1進化非GXを倒したかった場面が多々あったためディアンシーを採用、ルガゾロの使用率は減ると考えカミツルギを抜きました。グズマ&ハラで安定して研究所に触れるため、マサキの解析が抜けました。代わりに中盤から終盤にかけてドロー枚数が多いエリカのおもてなしを増やしてます。また、ぼうけんのカバンも必要がなくなったため抜けました。代わりに終盤の逆転を鑑み、リセットスタンプを投入しています。

9月15日更新

最新の環境を踏まえたレシピ

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採用したカード

・フェローチェ&マッシブーンGX+ビーストエネルギー

グズマ&ハラで同時にサーチが可能である為、終盤スラッシュGXでなく、ジラーチ等HPの低いポケモンをビーストゲームで倒しサイドを2枚取って勝つという予想外の動きができるようになります。苦手であるカラマネロ系のデッキに圧力をかけられます。

・マーシャドー(リセットホール)

オルタージェネシスでスタジアムをサーチが容易になった反面化石デッキにとって厄介なカードが出ました。

混沌のうねりです。

画像11

対戦を先行で始められなかった場合、このカードを置かれてしまうとたとえポケモン研究所を引けたとしても、そのターン研究所の効果を生かすことができません。とても厄介なため何かしらの対策は必要です。スタジアムをトラッシュするカードはこのカードとフィールドブロアー、主にこの2種が挙げられます。触りやすさとしてはどちらも五分程度と思いますので好きな方を採用してみてはいかがでしょうか。今回はレスキュータンカで再利用の効くマーシャドーを採用しています。

☆新弾環境デッキとのマッチアップ予想
3神TAG(アルセウス&ディアルガ&パルキア)GX 6-4
オルタージェネシスの追加効果を使われると進む残りサイドが6-4→3-4→3-2→0-2で勝てます。なのですぐオルタージェネシスを撃ってくる相手には有利です。しかし、最初の1枚を取るため、普通に倒して来た相手には、サイドの進みが6-5→3-5→(オルタージェネシス)3-3→3-1→0-1となり多分勝てます。
GXが場に出ないことを祈りましょう。途端に負けます。

アクジキング&アーゴヨンGX 4-6
カラマネロ軸ぐらいしか想定してないのですが、色的にミュウミュウとオンバーンGXと組み合わせる事も容易で、入ってくると勝てないです。

フライゴンGX 3-7
クリーンヒットで3パン必要なため多分勝てないと思います。

ミミロップ&プリンGX 10-0
こんな軸のデッキは無いと思うけど、絶対負けないです。

8.CL2020 東京大会を終えてのマッチアップ

メルメタルルカリオGX(メルカリ)9:1

普通にラムパルドを展開していきます。そのうちの1体にレインボーなどの闘エネルギーとなるものを集めて貼っていきます。3枚貼れたらワイルドボンバーが打てますよね。なので2枚ついたくらいで相手はそこを倒してきます。そうするとカウンターエネルギーが働くのでワイルドボンバーで倒します。
次にすることは2進化ポケモンを3体以上場に置くことです。なぜなら超ブーストエネルギーを働かせるために必要だから。

グズマで化石ポケモンがやられたら、タンカでひたすら戻し、ひたすら研究所を使い復元し、グズマハラで超ブーストをサーチしつつ、3体並べることができたら、もう1体のメルカリを倒して勝ちです。相手はカウンターを働かせたくないから、サイド4枚を取ることは絶対にしないでしょう。アブソルが入っているとジラーチが寝れないので若干不利で、そこだけは倒してもいいかもしれないです。

ゴルーグ 0.1:9.9
ほぼほぼ無理だと思う 笑

3神へのマッチアップが間違ってたので訂正します。今回自身が使ったのが3神ユキメノコでした。それを運用するのにわかったことは、場に3神は2体置かないということです。なのでサイドレースはオルタージェネシス打たれたとして、6-4、3-4、3-2、1-2および2-2、X-0 となり負けます。なので3-7 程度で不利。です。

以上でございます。
何か質問がございましたら、twitterのmepo(@meponne)、たかぼー(@takabou_orz)までDM等頂けると幸いです。

ご購読ありがとうございました。

※本文の無断転載禁止

画像引用元 https://www.pokemon-card.com

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