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初めての展示会 初めての営業

こんにちは!「めおと」ブランドマネージャーの中川です。

夫婦ふたりで楽しむ暮らしのギフトブランド「めおと」。
そんなブランドの立ち上げ秘話をnoteしています。


初めての展示会 初めての営業

さてさて前回の続きから・・
▼前回の記事はこちら

2022年4月、東京ビッグサイトで『国際テーブル&キッチンウエアEXPO』が始まった。
(お客様、来るかなぁ・・)とドキドキしながら待つ。

最初の1時間ほどは、お客様もチラホラいらっしゃる程度。
(初めて出展する会社のブースに、なかなか人は来ないかぁ・・)なんて思っていたが、
お客様が引っ切り無しに来る時間帯があった。
あるお客様の応対をしていると、別のお客様が寄ってきてくれ、1時間ほどぶっ通しで話している。そんな時間。

その中には、業界素人の我々でも名前を知っている、老舗百貨店、有名小売店、テレビでよく見る通販会社の担当者さんなどもいた

担当者さんは、私より年下の人のほうが多く

私:「どうですか?この包丁」
担当者:「いいですねぇ。素敵です」
私:「え?じゃあ取り扱ってくれるんですか!?」
担当者:「ははっ、それは検討してみないと」
私:「いやいや、とりあえずやってみましょうよ。ところで担当者の〇〇さんて珍しい苗字ですね。どちらの出身ですか?」
担当者:「結婚して〇〇に変わったんです。家も旦那の実家の近くに引っ越して」
私:「へぇー。じゃあ友達とかいなくて大変ですねぇ」

といったように話が盛り上がると、脱線していくのが私の営業トーク。
一緒にいた海外部の部長からは、
「社長は盛り上がってくると、タメ語になっていきますよね。それが社長っぽくていいですけど」
と言われる。
自分としては、担当者さんをこの後飲みに誘っている気は毛頭ないのだが。笑

ちなみに私、社会人経験は20年くらいだが、BtoBや法人営業の経験はほぼない
新卒時代、先輩にくっついていった程度。
あとのキャリアは、ネット通販やWeb広告運用など、パソコンに向かって行う仕事という内勤マンです。

この日は大手有名店の他、大阪府から来ている商社関係の人も多かった印象。
大阪の人はとにかく商売熱心。年齢問わず、商品のこと、コンセプトのこと、会社のことなど、とにかくよくコミュニケーションしてくれた。

展示会前、配布するリーフレットやWebサイトを作る際に、ライターの人から

どんな特徴の包丁?」
「なぜ“めおと包丁”なの?」
「コンセプトは?」
「なぜ包丁を作ったの?」
「プラスワイズってどんな会社?」
「なぜ新潟県三条市の会社が、岐阜県関市で包丁を製造したの?」

などを聞かれていたので、特徴やコンセプトの質問にはジタバタしない。

掛け率(小売店さんや代理店さんに定価の何%で販売するかを表す比率)は探り探りだったので、途中から相手方に聞いていた。

相手方:「ところで掛け率は何%ですか?」
私:「うーん。逆に何%だとテーブルに載るんですか?」

すると意外と教えてくれる。
 
相手方:「弊社のキッチン用品ですと、だいたい〇〇%くらいですねぇ」
私:「そんなに安いんですか!?いやぁそこは検討させてください」

掛け率の相場情報もだいたいわかってくる。
展示会開始前の想定よりは全然低い。
 
といった感じで展示会は3日間続いた。
たまに来る忙しい時間と、その何倍もある、ぼぉーっと立ちっぱなす時間を繰り返しながら、特にトラブルなく終えることができた。


数十枚の見込み客の名刺を手に入れて、次は営業へと向かいます!!