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#18 やっとわかってきた雑貨流通のカタチ

こんにちは!「めおと」ブランドマネージャーの中川です。

「ふたりで楽しむ暮らしのギフト」をコンセプトとした
ブランド「めおと」
そんなブランドの立ち上げ秘話をnoteしています。

めおとWebサイトはコチラから▼▼


やっとわかってきた雑貨流通のカタチ

さてさて前回の続きから・・
とは言え連載noteは前回から3カ月空いてしまいました💦
変わらぬお付き合いをお願いします。

「めおと」は2022年9月、『東京インターナショナル・ギフト・ショー2022秋』に出展した。
2022年4月の『国際テーブル&キッチンウエアEXPO』に続いての出展。

前回の展示会の様子は以前のnoteから▼▼

この頃はまだ、包丁を含む雑貨業界の知識が浅かったので、とにかく場数を踏むため勢い任せの連続出展。(今考えればペア包丁1種類の展示会出展は、勇気あるチャレンジと言わざるを得ない。笑)

そこで気付いたのが、同じ雑貨系展示会でも展示会によって違いがあるということ。

『国際テーブル&キッチンウエアEXPO』は展示会名のとおり、周りもキッチン用品メーカーが並ぶ。おかげでキッチン用品を探すバイヤー様のブース来店率も高かった。

対して『東京インターナショナル・ギフト・ショー』は、規模と扱う商品の幅が大きい
隣近所が必ずしもキッチン用品のブースではなかったため、ブース前をスルーされる確率も高かった。
「これだけ大規模だと、目当てのブースをあらかじめ決めてから来場する人が多いのかなぁ」などと考えていた。

とはいえ、新規で「めおと」のブースに来店する人がいないわけではない。
百貨店のバイヤー様が訪れて『あら、この包丁なかなかいいわね』と商談が進むことも。
前回の展示会で勉強しているので、百貨店が包丁1種類で取引してくれないことはわかっている。
(百貨店に何万種類と並ぶ商品を、1社1社のメーカーと取引していたら、百貨店の事務処理とバックヤードはパンクする。それゆえに、大手の小売店は取引社数を増やしたがらない)

そこですかさず、
私:お付き合いのある商社・問屋さんはどこか教えてもらえませんか?
バイヤー:A社、B社、C社が多いかな。
私:A社は弊社も付き合いがあります。そこから納入することも可能です!
(実はA社へは、訪問したことがあるだけで正式な取引はないのだが)
バイヤー様からもA社の担当者さんに、「めおと包丁」を見積して欲しいと言っていただけると助かります。
バイヤー:わかった。言っておくね。
私:ぜひ、よろしくお願いします!!

言ってみるものだ。この作戦で行こう!

大手小売店のバイヤー様が来店されたらまず、直接のお取引が可能か確認。
ダメならすかさず、ひいきの商社・問屋を確認する。
A社はキッチン用品業界では大手商社なので、必ずと言っていいほど名前が上がる。
あとは上記と同じパターン。

こうすることで、展示会後にはバイヤー様からA社へ「めおと包丁」に関する問い合わせが何件か入る。
そうすればA社も「めおと包丁」を放っておけないはず。

そして案の定、9月の下旬頃に、A社の担当者から、私の携帯に突然電話がかかってきた。
めおと包丁の件、正式に契約したいのだけど、東京まで来れますか?

「契約するだけで、東京まで?」と一瞬思ったが間髪入れず
「すぐ行けます!いつがよろしいですか?」と返答。
 
こんな風に大手キッチン用品商社と、契約することができた。


次回は新商品の開発へと進んでいきます!