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#4 救世主との出会い
こんにちは!「めおと」ブランドマネージャーの中川です。
「めおと」は夫婦のためのブランドです。
提供するプロダクトにより、夫婦の時間が創出される、または二人の時間が思い出される。そんな商品を提供しています。
救世主との出会い
さてさて前回の続きから・・・
めおと包丁の製造先が見つからないまま、年始から年配の人の来客があった。
私は面識ない方だったが、海外部の人間が「あれ?〇〇社長!」と出迎えに行く。
(どこかのメーカーさんかな?)と思いながら仕事をしていたが、どうやら包丁について打ち合わせをしているよう。
「あちらは、どちら様?」と聞くと
「岐阜県関市の包丁メーカーの社長、〇〇さんですよ」と教えてくれる。
最近、包丁のことばかり考えていた私はすかさず、
「話の途中にすいません。ちょっとこれを見てもらいたいのですけど・・・」
と打ち合わせに割り込みして、完成している包丁のイメージ図と、3Dプリンターで出力したサンプルを見てもらう。
イメージ図を見て、サンプルを握った社長は、
「これを製品化できたら売れるね。」と一言。
「おぉー!」と喜んだ私は、
「では、これを一緒に製品化していただけませんか?」とすぐにお願いしてみる。
そんなに考えず「いいですよ。」と社長。
「え!?今いいって言いましたね!? 絶対やりましょう!」と私。
その場で握手をして、「次は私が岐阜県関市まで、挨拶をしに行きます」と約束をして別れる。
後で聞いたのだが、社長は、新潟県燕三条の取引先の新年会へ来たついでに、最近やたら発注が来るプラスワイズという会社を見に、アポなしで来たという。
まさに救世主!!
(こんなに話が早くていいの?でも相手は社長だし。)
この数カ月、地元の燕三条ですったもんだしていた自分が、バカみたいに思えた。
新潟県燕三条の商売人として、地元で製造した商品を売り出したいと考えていたが、その想いも消えた。
(産地にこだわるより、人との出会いだ!!)
以降、ブランド「めおと」の商品は、まず企画とアイデアを先に考え、それを実現できる工場を全国から探す。というスタイルになった。
次はやっと、自分史上初のオリジナル商品開発が始まります。
そしてさらに、出会いも続きます。