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『グラデーションの価値』

始めに結論からお話しさせて頂くと、グラデーションが必要で大事やなぁって話です。

ここで言う『グラデーション』とは、白と黒の『間』、灰色のような部分のことをイメージしてもらえたらと思います。

 僕はコミュニティについて考えることが良くあります。 「まちづくり」なんて言葉はあまり好きじゃないけど、その界隈で仕事をさせて頂いているので、「地域」や「ローカル」と言った領域での活動を日々行っております。 『コミュニティの中で生活と仕事をどやうやって維持させていくか』について考える事がライフワークみたいになってます。

そんな所から、思うことをとりとめもなく書かせて頂きます。
わかる!って方、またお話しましょうw


【グラデーションってどゆこと?】

人は色んなコミュニティに所属していると思います。自治会、学校、職場等。僕が考えるコミュニティの最小単位は家族です。家族ですら、ある種のコミュニティだと考えられると思います。
 それぞれのコミュニティは、共通認識や、目的、ゴールみたいなものがあったりします。

自治会 = 地域の安全安心の暮らし
学校  = 勉強・部活動を通した成長と卒業
職場  = 会社の目標・経営方針
家族  = 一つ屋根の下、快適な生活と日々の楽しみ、喜怒哀楽の共有。

日常的にこのような事を常に意識している訳ではないと思いますが、大小に関わらず存在しており、みんな知らず知らずのうちにこの目的のためにコミュニティとして共存していると思います。

しかし、 『全員一緒の熱量と想いでコミュニティに属しているか』と言われると、そうではないと思います。

自治会費は払ってるけど、いつか引越しするし、、、
みんな進学するって言うけど、就職考えてるし、、、
自社のために一生懸命働く人もいるけど、転職を視野にステップアップとして働いているし、、、

想いはバラバラやけど、共通の目的の上で共存している。
この様な状態を僕は『コミュニティのグラデーション』と呼んでいます。


【グラデーションのメリット】

グラデーションがある事により、自由度が上がります。
やったり、やらなかったり。
来たり、来なかったり。
入会したり、退会したり。

 余白みたいな部分が生まれるので、コミュニティへの関わり方は人それぞれです。 自由が担保されることで、創造的なアイディアが生まれたり、思いもよらない出会いがあったり『新しい』が生まれやすい環境と言えます。

 個人的にはこの『余白』が一番大切だと考えてます!

【グラデーションのデメリット】

意思決定が難しくなる。 です。

誰かにとって良いものは、誰かにとって悪いものかもしれません。その状況下でもコミュニティ維持のためには決断が必要な場面が出てきます。 その時の意思決定にブレがあると活動を前に進める時にスピード感に欠けたり、全員のモチベーションが下がったりする場合があります。

  解決策は、『意思決定プロセスを決めておく』につきます。 迷ったらこの人に決めてもらおう とか、 迷ったらこの会議で決めよう とか です。 また、この決定方法をコミュニティメンバーが共通認識として持っておく事も重要でり、コミュニティ維持には欠かせないと思います。

ここで、大事なのは、意思決定方法を行うにおいて、上下関係を作ることで解決してはいけないという事です。


【グラデーションの作り方】

 関係性におけるグラデーションってい言っても、どうやって作るのかわからに。うまく関係性を保つためには、ある種のヒエラルキーが存在するのではないか。と考えてしまします。
 僕は、ヒエラルキーとして捉えるのではなく、役割だと考えています。上下の関係性ではなく、全員がコミュニティの一部分として存在しているような感覚。
 
そのためには、

多様性を受入れることが重要 と考えます。
また、答えの出ない状態を許容すること も必要かなと思います。
 
多様性を受入れると言っても、無法地帯となってしまっては、コミュニティの維持が難しくなります。しかし、ヒエラルキーが強く、抑制が多くなっても健全なコミュニティとは言い難い。

ここで、凄く重要だと考えているのは、

コミュニティの中と外を自由に行き来できるような人、コミュニティを俯瞰して見ていてくれる人をチームに入れることです。


 自分事としてコミュニティに向き合いながらも、時には冷静にコミュニティ全体を把握している。
冷めているかと言われるとそうではなく、時には誰よりも熱心にメンバーに熱い想いを伝え続ける。

 そんなメンバーがコミュニティに関わってくれていると凄く頼りになるに違いありません。
因みに、僕たちのメンバーはそんな役割を数人が担ってくれているように思います。時々交代しながら、持ちつ持たれつ。僕は頼ってばかりになってますがw


【グラデーションは本当に必要なのか】

 コミュニティの方向性によると思いますが、僕は必要だと思ってます。
コミュニティを維持するにせよ、拡大していくにせよ、関係している人が全員違う人間である限り、性格も生活状況も様々。 そんな状況で皆んなとの繋がりを作るには、やはりグラデーションのような場所、

川と海の汽水域のような場所は凄く大切だと思います。

何かと何かの『間』は、何かと何かを繋ぐ役割をになっており、 凄く大切な存在だと思います。


丁度いい塩梅を作ることは凄く難しいと思いますが、僕はこの「間」に価値があると信じており、関わる人みんなに楽しく、気持ちよく、楽しく過ごしてほしいなと心から考えています。

是非、menuのみんなに会いに来てください。なにより一緒に楽しみましょう!


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