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【高校3年生へ】成績アップのグラフは二次関数型!まだまだ諦めない!!

「大学入学共通テスト2021」まで残り100日少々になりました。
受験生、特に高校3年生にとっては、大学入試とは当然初めての体験でもあり、尚且つ今年は大学共通テストの記念すべき(?)第1回でもあり、全てのことが初物尽くしです。

さらに追い打ちをかけるようにコロナウイルスの影響で、学校のカリキュラムや行事ごとに様々な影響が出ており、この先も非常に見通しにくい状況が続くことが予想されます。

さらにさらに、この時期になると、模擬試験を受ける機会が徐々に増えてきます。その中で、思ったように成績上昇の実感がない場合、精神状態が非常に不安定になる受験生が、多く出てくる時期でもあります。

この不安な時期をどう乗り越えるか・・・。
不安な気持ちで日々過ごしている高校3年生に、エールを送る意味でこの記事を書いてみました。

成績は二次関数のグラフのように上昇します!

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高校3年生にとって、大学受験の難しいところは
受験勉強を始めて、すぐに結果に表れないことです。

例年であれば、高校3年生は、夏休みに鬼のような勉強量を稼ぎます。
(1日12時間程度の勉強時間は当たり前です。私が勤務していた予備校の校舎では当たり前でした)

ところが、8月・9月・10月あたりの模試で、夏の頑張りが成績の上昇に直結する生徒は少ないのが現状です。そのことにショックを受けて勉強量を減らしてしまう、下手をすると受験勉強そのものを辞めてしまう生徒もいます。

高校3年生の成績上昇は、二次関数の放物線のグラフをイメージして頂きたいと思います。正しい方向性で、勉強量を減らさず頑張っていれば、どこかのタイミングで突如成績が上がり始めます。

成績が上昇し始めるタイミングは、知識量・演習量が共に一定のラインまで
積み重なった時
だと考えています。
成績が思ったように上がっていない生徒によくあるのが、予備校や塾の授業を受けるばっかりで、知識だけが増えて、演習量が増えていないパターンです。ある程度知識が増えた後は、どんどん問題演習を進めて頂きたいと思います。

そして成績が上昇し始めると、高校3年生(現役生)は天井知らずで成績が伸びていきます。これが現役生の強みです。

本格的に受験勉強を始めてから、成績が伸び始めるまでには、少なくとも3か月は掛かるといわれています。正しい方向(知識量・演習量ともに増やしていく)で、勉強量を稼げているのであれば、その勉強量をそのまま継続させることです。このタイミングで勉強量を減らしてしまったり、諦めてしまうことはしてはいけません。今までの自分の頑張りを信じて頑張って頂きたいと思います。

恐れずに、模試を受けましょう!

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10月~12月にかけては、各予備校主催の「○○本番模試」などが行われます。

「成績が上がっている自信がない・・・」という理由で、貴重な機会を放棄してしまう生徒もいるようですが、恐れずに受験してもらいたいと思います。

各大学には、大学ごとの「問題の傾向」があります。早い人は大学ごとの過去問をどんどん解き始める時期に入ってきていますが、「○○本番模試」はその傾向を知る大きなチャンスです。また、外部会場での模試は本番の雰囲気を知る貴重な機会です。本番の試験会場の雰囲気に飲まれて普段の力を出せずに不合格になる生徒もたくさん見てきました。問題だけではなく、「空間的な慣れ」も、模試を通じて早めに行ってもらいたいと思います。

そして模試の「やりっ放し」は厳禁です。模試は受けた後が大切です。必ず解答・解説を確認し解き直し/やり直しをすること、予備校で解説授業があるのであれば必ず受講することを意識してください。

模試で出来ていない部分は、自分の「伸びしろ」です。次に同じような問題が出てきた場合は、その問題が解けないといけません。そのために模試の解き直し/やり直しは絶対に必要です。

模試を受ける⇒やり直しをする
この繰り返しを積んでもらいたいと思います。

特に今年は「大学入学共通テスト」の第1回です。出題形式がどのようになるか、各予備校がしのぎを削って精度の高い模試を制作してると思われますので、是非受験して頂きたいと思います。

まだまだ勝負はこれから!自分を信じて頑張れ!

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模擬試験というのは時に残酷で、奈落の底に突き落とされるような絶望感に襲われてしまうことがあります。

「夏休み、あれだけ勉強したのに…。 
 成績は上がるどころか、下がっている。もう受験勉強なんてやめて
 いっそのこと、専門学校に行こうかな…。

 そうだ!東放学園(放送系の専門学校)に入って、
 ディレクターになろう!!」

そして、いろんな専門学校に資料請求の電話をして…。

高3、9月の私です(笑)

結局思い直して、大学受験の道を選択したのですが
今考えるとそんなことをしている時間が無駄でした。

11月後半の模試で、驚くほど成績が伸びていたのです。

同じような生徒たちを、この目でたくさん見てきました。

まぁ私の場合は、11月後半の模試で出た「A判定」という結果に満足して(調子に乗って)しまい、ロクに過去問演習をせず、入試本番で不合格になるという失態を犯してしまいましたので、模試で良い結果が出た場合でも、粛々と勉強を継続してもらいたいと思います(笑)

私が言いたいのは
一回の模試の良い・悪いで一喜一憂せず、勉強し続けること
です。

正しい方向で努力できていれば、結果は必ずついてきます。

学校行事や、学校のテスト、さらに模試など色々なことなどが重なって大変だと思いますが、今まで頑張れた自分を信じて、継続してください。
勝負はこれからです。

みなさんの奮闘を祈っています!

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