産業カウンセラー養成講座5日目
今日は産業カウンセラー養成講座の5日目。
1.面接実習
2.対話分析の基礎
1.面接実習
目新しい技法等はなく、これまで学んだ技法を習得することに主眼を置いたものですが、一点だけ違うのは「クライエントの言葉の背景を理解しようとする」ことに今まで以上に重点を置くという点。
当然だろと思われるかもしれませんが、技法とこれを両立しようとするのは難しい。ものの見事に粉砕しました。
前回は技法の活用に意識が行きすぎたため、今回は技法に捉われすぎずに良い意味で頭を空っぽにして臨もうとしましたが、まあうまくいかないです。
技法とクライエントの話に意識を向けることのバランスがうまくいかない。
意識していないと、技法的、カウンセラー的にNGな受け答えをしてしまったり、頭の中とは裏腹に共感的でない言葉を紡いでしまったり。
本講座にはすでにカウンセラーとして活躍されている方や、心理系の大学の卒業生・在学生の方が多くいらっしゃるのですが、ぼちぼちそう言った方達との差が如実に表れてきたように感じています。
2.対話分析
対話分析というのは、面接でのカウンセラーとクライエントのやり取りを正確に文字に書き起こしたもの(逐語記録)を検討分析し、より良い応対を学ぶことです。
これまでの人生において、これほどまでに人との対話や言葉の1つ1つ、その背景にある相手の感情を理解しようとしたことはないです。
ものすごく難しい。
でも楽しい。
「腹が立っているんです」という言葉ひとつとっても、そこには怒りだけではなく、不安や寂しさ、自分への情けなさがあるかもしれない。
色々な感情がないまぜになって「腹が立つ」という言葉が紡がれている。
今までの自分が如何に言葉を表面的にしか捉えてこなかったかに気づかされています。
まだまだ基礎の基礎を学んでいるところですが、このような考え方を習慣化して、ごく自然に他者の感情に思いを馳せることができるようなれば、普段の他者とのコミュニケーションも変わるかもしれない。
そんな期待をしています。
おわりに
実は産業カウンセラー養成講座が始まる前は気が重いです。
前日なんてどんより曇り空な気分。
朝も全然スッキリ起きられない。
理由はカウンセリング実習が全然うまくできないからです。
フィードバックもらって、毎回結構凹んでます。
だけど講座が終わると「少しだけど何か得られたな」とは思えるのも事実。
これをやりきれば大きなものを得られるだろうという感触もあります。
というわけで次回も頑張ります。