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誰もが嘘をつく「砂上の法廷」主演:キアヌ・リーヴス

法廷もの、できれば、巧みなどんでん返しがある映画を見たくて選んだ一本。本音の感想から言えば、ズッコケてしまった。2時間見た後で「う~ん」と首をひねるような映画を見ると、時間のロスが痛すぎる。まあ、そこまで酷評する映画ではないんだろうけれど、とにかく期待値が高かったのが失敗。だから自分のせいだ。

砂上の法廷(あらすじ)

弁護士ラムゼイ(キアヌ・リーヴス)は、公私ともに付き合いのある家族の弁護を引き受けることになる。自身も大変お世話になった大物弁護士が家の中で刺殺されたのだ、状況から見ても犯人は息子ただ一人。しかし、息子は頑なに黙秘を続ける。どのように弁護すればよいか糸口もつかめぬままラムゼイは、手探りの弁護を続ける。

しかし、突然、息子が口を開き衝撃の事実を告げた時、裁判は思わぬ方向に転がりだすことになる。

誰もが嘘をつく

ラムゼイ(キアヌ・リーブス)は冒頭で「証人たちは(法廷では)嘘をつく」と告げる。アシスタントの女性は「ウソ発見器」との異名をもつ若い女性、証人たちの証言に違和感を感じ、誰もが本当のことを言っていないことに気づく。検視官、少年の母親、プライベートジェットの乗務員、警察官、近所の住民、誰もが何らかの嘘をついているのだ。

そして、この映画のクライマックスでの少年の証言(自白)さえ、真実ではないのではないかと直感する。そして、誰よりも大きな嘘をついている奴がいるのだ。ネタバレをした瞬間に、この映画の意味が9割なくなるので、ここでは何も言わないでおきたいけれど・・・。

監督は弁護士資格を持つという。裁判というのが、真偽を調べる場ではなく、騙し合いの場であるという監督の主張は分った。現実が分かっているということなんだろう。ラストシーンは、何となく読めてしまった感じではあったが、それにしても多少なりとも信じていた人に騙されるというのは、後味の悪いことだと実感した。

嘘って苛立たしい。そんな嫌な気分を味わせてくれる映画だった。ある意味、狙い通りなのであれば、それなりに評価される映画なのかもしれない。1時間半は決して長く感じなかったしね。

感想まとめ

どんでん返しとか、予想のつかないラスト!と言われると、それを期待して見てしまうので期待値が無駄に上がってしまうのだろう。レビューもあまり見過ぎると、ラストが分かってしまうので、あまり深くは読めないし、、、映画の選び方って難しいと実感している。

こうなると、自分とセンスの合う映画評論家のレビューを参考にするのが良さそうだ。

#コートニーハント #キアヌリーヴス #レニーゼルヴィガー #サスペンス #メンタル #映画  

大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq