男性更年期障害(LOH症候群)の治療方法と費用を調べてサプリを飲むことに決めた経緯。
男性更年期障害(LOH症候群)を疑ってから、色々調べている最中だ。40代になってからの体調の激変(凹み)や心身の状態を考えると、男性更年期障害(テストステロン値が減っている)を確信している。
なかなか、近所には男性更年期障害を診てくれる泌尿器科・メンズヘルス外来はない。しかし、いよいよになったら受診したいので、事前に男性更年期障害の治療方法や治療期間、費用や代替療法などを調べてみた。
そして、調べてみて、まずはサプリからやってみよう!ということになったので、その顛末をまとめておこう。
男性更年期障害の治療法
まずは、男性更年期障害・LOH症候群かどうかを確かめるために、泌尿器科や男性の悩みを扱っているクリニックを探さなければならない。ざっと調べてみたところ、ED治療やAGA治療などを行っているクリニックは、男性更年期障害の治療を行っているようだ。
ただ、こういうクリニックは、アンチエイジング界隈の雰囲気があり自費診療などのメニューも多く、お金がかかりそうな不安も感じさせる。ほとんどの病院には、具体的な治療費用の記載がないので、これでは受診に躊躇するではないか。
人によって症状は異なるので、なかなか一概には言えないのかもしれないが、もう少し情報を開示して、患者の不安に寄り添ってほしい。ということで、自分なりに調べてみた。
治療法1:ホルモン注射
第一の選択肢は、低下しているテストステロンを補うための筋肉注射だ。男性更年期障害と診断されれば、保険適応になるので、1回あたり750円くらいで注射できる。多くの病院では、4週間に1回・250mlのテストステロンを注射するようだ(注記:保険適応にならない場合もあるらしい)
ホルモン注射のメリットは、一気にテストステロン値を上げることができること。デメリットは、上がったテストステロンは一気に下がることだ。短期的に元気になるには良いかもしれないが、あまり効果が長続きしないことを覚えておきたい。
男性更年期障害の治療法としてのホルモン注射は「溺れている人がつかむ藁(わら)」のような効果と考えると良いかもしれない。まずは少しでも元気を取り戻したうえで、生活習慣を整えたり、漢方を使って体質改善したり、自前でテストステロンを作れる身体を作るのだ。
治療法2:飲み薬
メチルテストステロンという飲み薬があるそうだ。しかし、重い肝障害を引き起こすリスクがあるため、ほとんど使用されていない。日本で流通している飲み薬では、ローリスクで男性更年期障害に効果のあるものがないので注意したい。
治療法3:軟膏やゲル剤
皮膚に塗りこんで使うタイプのテストステロン軟膏やゲル剤もある。しかし、保険適応ではない。海外から医師が個人輸入する場合は、月に数万円かかることもあり、現実的な治療法ではない。
しかし、落ち込むなかれ。市販の軟膏は使えそうだった。例えば、大東製薬のグローミンは、薬局やドラッグストアで購入できる。1か月4000円程度だ。
グローミンなどの軟膏は、登録販売者や薬剤師に相談しながら店頭で購入することが可能だ。しかし、医師の診察を経ないで使うのは若干の不安もある。男性更年期障害の診察を受けて治療を開始したうえで、ホルモン注射とグローミンなどの併用が現実的だろうか。
治療法4:漢方
そこで、上記のようにホルモン注射や軟膏で、何とかテストステロン値を向上させつつ、ホルモンを補っても、自前でテストステロンを作り出せないことには、治療期間は永遠?(死ぬまで)に続くことになる。そこで体質改善が必要だ。体質改善には漢方の力を借りるのが良い。
幸い男性更年期障害に用いられる有名な漢方がある、「補中益気湯」だ。胃腸の調子を整え「気虚」を改善する、元気を補う漢方だ。補中益気湯の処方でテストステロン値の向上やストレスホルモンのコルチゾールの低下が確認されている。参考:補中益気湯が有効であった 男性更年期様症状の検討
医師も処方することができる。
副作用も少ないため、ホルモン注射などを使うにしても、体質改善効果を狙って補中益気湯を使用してみたいところだ。医師が処方するタイプに加えて、薬局やドラッグストアで購入できるタイプもある。一か月3000円~4000円程度なので効き目を試してみるのもよさそう。
男性更年期障害治療の副作用
外部からホルモンを注入する治療法には副作用もある。特に注意したいのは、前立腺がんを持っている場合は、がんが成長してしまうことだ。そこで、ホルモン注射をする前には必ず前立腺がんのチェックをすることになっている。
また、長期間に渡る男性更年期障害のホルモン療法は、自前でテストステロンを作り出す力を減退させる。精子の数も減り男性不妊の原因にもなるかもしれない。使わなければ作らなくなるのが身体の仕組みなので注意したい。ホルモン治療は長期間行わず、漢方やサプリなどで徐々に体質改善をしていきたい。
男性更年期障害とサプリ
堀江重郎医師によると、男性更年期障害と関係があるサプリはビタミンB群、ビタミンD、亜鉛などだという。この中で、私が特に注目しているサプリは亜鉛だ(すでに、ビタミン剤は摂取しているから→【保存版】実家に送ったメール(今飲んでいるメガビタミン・サプリと飲み方と買い方))
サプリ1:亜鉛
男性更年期障害と亜鉛には密接な関係がありそうだ。亜鉛不足=精力不足だ。亜鉛が不足すると精子が減少し、精力も弱くなってしまう。亜鉛不足とテストステロンの濃度低下に相関関係があることも分かっている。
亜鉛は血液検査で簡単に分かる。私もスポット検診で亜鉛検査だけを行ってきたばかりだ。亜鉛欠乏と診断されれば、医師から亜鉛製剤を処方してもらうことも可能だ。
亜鉛が不足していることが分かれば、亜鉛サプリを使用するのも一考だ(闇雲に亜鉛を摂取すると、銅が不足して副作用があるので注意しよう!)
ただ、サプリの中には亜鉛の含有量が少ないものもあるようなので、医療機関でも使用するようなサプリや、評価の高い有機サプリなどを使用するようにしたい。私が目をつけている亜鉛サプリのリンクを貼っておく。
サプリ2:アシュワガンダ
もう一つ、私が選んだサプリがある。アシュワガンダだ。アシュワガンダは、アーユルヴェーダで使われる有名なハーブだ。アシュワガンダは疲労回復・抗ストレス成分を含むアダプトゲンとして定評あるサプリだ。
アシュワガンダはホルモンバランスを整えて、精力を回復する。飲んで効果を実感する人が多いサプリなので、おそらくテストステロン量も増えるのではないか!?(と、予想している)
つまりは、精力回復系サプリは、だいたい男性更年期障害と関係があるだろう。その中でも最も効果があり、安全?そうなものを選んでみたというわけだ。iherbのリンクはNOTEに貼れないっぽいので自分で調べてほしい。
注記:医薬品なみの効果(リスク)?があるので、2013年以来、日本ではサプリとして入手できない。サプリを買うには、iherbなどで個人輸入しなければならない。この点、多少のリスクはあることを理解したうえで、自己責任で試してほしい。
男性更年期障害かどうかを調べる方法
私の場合、男性更年期障害の症状が、どのように変化していくかを知りたいと思ったため、まずはサプリを試すことにした。病院に行くとすぐに治療が始まってしまうからね。
しかし、男性更年期障害かどうかを診断もせずに、サプリでアプローチをするのも不安なので、以下の3つの検査は行った。
1:男性更年期障害のセルフチェック(AMS)
実際の医療機関でも問診と共に、このセルフチェックを参考にするようだ。身体・精神・性的能力の3つの指標で、男性更年期障害の可能性が分かる。ちなみに、私は60点以上の高得点をマークした!(涙)
2:唾液検査(テストステロン簡易測定)
唾液でテストステロン値を調べる方法だ。堀江医師が関わるHPテスティング®を利用した。一回の検査は3000円前後。高いと言えば高いが、唾液を専用パックで指定機関に郵送するだけで男性更年期障害の可能性が分かるのはありがたい。
3:亜鉛検査(血液検査)
テストステロン値と血液中の亜鉛量は非常に深い関係がある。テストステロンを補充しても亜鉛不足だと、自前でテストステロンを作り出す能力が回復してこない可能性がある。そこで、男性更年期障害の可能性を踏まえて亜鉛検査を行った。
亜鉛検査は、近隣の病院では、1000円~1500円で行ってくれる。血液検査をして、結果は郵送で送られてくる。この結果を踏まえ、亜鉛不足なら亜鉛サプリも追加しながら体調の変化を見たい。
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以上、3つの検査は、それほどの負荷がかからず自分でもできる男性更年期障害の可能性を調べる方法だ。この結果をふまえて、男性更年期障害に対する私のアプローチをまとめておきたい。
男性更年期障害に対する私のアプローチ
現在のところは、男性更年期障害もどきだ。診断は受けていないから。でも、診断を受けることが目的ではない。体調を回復することだ。そこで、自分で考えてみたアプローチをまとめておく。
1:サプリの服用
アシュワガンダ・亜鉛などのサプリを服用して1か月単位で様子を見る。もしくは、補中益気湯などの漢方を使用する。綿樽日誌にサプリを飲んだ量や体調なども書き込んでいるので変化が分かるはずだ。
2:ストレス対策
男性更年期障害の主な原因はストレスによるテストステロンの激減だ。思い当たる節がありすぎる。コロナ禍での完全在宅ワークに加えて、昨年の激務・ストレスはひどいものだった。一気に薄毛が進行した。
お風呂に入ること、運動すること、日を浴びること、オンとオフを分けること、楽しみ事を見つけること、熱中できることを行うことなど、ストレス対策にしっかり取り組んでいきたい。
これまでストレス対策をおろそかにしてきたので、ストレスと上手につきあえる人になりたい!
3:3か月で行う振り返り
医師の診察を受けないで自分で男性更年期障害を脱しようとしている、この戦略がうまく行くかは分からない。やはり、医師に頼ったほうが良いのかもしれない。それを調べるためにも、まずはサプリなどの効果が出てくる3か月くらいを目安にして、自分の心身の状態を振り返るつもりだ。
Googleカレンダーに振り返りを行う日を決めておいた。4月末だ。色々な仕事にも一区切りつくので、これでも体調が改善されていなければ、メンズヘルス外来などを受診しようと思っている。絶対に病院に行くのが嫌だというわけではないのだ。
その時には、この記事を残しておいたことが良かったと感じるだろう。
まとめ
男性更年期障害の原因は急激なテストステロン値の低下だ。徐々に進行すると、単なる「衰え」「老化」としか見えないだろうが、急激に下がると病的な状態として自覚される。
噂に聞いていたが、40代になってからの心身の落ち込みはひどいものだった。今、自覚できてよかった。ただ、徐々に衰えていくだけだったら、何の手立ても持たず、老人になっていただろう。「これはおかしい」と気づいたからこそ、アクションを起こせるのだ。
男性更年期障害について調べ始めたのも、WEB記事で特集を見かけたからだ。そして堀江氏のLOH症候群を読んだこと。ほんと、一つのきっかけが人生を好転させることがあり得る(と思っている)
この記事も、同じように力を失くして悩んでいる中年男性の悩みに一筋の光を照らすものになれば良いと思う。
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さんざん考えて取り組んだが、男性更年期障害(LOH症候群)ではなさそうだった。
大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq)