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自尊心っていうのは、「今のままで自分が価値あると思えるか」なんだって

自尊心の低さは破壊衝動を起こしがち。どんなに優秀でも

意味ない読書

最近、後輩が社会人になり仕事に苦労していることを聞きました。

私なんぞは、「最初なんだし、慣れないことが多いよね〜」ってくらいにしか思わんのですが、その後輩は

自分にできないことが多く、それで自分に失望してしまって、どうしようもない・・・

などど言いました。

はっきり言いますが、その後輩は私なんぞよりも優秀な人間です。

サークルでも、リーダーシップを発揮したり
その物事についての研究をし、自分の意見を明確に持ち
一人でいる時も練習量は誰にも負けない

っていう、本当に敵わん後輩だなぁなんて思っているくらいです。

そんな彼が、仕事でつまづき、それが続いてるだけで自信喪失になるとは個人的に意外な出来事でした。

でも、たくさん練習したり、研究したりして改善を重ねていくということはめちゃくちゃ素晴らしいことの反面

今の自分を受け入れていない証拠

なのかもしれません。

実際、

・今だけだし、学びがあると思えるならいいんじゃないかな?
・むしろ若いうちに多くミスをして怒られた方が後になって楽じゃない?
・これまでも乗り越えてきたんだから大丈夫だと思うんだけどな?

っていう風に色々と、理由付きで励ましても、「自分はダメなんだ」ということを頑なに信じているみたいでして・・・

そんな後輩は、本当に優秀なんですけども、自尊心は低いのかなぁと思ったりしました。

心理学の世界でいう、「自尊心」とは

今のままで自分に価値があると思うこと

であり、そう思えるなら十分に自尊心はあるんじゃないかと。

そして、多くの研究で自尊心が低いと、破壊衝動に陥りやすく、将来的な損失を起こしがちです。

正直、自尊心が低いことは、不安症やうつよりも危ういものです。

だから、今の自分をある程度認めつつ、上を目指す気持ちを持ち続ける心を持つことが長い間行動することには不可欠だったりします。

では、自分を認めるにはどうするかっていうと

自分を、自分としてではなく最高の親友として扱うこと

っていうことです。

そしたら

・自分のミスくらいなら誰だって経験があるでしょ
・まぁまぁ、今は美味しいものでも食べましょ
・誰かに助けてもらって、少しずつ楽になろう

っていう風にふわっと前向きに捉えられます。

人間の不思議現象ですけど、確かに相手に対してはいくらでも優しい声をかけれるのに、自分になるとなんでか認められなくなりがちなんですよねぇ。

そういった「自分の受け入れ」ってとても大事だよなぁと後輩を見ていて思いました。

「自分の受け入れ習慣」についてはACT(アクセプタンス・コミットメント・セラピー)が良さそうなので下記の本をお勧めしました。

このまま潰れるような人じゃないと思いますが、潰れたら本当にもったいないのでぜひ読んでほしいものです。


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