「自分は失望されたくないから働くんだ」と思うと結局無力感に苛まれる件〜〈パワーポーズ〉が最高の自分を創る〜
自分に価値を感じない、「インポスターシンドローム」のワナ
著書『〈パワーポーズ〉が最高の自分を創る』でとても共感する部分を発見しました。
それは何を行っても
・自分が無能だっていつかバレるんじゃないか?
・あの時はたまたまうまくいっただけだ
・こんなにやったのに全然上手じゃない・・・
という考え方から抜けられなかったことです。
これを専門用語でインポスターシンドロームといいます。
私自身、高校生の頃なんかめちゃくちゃ顕著でして、不安で不安で仕方がないから勉強していました。
そして自分が勉強していないと価値がないとさえ思ったこともあります。
「勉強すること」の目的が、「自分を立派に見せたいから」ということだけでした。
今にして思えば、そんなんじゃ思うような成果が出せるはずがなかったのです。
働きすぎている方は、インポスターシンドロームの疑いあり
本書によると、どんなに成功している人でも70%はインポスターシンドロームの疑いがあるみたいです。
自分はこの場にふさわしくないのではないか?
そう思うことがインポスターシンドロームの特徴です。
なんとなく、自分の能力に自分の感情が納得できていない感じですね。
自分で判断できないから、相手の目が気になって仕方がない状態になってしまうんですよ・・・
必要以上に失敗を恐れてしまい、失敗しないために働きすぎることもままあります。
・失敗の恐怖から逃れようとさらに頑張る
・でも必ず失敗は起きるので、結局はヘコむ
・インポスターシンドロームが悪化!
・さらに失敗しないように頑張る
・ますますインポスターシンドロームが悪化!
みたいなスパイラルに陥りがちです。分かるなぁ・・・(笑)
インポスターシンドロームにどっぷり浸かると、自分の存在価値が分からなくなりどんどん自発的な行動を起こさなくなることがわかっています。
「何をしたってムダなんだ!」っていう考えから抜け出せなくなるんですねぇ。
結果として「言いなり」の人生になり、しんどいものになります。
インポスターシンドロームに立ち向かうにはどうすればいいのか?
インポスターシンドロームは多くの方がかかりやすく、人生を苦しいものにするものです。
まだ、「これだ!」という決定的な対策がないのも難しいところです。
あるあるですけど、人って
第3者から見た視点だと結構的確なアドバイスが言えるが、自分ごとになると視野が狭くなってしまいがちになる
という性質を持っております。
だから自分とは適度な距離を置くのがいいと考えられ、そのための手段として「マインドフルネス」があります。
他にも
・信頼が置ける人に、「自分は無能だと知られるのが怖いんだ」と素直に話す
・成長マインドセット(人間は努力次第で人生を変えられるという心情)をもつ
・完璧主義をやめ、「失敗は誰にでもあるし、失敗しない日なんてない」と思う
こういった、認知の歪みを直すことが有効だと考えられています。
なんだか主題から離れていますが(笑)、インポスターシンドロームは根強く、多くの方がかかりがちだと聞いて書いてみました。
認知の歪みを直す本も載せときますんで、もしよろしければ参考にしてください。
参考文献:『いやな気分よ、さようなら』
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