シンプル、ゆえにそう生きるのは難しいのかもしれない〜死ぬ瞬間の5つの後悔〜
死ぬまでにやりたいこと
今回は著書『死ぬ瞬間の5つの後悔』について述べていきたいと思います。
本書のテーマは介護職に勤めている著者、ブロニー・ウェア氏が見てきた患者たちが語る、
「死ぬ瞬間に後悔すること」
です。
社会人としてまだまだバリバリ働いておりますと、自分にはまだ時間があると思わさせます。
しかしながら、私を含めて誰だっていつかは亡くなるものです。
多くの事例で自分の「死」について考えると、「大切なことを大事にしよう」と込み上げ、その人にとって生産的な行動を取ることが明らかになっています。
とはいえ、自分自身の大切なことって実はなかなか分からないものです。
特に、元気で健全でいると多少嫌なことだって出来ちゃったりします。
だから、本当はちょっと嫌なのに気にしないで頼まれごとをやったりしてしまいます。
しかし、嫌なことが蓄積されていくと人生にだんだんと色がつかなくなるものです。
そして、自分の体が思うように動かなくなると
「もっと〇〇しておけばよかった・・・・・」
と後悔がつのるものです。
ここからは本書が語る「死ぬ瞬間の5つの後悔」を述べていきます。
本質は、自分の心とちゃんと向き合わなかったことにある
本書によると「死ぬ瞬間の5つの後悔」とは
「自分に正直な人生を生きればよかった」
「働きすぎなければよかった」
「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」
「友人と連絡を取り続ければよかった」
「幸せをあきらめなければよかった」
というものです。
中でも、一番上の「自分に正直な人生を生きればよかった」が一番多い後悔です。
そこから分かることは
自分に正直であることは勇気が要る
ということ。
人間である限り、誰だって周りに染まるものです。
むしろ染まる遺伝子が強いからここまで生き残ってきました。
「適者生存」の頂点である人間ゆえに、最大の仇ともなるのです。
だから、相応しい環境を自分で見つけ、あるいは創ってその環境で過ごすことが一番後悔のない人生といえるのだろう、と感じました。
染まる生き物だからこそ孤独になる。そして問う。
自分自身を含めて人間は染まりやすい生き物ですし、
正直に生きるといってもその「正直」はころっと変わりゆくものです。
情報過多なこの時代、「自分」を保てる人は貴重だと感じます。
自分を保っている人は揺るがぬ信念のもと、進み続けていくのでしょう。
ではどうやって揺るがぬ信念を築いていくか?
それは簡単で、「いっとき関係を断つこと」です。
言い換えれば孤独になることです。
もちろん永久ではなく、たまには人と関わる時間を全て絶ってみることです。
スマホのような連絡手段も絶って
本のような偉人との対話も絶って
テレビなんぞは言語道断レベル
まで徹底してみることです。
そうなるともう、「考えること」しかできなくなります。
そして人間が何より嫌うのは「退屈」です。
だから、考えて考えて、向き合う時間を意識しなくとも作られます。
孤独の時間はナチュラルに自己分析できたりします。
個人的に効果的だった自己が分かるための問い
よく
「今全てが手に入る、実現するとしたら何がしたい?」
という質問を自己分析では行います。
答えられる方はそれでもいいのですが、私の場合
「だったら何もしないかな。なぜならつまらないから」
って感じになってしまうんですよ(笑)。
だから、逆にこんな問いにしてみました。
「自分は何も手に入らないし、実現しない。そうだとしたら何する?」
失敗しかしないことを前提にして、
それでもやらずに入られないことこそやりたいことじゃないかなぁ
と思ったため上記のちょっと気分が悪くなる質問にしました。
個人的にはこれが刺さり、
「多くの文献・体験をあさり、新しい発見に感動して日常を過ごす」
というプロセス前提の生き方を見つけることができました。
結果にはとことんこだわるべきですが、それと同じかそれ以上にプロセスもこだわっていくことが大事です。
もし、宜しければ質問に答えてみてください!
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