脳科学と神経学から見る、「やり抜く力」の鍛え方はこれだ!〜科学的に証明された究極の「なし遂げる力」〜
ブレイン&ニューロハックして継続力を手にしよう
著書、『科学的に証明された究極の「なし遂げる力」』を読みました。
本書は
性格を変えずに、自分の特性を活かして継続力を手に入れる
ことをテーマにしております。
研究の方は結構専門的な用語が使われておりますが、
「どうすればなし遂げる力が手に入るのか?」
という大事な部分は分かりやすい本でした!
3つの行動タイプと7つの心に効く力
まず、本書によると、人間には
自動行動:無意識でやっている行動(相槌とか)
衝動行動:やめられない行動(タバコとか)
一般行動:自覚はあるが、意欲がない行動(筋トレとか)
といった3タイプの「変えようとしている行動」があります。
それに対して、従来「なし遂げる」為に言われていることは
・もっと情熱を高めよう!
・もっと動機付けをしっかりしよう!
・失敗した時のことも明確にイメージしよう!
みたいな、意欲やモチベーションを上げれば達成できるということですが、
「感情を高めること」をしてもすぐに元に戻るから、正直そこまで効果はない
ことが研究で明らかになりました。
行動に移す為には「心」をもっと繊細に扱うことが大切で言ってしまえば
・びっくりするくらい簡単にし、「できそうだ」と思わせる
・「思考」ではなく「行動」によってこれまでの心をリセットする
と言ったことが重要で、そんな心の力は7つあり
1.目標を小さく刻む:「ステップ」→「目標」→「夢」と行動を小さく刻み、ベビーステップでコツコツこなすこと
2.コミュニティ:周りから支援を受けたり、他者と競争したりするチームを作る
3.重要性を認識する:行おうとしている物事を「本当に」重要なものにする
4.簡単にする:文字通り、「めちゃくちゃ」簡単にする
5.ニューロハックス:これまでと違う「行動」をして無意識を騙す
6.夢中になる:夢中になるために、行動を魅力的なものにする
7.ルーチン化する:同じことを最小限の労力でしようとする脳の働きを利用し、行動を何度も繰り返す
これらの行動を、先ほど挙げた3つの行動タイプ(自動行動・衝動行動・一般行動)によって上の7つから選んで使えばいいとのこと
例えば、
「自動行動」:「簡単にする」「ルーチン化する」が有効。「人前で無意識に鼻をほじる」なら「手袋をつけて防ぐ」みたいな
「衝動行動」:「コミュニティ化」「ニューロハックス」が有効。「タバコをやめたい」なら「知人に連絡してタバコを預ける」・「タバコをやる前に運動する」みたいな
「一般行動」:上の7つ全て適用可能。後述します。
という風に、行動によって心の力を使い分けることが重要みたいっすねぇ。
根性がない自分の習慣化方法
最近、「運動」と「英語学習」を継続しようと思いまして。
そしてぶっちゃけると私はすぐに「疲れたなぁ」と言ってしまうほどの根性なしでして。。。(笑)
自分がとる「継続戦略」は
「複利」の力
を使うことを主としております。
例えば運動なら、目的はカッコイイ体を手にすることです。
そうなると「運動」だけをするのではなく「睡眠」・「食事」もカッコイイ体づくりに寄与しますので、そういった目的に寄与する行動を
ちょっとずつ変えること
をして掛け算的に行動していくことを主体としております。
なぜそういったことをしているのか、といいますと
1→2(5kgのダンベルを次の日10kgにする)よりも1→1.1(ダンベル5.5kg)の方が現実的な上に、項目を増やして掛け算していけば圧倒的な結果を得やすいから。
例えば、1→1.5になって、それが3項目(運動・睡眠・食事)あるとしましょう。
そうすれば1.5の3乗は3.4となり、これはダンベル15kgで鍛えることよりも楽に、効果的に鍛えることに成功します。
英語であれば、「リスニング」・「リーディング・「ライティング」・「スピーキング」で項目を分けてみるとイイ感じ。
ゆえに自分の場合、先ほどの項目によると
・目標を小さく刻む
・簡単にする
・ルーチン化する
この3つが効果的だということが分かりました!
あくまで自分の一例ですので大胆に行動を変えれるならば
・コミュニティ化する
・ニューロハックス
この2つがものすごく寄与するのでぜひ!
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