本当にダイエットをしたいなら、「腸内環境をよくする」しかない!〜ダイエットの科学〜
糖質制限なんかよりも、腸をいたわる方がいい!
”健康を保つ唯一の方法は、食べたくないものを食べ、飲みたくないものを飲み、したくないことをすることだ”
ーマーク・トウェイン
久しぶりに、ダイエットについて。
やはりと言いますか、痩せるためには
野菜をたくさん食べて、ジャンクフードを控える
ということに尽きるよなぁと感じさせる本を見つけました。
それが、ヒトの体に共生する微生物(マイクロバイオーム)、とりわけ腸内細菌研究の権威者であるティム・スペクター博士が書いた『ダイエットの科学』です。
本書では
朝食は毎日とったほうがいい!
運動しないと痩せられない!
痩せるには糖質制限だ!
みたいな、これまでダイエットの「常識」とされてきたモノをしっかり壊して
食べない時間を長くとる方が痩せる!
運動はしなくていい!
痩せるには「クオリティ」を意識した食事!
ということを提唱してくれる、当たり前の食事がとてもありがたくなる本です。
私も9月に比べると、今は7.5kg落とすことに成功してきたのですがその際に運動は一切やっておりません。
というか、運動は通勤(片道20分くらいの徒歩)で十分なんですよね。
それよりも大事なのは、
腸内環境をいたわった食事
です。それが冒頭に申し上げた「野菜をたくさん食べて、ジャンクフードを控える」ということ。
ジャンクフードを食べると腸内細菌が死ぬ
野菜に含まれる食物繊維は、腸内細菌のエサとなり様々な種類の腸内細菌を生み出します。
そして、ジャンクフードは、中に含まれる大量のトランス脂肪酸が腸内細菌を死滅させます。
しかも悪質なバクテリアを腸内に増やすことに繋がり、さらに弱い腸内細菌から死滅していくという・・・ジャンクフード恐ろしや・・・
それが、どう肥満につながるの?という疑問がありますが、腸内環境の悪化は脳の悪化につながることで説明しておりました。
腸内環境の悪化が脳の回路を変化させ、満腹中枢を機能させなくしてしまうんだと。
それ故に、食べ過ぎを引き起こし、肥満に繋がるんだとか。
それだけではなく、脳の悪化に繋がるのでジャンクフードが
うつ病の発症につながったり(全身の炎症が理由)
学習能力が明らかに低下したり
日常の活力を失ったり
といった、人生の質の低下にダイレクトに繋がります。太って見栄えも悪くなってしまいますし・・いいことないですね。
もちろん、これはジャンクフードを食べ続けた場合の話であって、週一くらいの頻度なら大丈夫だとも言います。
腸内環境を改善するための食材9選
なんだか、ダイエットの話というより、腸内環境の話になっておりますが、デブ予防や精神衛生の観点からもめちゃくちゃ大事です。
ジャンクフードに限らず
・現代人の腸内細菌の種類は、50年前にくらべて30%も減っている
・抗生物質を使って育った食肉が、大幅に現代人の腸内環境を悪化させている可能性が高い
・「無脂肪」系の製品は基本的にジャンクフードと同じで、腸内環境を悪化させる可能性のほうが高い
という説も出ていたので、先進国にいる以上、腸内環境は悪化していると見て間違いないかと。
だから、自分から腸内環境をいたわっていった方が良く、それが結果として痩せることにつながったりします。
なぜなら、腸内環境をいたわるということは食物繊維を積極的にとっていくく→野菜を積極的にとっていくことにつながるから。
野菜はジャンクフードに比べればはるかに低カロリーの上に、試してみたらわかりますがすぐに満腹になります。
物足りなさは感じますが、そこは肉・魚でおぎなうといい感じです。
また、炭水化物も米からジャガイモやサツマイモに変えるとこれまた満腹感があり、栄養も取れていい感じ。
最後に、スペクター博士によれば、腸内環境をアップグレードするためにオススメの食品9選を紹介しておくと
・ダークチョコレート
・コーヒー
・オリーブオイル
・ナッツ類
・ブロッコリー
・ガーリック
・ベルギービール
・青ネギ
・セロリ
というラインナップ。ベルギービールは意外だったなぁ。。。
ということで、健康になりたかったり、痩せたいと思う方は是非読んでみてください。
ついでに脳もアップグレードしていき、活力が上がります。