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「矢沢永吉72歳の挑戦」

NHKの「ニュースウオッチ9」で掲題の特集をしていた。デビュー50周年を迎える矢沢永吉さんが新国立競技場での有観客ライブに臨む。僕は、ファンではないですがが、共感するところが多かった。そして、矢沢のファンだったある男を思い出していた。

コンサートに臨むにあたりインタビューアーは質問する。「年齢的に、体力的に何か感じることはありますか?」矢沢さんは答える「メチャクチャあります。」正直で人間らしく、爽やかだ。

そして、私が最も引き込まれたのは、38分後からの彼の新境地。究極のエンターテイナーである彼は、いつもパーフェクトを目指してきたが、と、同時に「何か違うんじゃないか?」と疑問に思っていたらしい。

「気張れば、気張るほど、もっと大事なものが出せてないんじゃないか?」
「多分、どの仕事も同じなんじゃないですか?」
「楽しむ。これが大事」
「僕が本当に楽しむことができていれば、お客さんが見て、もっと楽しくなってくれる。」

究極のエンターテイナーである彼が自分本位を徹することに目覚め、それを語ってくれるのは、器の大きさを感じさせてくれる。

そして、新国立競技場の誰もいないアリーナで歌ったのが、彼が十代の時に作った「I LOVE YOU,OK」やはり本当のアーティストは、一周回って子どもになる。

ニュースウオッチ9(6/9放送分見逃し配信)
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2022060922599

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奥村一郎(メンタルパートナー、活動家、主夫)
I have a dream. 私の「夢」は、日本に活動家を養成する学校をつくることです。 私の「モットー」は、Life is Art. Life is Play. -生活をアートできるようになれば既に幸せ-