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「オカンの足」
オカンは、かかりつけの脳神経内科の医師に心拍数が100回/分以上あることを告げ、心電図検査をした。確かに頻脈が認められるので、内科への紹介状が出て、同じフロアにある内科を受診することになった。
初診の内科医は、メガネをかけた細身の少し神経質そうな若い医師だ。彼は、心電図検査の結果から心房細動であることを告げた。心房細動は脳梗塞や心筋梗塞の原因となる不整脈だ。問診に移る。
医師「足の浮腫(むくみ)はありますか?」
オカン「むくみ?あるかな?どうかな?」
医師「見せて下さい」とオカンのズボンの裾をまくり上げると、少し驚いたようにこう言った。「わ、すごくむくんでいるじゃないですか!」
続いて、触診に移る。オカンのスネの辺りを指で押し、弾力を診ている。
医師「ん?!浮腫(むくみ)ではないのか…」
オカンの足はとても太い。膝から足首にかけてほぼ同じ太さだ。丸太を想像してもらうといい。
私は大爆笑してるし、医師と看護師は苦笑している。オカンを取り巻く話は概ねこんな感じになる。
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![奥村一郎(メンタルパートナー、活動家、主夫)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141991994/profile_4bf5c5cedaa00a00ab849b6876719109.jpg?width=600&crop=1:1,smart)