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2025.02.20 日々
遠くで汽笛が聞こえる……
口座を解約するだけで時間がかかるものだ。もう一時間ほど確認を受けたり、書類の記入や印鑑の取り直しをしたりしている。
対応してくれている女性の行員さんは、己の仕事を全うすべく丁寧に進めてくれる。最近の銀行の不祥事を鑑みると(こうであらねば)とは思うが、多少の苛立ちを感じる。なぜなら… ギシギシと轍を軋ませながら向かって来ているやつらの存在を感じるから。
体を動かそうとジムに行く。いつもならボディコンバットに入るが、さすがに止めた。アークトレーナーとスミスマシンで汗を流し、サッと風呂に入る。確実に奴らは向かって来てはいるが、まだやらねばならない仕事があるのだ。
仕事を終えて、車を降り、玄関の上がり框に足をかけた時、やつらはもう来ていたのだ。己の右足を蹂躙して行く。何度も何度も鋼鉄の車輪で踏みつける。原形を留めているだろうか?なすすべもない。
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