「オカンの話」
数ヶ月ごとにオカン(実母)を病院に連れて行く。彼女は3月が生まれ月で、今年、80歳になるそうだ。私はオカンの誕生日を祝わないし、年齢さえ覚えていない。
オカンはとてもユニークな人だ。彼女のエピソードはたくさんあるが、パブリックな場で書くのはどうかと思っていた。しかし、八十になると聞いて突然書いておこうと思った。私の「オカンの話」にお付き合い下さい。
オカンはとてもおおらかな人だ。そして、とても大雑把な人だ。この二つの人格を私はギフトとして継いでいる。
私が小学生の頃、トースターでパンを焼いてくれる。二枚同時に焼けるやつで、焼き上がるとポンと飛び上がる昭和の定番機械。オカンの焼いてくれるパンは品質が安定しない。
ある時は、焦げてるやんというほどカッチカッチのパンが仕上がる。
私「お母ちゃん(私の当時の呼び方)、これ焦げてるで。」
母「このケッツネ色(狐色)がおいしいんやんか!」
ある時は、ほとんど焼き目がついていない、むしろ生ちゃうん?みたいに仕上がる。
私「お母ちゃん、焼けてないで。」
母「何言うてるの?このフワフワがおいしいんやんか!」
「どうやねん!」とツッコみたくなる。別のエピソードへと続きます。
I have a dream. 私の「夢」は、日本に活動家を養成する学校をつくることです。 私の「モットー」は、Life is Art. Life is Play. -生活をアートできるようになれば既に幸せ-