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皆さんが普段何気なく使っている「@」
恐らく「アットマーク」と呼んでいると思いますが、
そもそも誰かからこの記号の読み方を教わったことがありますか?
誰かがそう呼んでたから自分も「アットマーク」と呼んでいるのではないでしょうか。
実は「アットマーク」は正式名称ではないのです。
ANSI(米国国家規格協会)や、ITU-U(電気通信の標準化を目的として勧告を作成する国連機関)、
UNICODE(文字コードの業界規格)では、
「commercial at」(コマーシャルアット)が公式名称とされています。
「アットマーク」は日本での通称ですね。
ちなみに、国によって通称が異なります。
フランスでは「アローバ」
オランダでは「apenstaartje」(猿の尾)
スロヴェニアでは「afna」(猿)
ポーランドでは「małpa」(猿)
猿に例えがちです。
日本のJIS規格(JIS X 0208)では、「@」は「単価記号」という名称でしたが、
JIS X 0213で「アットマーク」という別称が加えられました。
単価記号は、本来会計の略記として一般的に用いられる記号でしたが、
1990年代以降にアメリカのプログラマー「レイ・トムリンソン」が電子メールのアドレスに使用したことで、
一般的に使われるようになったと言われています。
さて、難しい話しになりましたが、普段皆さんがなんとなく使っている言葉にも、
もしかしたら別の意味や、別の呼び方があるかもしれませんね。
言葉の意味を深く知ることも、面白いですよ。